暴落時の対応で今後の資産形成に大きな違いが出る。
9月29日は自民党総裁選がありました。
決選投票の結果、岸田氏が新総裁になりましたが、前日のNYダウが弱かったこともあり日経平均もかなり弱く、結局29日はマイナス639円の29544円で引けています。
自民党総裁選の時は相場が強いというジンクスがあるので、これ程マイナスになるとは思っていませんでした。(2020年の総裁選時はプラス327円、2018年時はプラス251円、2015年時はプラス390円)
決選投票の結果が出る前に場が終わってしまったので仕方が無い面もありますが、こういった相場が荒れた時にパニック売りしやすい人の傾向が記事になっていました。
パニック売りはその名のとおり、株式市場が急落した際に心理的にパニックを起こして保有している株式を慌てて売却することですが、最近だと2020年3月頃がパニック売りが起きていたと思います。
この時は30%以上暴落しましたが、急落したのを見た人たちがパニックなってさらに売るという「売りが売りを呼ぶ」状態で私も中々肝を冷やしました。
何しろ大したことが無いと言われていた未知のウイルスが原因で暴落していたので、今後何がどうなるか分からないと売りに走った人がかなり居たと思います。
こういった状態の時にパニックを起こさずに立ち止まれるかという参考になるかもしれませんので、記事の内容を確認してみました。
パニック売りをする可能性が最も高い人は、「既婚また離婚済みであり、『自分が優れた投資経験または知識を持っている』と考えており、扶養家族がいる45歳以上の男性」であることも判明。これらの人々は自営業者や不動産業界に務めているケースが多いそうで、最もパニック売りをしない職種は弁護士の業務を補助するパラリーガルや、社会生活に問題を抱える人々を支援するソーシャルワーカーだったとのこと。
「市場の暴落でパニック売りに走りやすい人の傾向」から引用
既婚で子供(もしくは妻)がいる45歳以上の投資経験がある男性で、仕事は自営業か不動産業ということです。
子供や妻が居ると、投資の失敗で生活に影響があると心のどこかで思ってしまうんでしょうね。
自営業者や不動産業も給与や売上が安定していない職業なので、収入が安定していなくて扶養家族がいるおっさんがパニック売りしやすいということでしょうか。
私は独身なので扶養家族は居ませんが、セミリタイア後自分の資産に自分を扶養してもらうことになるので、パニック売りに走る可能性が無いとも限りません。
特にセミリタイア後は給与所得が無くなるので、暴落時にみるみる自分の資産が減っていく状態を見て呑気に構えていられるかは未知数です。
セミリタイアしたら時間もあるので、相場に張り付いて見てしまうと更にパニックになりそうな気もします。
投資経験が長いと過去の相場と比較したり、テクニカル分析したり暴落の原因を分析する可能性が高いです。
分析して底値を予想したりすると思いますが、予想した底値を割り込んだりするとパニックになるかもしれません。
ですが、ここでパニック売りをしてしまうと、暴落時に出た大損害を確定してしまうので再起が難しくなります。
また、暴落中に損失確定できても、暴落が終わった後の反発に乗れるのか・・中々心理的に難しいです。損失を確定してしまうと恐怖が刷り込まれるので、すぐには立ち直れないと思います。
暴落時はむしろ買いにいけるのが一番ですが、次点で気にしないようにするしかありません。
気にしないようにするとは言っても、家に居ると相場が気になるので、長期の旅行にでも行って相場を見ないようにするか、それともここぞとばかりに買いに走るのか、セミリタイア後はどちらの心理状態になっているでしょうか。
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