ジョブ型が云々言っている間に、海外出稼ぎが増える。
以前、日本ではジョブ型の雇用形態は浸透しないだろうという話をしていました。
その際、結論で国内で安月給で働く社畜と、海外で高給もらう社畜に分かれ、出稼ぎは日本国外でするという流れに今後はなっていくのではという形で結びました。
なにやら早々にその流れになり始めたようなニュースを見たので、今日はその話をしようと思います。
バイトにダブルスコアで給料負けるとか草
日本で働いていた時は20万そこそこだった給料が、海外で働いたら給料が倍以上になったというニュースです。
しかも、バイトなんですよね。
チップや円安の影響があるといっても、バイトにすら負ける日本の給料
日本でバイトして月収20万円以上となると、時給1200円でも166時間以上働かないといけないので、ほぼフルタイムでバイトすることになります。
ワーキングホリデーを利用して海外で働きだしたという話なので、恐らく日本に居る時は正社員の社畜だったと思います。
そんなことより、早くも若い人は海外に出て行ってしまっていますね。
日本国内で給料や待遇が上がるのを待っているくらいなら、さっさと環境が整った海外に行ってしまった方が余程マシということなんでしょう。
予想どおりの展開です。
家族の関係で国内で仕事せざるを得ないとか、外人が嫌いとか、語学が全くダメという人以外は海外で働く人が今後も増えていくでしょうね。
労働ビザが簡単に下りるのかという問題はありますが、外国語なんて現地に住めば何とかなるでしょくらいの感覚を持っている人なら、海外で働くようになりそうです。
貧乏リタイアだと崩壊の兆しが見えている人も居るかも。
日本は相変わらず賃金はショボいままです。
そのくせウクライナ侵攻の問題や半導体不足の問題で物価やエネルギー価格が上昇しているので、賃金は大して増えないけど、物価だけ上がっているという状況です。
統計でも確認できます。9月の消費者物価指数も3%の上昇だったようです。
3%の物価上昇は、リタイア計画でも見込んでいない異常事態です。
何しろずっとデフレが続いていましたし、30年平均でも物価上昇率は1%にも満たないくらいだったので、リタイア計画でもインフレ率は1%で計算しています。
今後、2%、3%が当たり前になるとは思いませんが、リタイア後は日本だけデフレ、世界はインフレの方が資産状況的には好ましいです。
何しろ、ドル建て資産が多いので海外で資産インフレで手持ち資金は増える、生活費はデフレの円で安く済ませる方が生活しやすい状況です。
そう考えると、これまでの海外はインフレ、日本はデフレの状況を前提にリタイアした人達は、面食らっている可能性が高いです。十分な資産を作らずにギリギリリタイアしたような人だと、既にリタイア生活に崩壊の兆しが見えているかもしれません。
物価上昇に賃金上昇は完敗
実質賃金も4月から5カ月連続でマイナスと言った状況のようです。
実際、私も給料が上がるとしたら、年度が変わる4月まで上がらないので、2022年の物価上昇の影響をモロに食らっています。
いつもより光熱費が高い、食料品を買いに行った際にいつも買っている物を買っただけなのに支払いが多いといった状況です。
22年の4月に月5,000円昇給してましたけど、物価上昇分を全然賄えて無いです。
統計と生活実感は合っている感じです。
景気が良いと言われている時は左程生活実感がありませんが、物価上昇は普段の生活にモロに影響するので、生活実感が強いです。
こういった状況だと、リタイア後の生活が大丈夫か不安になります。
株価も軟調気味に推移していますし、今後さらに金融引き締めが続くと、株価への影響はマイナスでしょう。
今はまだ社畜の給料があるので、多少出費が増えたかなくらいの感覚ですが、リタイア後にインフレ+株価下落のダブルパンチを食らったら、心穏やかに生活できるか心配になります。
心穏やかじゃなくても、よし働こうとはならないと思います。
ですが、このまま物価上昇と金利上昇が続くようなら、東南アジアの給料にも負けそうなので、日本人は先進国どころか、東南アジアに出稼ぎに行くことになりそうです。
私は日本で働くのは嫌ですが、海外では働いたことはないので、労働ついでに、観光もしてくるリタイア後の生活を送っている可能性もありますね。
リタイア後10年はそんなことにはならないでしょうけど・・
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