消費者物価指数は予想どおりなのに、一気に129円割れの方向に動く
週末に下落傾向を見ていましたが、12日の消費者物価指数の発表でドル円も大崩れです。
12日の22時30分に発表されたアメリカのCPI、消費者物価指数は前月比-0.1%、前年比は6.5%でほぼ市場予想どおりの結果です。
市場予想どおりですが、ドル円は大きく動いています。
重要な指標の前後は投資しない方針ですが、ここまで円高に振れるとちょっと買いたくてウズウズしてしまいます。
先週の週末時点の予想では、ボックス相場への移行を見ていました。
メインのレンジは131円から134円を見ていましたが、下がりそうだったので下落幅は129.5円くらいまで見ていました。
丁度、この記事を書いている13日の深夜2時過ぎの時点で、129円も割り込みそうな水準まで下落しています。
つまり、見ていた下限の129.5円も割り込んできました。
アメリカ10年国債利回りも30年国債入札後に下落傾向です。
3時時点で10年国債利回りは3.44%まで下落しています。
ドルインデックスも102.10まで下落しています。
129.5円まで値を戻して安定すれば、買いに行きたいところですが、このまま128円を割り込みにいくようだと、ドル買いでは入り辛い相場になります。
10年国債利回りとドルインデックスを見る限りは完全に売りですね。
買いたくてウズウズしますが、ここで買い方向に走る人は完全に”割安感”で買っています。
大体後で「何でここで入った」と後悔する投資です。止めときましょう。
FRBの金融政策がキッチリ機能しているので、金利引き上げの効果で物価の上昇も止まってきたと考えられます。
ですが、まだまだ利下げを行うような段階ではありません。
金利を上げてからスグに収まる程、インフレは大人しくありません。
インフレ率が下がってくるまでまだまだ時間がかかるでしょう。
時期的に利上げの効果が出て、インフレ率が低下するまでどんなに早くても1年は必要でしょう。
年後半くらいまでは利下げの話は出てこないと思うので、円安傾向のトレンドから完全に円高にシフトしたものではないと思います。
とは言え、このところの円高急進を見ていると取引するのは恐ろしいですね。
ロットを下げていても恐ろしいので、ハイレバで取引している人は寿命が縮むでしょう。
こういう時はチャートは見ないのが一番です。
しばらく取引せずに静観しようと思います。
安全第一です。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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