iシェアーズ ゴールド・トラストが株式併合される。
コモディティの積立投資を行う際に、iシェアーズ ゴールド・トラスト(IAU)を購入しています。
iシェアーズ ゴールド・トラストは金相場と連動するETFであるため、金の現物を購入する代わりに積立をしています。
5月15日時点で、1株17.56ドルで他の金ETFより1株当たりの価格が安価なので、積立で買いやすいので購入していたんですが、そんなiシェアーズ ゴールド・トラストが株式併合するというニュースがあったので、それについて書いていこうと思います。
株式併合でどうなるか。
iSharesのホームページを確認すると、以下の記載があります。
iShares Gold Trust expects to implement a 1-for-2 reverse stock split on May 24, 2021. The 1-for-2 reverse stock split will increase the share price and decrease the number of outstanding shares.
iShares IAUのページから引用
iシェアーズゴールド・トラストは、2021年5月24日に1対2の株式分割を実施する予定です。1対2の株式分割は、株価を上昇させ、発行済株式数を減少させます。と記載があります。
日足のチャートは以下のようになっています。
他にある金ETFにSPDRゴールドシェア(GLD)がありますが、こちらは1株172.69ドルです。
こちらも積立をしていますが、IAUに比べると10倍程度の価格差があります。
日足のチャートは以下ですが、IAUと同様に金相場と連動するので同じ値動きをしています。
何で同じ金相場に連動するETFを2つ積み立てているのかといえば、信託会社が異なるのでリスクヘッジになるからという理由と、もう1つある理由が積立特有の理由があります。
その理由として毎月コモディティに積立をしていますが、積立購入する際に今月は上がり過ぎてるなと思った時や、今月は株式に多めに積立したいと思った際は、あまり多額の費用をかけてコモディティに積立したくないという時が存在します。
そういった際に、IAUとGLDどちらを購入するかというと、IAUを購入する場合が多いです。
IAUは1株17.56ドルなので、1914円(1ドル109円換算)です。GLDは1株172.69ドルなので、18823円(1ドル109円換算)になります。
10株以上購入する際はGLDを購入しますが、10株以下しか購入しない月はIAUを購入することになります。
そういった訳なので、IAUが株式分割してくれれば積立する際により柔軟に買えるのでありがたいんですが、株式併合されると買いにくくなります。
流石に月に金ETFの積立が5000円以下になることは無いので、現状は購入数が減るだけで問題はありませんが1株20000円程度となると金ETFを買わない月も出てきてしまう可能性があるので、積立投資としては出来れば避けたいです。
株式併合は日本であれば少数株主を排除する目的で行われることが多いと思いますが、アメリカのETFは1株単位で購入可能なので、総株式数を減らして管理コストを削減する目的で実施していると思います。
最近、ビットコインも暴落していますし、株式も暴落しているので、金が見直し買いされている影響もあるのでしょうか。
どういう思惑か分かりませんが、株式併合はされてしまうので5月24日以降は1株35ドル程度の金額で積立を行うことになりそうです。
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