家の中でも監視されてる間違ってる監視社会
以前、会社が支給しているPCにカメラが付いているという話をしました。
丸出しの状態だと監視されているようで気味が悪いので、ちょっとした対処を行うことでカメラが見えないようにしました。
これでもし監視していたとしても、何も見えないから安心だなと思っていましたが、こんな記事を見かけました。
米企業の60%が監視ソフトを導入していて、上司が部下のPCの画面を監視していたという話です。
この記事内の話では会社支給のPCではなく、自分で所有しているPCを社内のネットワークに接続して仕事をしている形式のようですが、業務時間以外のプライベートな時間でも上司が部下がPCで何をしているか確認できるようになっていたらしいです。
流石にそこまでしているのはレアケースだろうと思っていましたが、記事内ではリモートの監視ツールは世界で増加傾向にあるとのことです。
米調査会社のガートナーによると、現時点で監視ソフトを導入している企業は、米企業の60%も存在するそうです。
まさに「きさま!見ているな!」といった状態です。
会社経営者としては、従業員が家で馬車馬のように働いているか監視したいようです。
「そんな金あるなら給料上げろよ。」と思いましたが、60%も監視されているのか。
日本ではマイナーかと思っていましたが、実は会社支給のPCも監視されている可能性があります。
とは言え、この手の監視ツールは通常の仕事で使っているだけでは分からないような作りになっています。
「あれ?何だこのツール」と従業員に気取られて、ググられれば何のツールかバレてしまうからです。
バレれば、そこから停止方法を調べられ、監視ツールを強制的に停止させて動かせないようにしたりすることも可能になるので、監視ツールもバックグラウンドで動作して従業員からすれば、実は裏で監視ツールが動いているとは思えない状態になっているでしょう。
Webカメラで従業員を撮影するツールもやっぱりある。
PC上の操作履歴を取得可能な監視ツールが存在するというのは、日本にも存在するので分かっていました。
私が会社支給のPCにカメラが付いていて気味が悪いなと思ったのは、PCのカメラで部屋の様子や、自分が何をしているか会社が逐一監視しているかもしれないと思ったところです。
そんなツールは簡単に調べてみた限りは見つからなかったので、今は無いのかなと思っていましたが、記事内で、そういったツールが存在する記載がありました。
英ベンチャーのSneek社が提供するツールだそうです。
ちょっと調べてみました。
Sneek社のデスクトップアプリで「フェイス・ウォール」という機能がありました。
ウェブカメラで1分から5分ごとに自動的に撮影した従業員の顔写真の一覧を保存できるようです。
1分から5分で設定されれば、ほぼ常時監視されているようなものです。
大量の画像を取得することになるので、上司は恐らく見きれないと思いますが気味が悪いことは確かです。AIで画像処理してカメラの前に居ない従業員をあぶり出すくらいは簡単にできそうです。
海外でも従業員の在宅勤務時の様子を監視することは法律で禁止されていないようなので、やりたい放題に近いようです。
個人の権利関係に煩いヨーロッパなら、すぐに法整備されそうですが、サービス残業を始め、従業員の権利が「法律で決まっていたとしても余裕で破られて、罰則もほぼ無い日本」ではこの手のツールが流行したら悲惨なことになりそうです。
とりあえず、自宅で仕事をされている方はPCのカメラを隠しておくことをお勧めします。
何してるか分かったもんじゃないからね。
コメント
会社のパソコンでエロサイトとか見てる人とか会社の携帯に愛人の番号いれてる人いたけど、勇気あるなあと思ってた。
dedsさん、コメントありがとうございます。
流石にエロサイト見ている人は見たことないですが、スゲェ熱心に仕事してるなと思って見たら、転職サイト見てた人は居ましたね。
あとGoogleストリートビューをひたすら見てる人とか・・・何目的だろうと思って見てました。