何を思ってリタイアブログを始めたのか。
昨日の話の続きです。
リタイアブログを書いている人が何を考えて始めたのかというのが気になったというお話です。
昨日はリタイアした人のブログを見て、リタイア生活の落とし穴について触れました。
今日は主題のリタイアブログを何で始めたのかについて話していこうと思います。
早期リタイアした人はリタイアブログを何で始めたのか。
昨日も書きましたが、リタイア後にリタイアブログを始めること自体は特におかしなことではありません。
何かやりたいことがあってリタイアした場合は、「ブログなんて書く時間無いよ。」ブログなんてやらずにやりたいことをしていると思いますが、リタイア後にブログを始めるような人は、文章を書くのが好きだったり、完全に無職になると社会の繋がりが無くなってしまうので、読者の反応が得られるブログを始めます。
ブログを始めると、WordPressの使い方を勉強したり、今までやったことが無いことが学べると思って始める人も居るでしょう。
もしかしたら、働いていない優越感から全世界に向けて「俺は働かないで生活してるぜ~ヒャッハ~」とアピールしたいだけかもしれませんが・・
始めた理由は何にせよ、ブログを始めること自体は左程おかしなことではありません。
というより貴重な体験を、いつでも読めることになるのでありがたいことです。
何故なら、社畜を辞めて早期リタイアを始める人というのは、存在自体がレアケースだからです。
早期リタイアもレアですが、さらにそこからブログを始めようという人は更にレアケースになります。
時間が余りに余っているので、何となく始める人は居るかもしれません。
ですが、そこからブログを長期的に書き続けられる人は、更に更にレアケースでしょう。
ブログを始めた人の7割以上が半年も続かないので、1年以上続けられるリタイアブログを書き始めた人は、1000人に1人も居ないかもしれません。
恐らくブログを始めることによって広告収入を得ようという人も居ると思いますが、リタイア後にブログを始めるような人は広告収入を当てにしてはいない傾向が強いです。
考えてみれば当たり前で、まだ始めてもいない。いくら稼げるかも分からないブログの広告収入をリタイア計画に入れてリタイアする人は居ないからです。
そんな人が回りに居れば、「リタイアすんの止めとけ」と止めたいところです。
リタイアしていないのに、リタイアブログを始めた人
早期リタイアした人がリタイアブログを始めた理由はこんなところだと思いますが、私のようにまだ社畜なのにリタイアブログを始める人というのも存在します。
こちらはリタイアしてからリタイアブログを始めた人とは、全く別物です。
ある程度文章を書くことが好きでなければ、長期に渡ってブログを続けることができないということはリタイアした人とも共通すると思いますが、社会的繋がりとか優越感といったもので始める人は居ないでしょう。
というより私と同様に、これから〇年後にリタイアする予定なんだけど、ブログの広告収入っていら位稼げるのかなと始める人が多いのではないでしょうか。
リタイアしようと思っていなければ、別のテーマでブログを始めているはずなので、わざわざリタイア前にリタイアブログを始めようと思うような人はリタイアしようと考えている人が書いているでしょう。
そして大きな違いとしては、ブログの広告収入についてはある程度当てにしているか、当てになるか判断するために始めている場合が多いだろうと思います。
ここで、広告収入の有無でリタイアする場合のケースを考えてみようと思います。
ケース1:広告収入無しで考えたケース
リタイアを目指す人がみんな大好き「逃げ切り計算機」で計算してみます。
想定するシナリオは、資産5,000万円で、年間240万円の支出、年間4%の利息収入、1%のインフレ率、さらに年金は70歳から年120万円貰える場合で計算してみようと思います。
その結果は以下のとおりです。
現在の年齢50歳
現在の貯蓄額5000万円
年間利息4.0%
年金支給開始までの年間支出額240万円
年金受給開始後からの年間支出額240万円
年金受給開始年齢70歳
受給年金の月額10万円
年間インフレ率1.0%
受給年金額のインフレ連動「しない」
の条件でシミュレートします。
=>(利息200 支出240)=>51歳で4960万円=><中略>=>(利息0 支出339 年金120)=>86歳で181万円=>(利息0 支出343 年金120)=>87歳で-41万円
試算の結果、あなたは、86歳までは生きられそうです
86歳まで生きられそうです。
男性の平均寿命は 81.47歳、女性の平均寿命は87.57歳なので、男性ならまず問題なさそうです。
ケース2:広告収入有りで考えたケース
男性なら問題なさそうですが、女性の場合は平均以下までしか資産が持ちません。
また、男性であっても殆ど資産に余裕の無い状況になるため、何らかの予定外の出費があった場合詰む可能性があります。
ここで、リタイア前からある程度ブログを続けて毎月広告収入がある場合を想定したケースを考えてみようと思います。
ケース1と条件は同じですが、広告収入で年10万(月8,333円)入るケースを考えてみます。
年10万としたのは計算しやすさと、Googleの広告収入の支払いが8,000円になるまで支払われないためです。毎月支払があるという前提にしています。
逃げ切り計算機で収入を考える場合、支出から収入を差し引いて計算する必要があるので、年間支出は230万円で計算します。
その結果が以下のとおりです。
現在の年齢50歳
現在の貯蓄額5000万円
年間利息4.0%
年金支給開始までの年間支出額230万円
年金受給開始後からの年間支出額230万円
年金受給開始年齢70歳
受給年金の月額10万円
年間インフレ率1.0%
受給年金額のインフレ連動「しない」
の条件でシミュレートします。
=>(利息200 支出230)=>51歳で4970万円=><中略>=>(利息0 支出339 年金120)=>90歳で196万円=>(利息0 支出342 年金120)=>91歳で-26万円
試算の結果、あなたは、90歳までは生きられそうです
ほんの月8,300円程度の収入ですが、資産寿命は4年も延びました。
これによって女性の平均寿命87.57歳もクリアできます。
男性の場合も余裕ができるし、予想外に長生きしてしまった場合も対処できそうです。
石橋を叩いて渡るタイプのリタイア前にリタイアブログを始める人々
これは逃げ切り計算機から計算した結果ですが、リタイア前にリタイアブログを始める人は、リタイア計画の収入の1つに広告収入を含められるか、含められないかという視点からリタイア前からブログを始めている可能性は多分にあるでしょう。
上手くいって稼げれば、ブログからの収入をリタイア計画に含めて、上手くいかなければリタイア計画には含めないといった考えで始めているのかもしれません。
私の場合は、現状全くリタイア計画に入れられそうな状況ではないです。
レンタルサーバ代も怪しので、ちょっとお金がかかる趣味程度になる可能性が高いです。
リタイア後は固定費を減らしたいので、無料ブログに移行して、気が向いたら更新するというパターンになる可能性もありますね。
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