財布へのダメージが大きい、根が深いインフレ
リタイアを目指す人が、普通に生活している人に比べて敏感に感じるものが支出の増加です。
コロナウイルスやロシアのウクライナ侵攻で、世界中がインフレに巻き込まれていますが、日本も輸入が中心なので、当然インフレに巻き込まれています。
キッチリ毎月いくら支出があるか、1円単位で確認しているリタイア希望者は、月に数百円でも変動していれば、すぐに支出が増えていることに気が付きます。
最近は、支出をキチンと管理していない(と思われる)普通の人も支出が増えたと実感しているようです。
日銀の「生活意識に関するアンケート調査」の結果でも、1年前と比べ物価が「かなり上がった」「少し上がった」と回答した個人の割合は合計94.3%に上昇したということで、普通の人でも物価が上がったと感じる状態まで物価も上がってきました。
過去最高はリーマン・ショック当時の2008年9月調査時だったようですが、どうせなら過去最高の物価高を感じた月はいくら支出があったのか確認してみることにしました。
家計簿をずっとつけているので、2008年9月はいくら使っていたのか確認できます。
ちょっと家計簿を見てみたら、9月の支出金額は191,447円でした。
2008年10月以降は16万円くらいまで支出が下がったので、一時的に2008年9月だけ支出が高かったです。
家計簿を見る限りではリーマンショック時の支出増は一時的なものでしたが、今回の支出増は原材料やエネルギー高によるコストプッシュインフレなので、根が深いです。
特にリタイアを目指していようが、リタイアを考えていない人だろうが関係なく支出する食料品や、光熱費の値上げなので地味にダメージが大きいです。
サイレント値上げと普通の値上げ、どっちが良い?
食料品の値上げが地味にキツイ今日この頃ですが、支出が増えるより腹立たしいのが、金額は変わらないけど、内容量を減らすサイレント値上げです。
4月からとんがりコーンやオ―ザックも量を減らすサイレント値上げの発表がありました。
とんがりコーンは75グラムから10%程度減らし、68グラム、オーザックは68グラムから20%減らし、55グラムになるようです。
トウモロコシより、じゃがいもの方が値上がりしているのかとんがりコーンよりオーザックの方が内容量が減っています。
私はあまりスナック菓子は食べないので、あまり気になりませんが、アイスも値上げのニュースがありました。アイスの場合はサイレント値上げではなく、単純に金額アップで対応のようです。
値上げとしては量を減らして金額が変わらないサイレント値上げより、量は減らさず金額を上げる普通の値上げの方が良いです。
折角食べたくで買ったのに、食べ終わった時、物足りないと感じるのでは買った甲斐がありません。値段が上がっても満足度は変らない方が良いです。
2つ食べないと満足できないとなったら、余計な支出が増えますし、必要以上に食べて太ることもありそうです。
狡いサイレント値上げをするくらいなら、普通に値上げするべきでしょう。
狡いインフレ対策を見た。
狡いサイレント値上げに対応するためか、狡い犯罪のニュースもありました。
たこ焼き600円を50円玉8枚で支払った中の2枚がワッシャーだったそうです。
そもそも400円しかないし、50円玉の代わりにワッシャーを2枚混ぜているので実質300円しか払っていません。
狡い犯罪ですが、50円硬貨に似たものを支払いに混ぜる脱法的なインフレ対策なのかもしれません。
店員もその場で気付けよと思いますが、不覚にも笑っちゃいました。
こんな脱法的なインフレ対策は問題外です。
ですが、インフレ対策は必要です。
リタイア後も今のインフレがずっと続くと、生活にも影響しそうです。
冷凍庫がパンパンになりますが、食料品高に対応するために野菜や肉を大量に買って冷凍保存を駆使していきたいです。
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