別荘・空き家税って・・なんでもアリだな。
京都市が「別荘・空き家税」を導入を提言するという記事がありました。
どんな税金かというと、見たまんまですが住んでいない家や、1年中定住しているわけではない別荘の所有者に課税するという話です。
通常居住していなければ、固定資産税くらいしか払っていないと思いますが、これに加えて「別荘・空き家税」を払うということでしょうか。
京都市は年間8億から20億程度の税収を予定しているらしいです。
京都市の空き家状況
京都市というとブランドがあって別荘地として考えた場合は結構高値が付いていそうな気がしますが、どの程度空き家があって、幾ら位で取引されているんでしょうか。
気になったので確認してみようと思います。
ちょっと古い資料ですが、平成25年の資料で「京都市の空き家の現状について」という資料があり、その資料内で空き家戸数は114,300戸、空き家率は14%と記載がありました。
資料内では昭和48年から住宅総数が世帯総数を上回っている状態で、世帯数より住宅数の増加の方が大きい状態が続いていると記載されているため、平成25年の状態より更に空き家戸数は増えていることが想定されます。
仮に114,300戸のままだと空き家税は1戸辺りの平均で、年間約7,000円~約17,500円程度取られることになりますが、記事内に別荘・空き家税の課税を想定している建物は1万7000戸と記載があるので、その場合だと約47,000円から約117,650円になります。
お金持ちが別荘で持っている場合は大した支払いではないと思いますが、東京で働いていて実家はそのまま誰も住まないで空き家になっているという人には厳しいかもしれません。
空き家戸数に比べて、課税対象となる戸数が少ないので単純に金持ち向けの高級別荘に課税しようという腹積もりに見えます。
世界的に人気の観光地の京都なので、ここ最近の相場上昇でお金持ちが買い漁っているのかもしれません。
京都市の一戸建て価格をSUUMOで確認してみましたが、1980万円から1億6500万円と同じ市内でも大分幅がありました。都内よりは大分安いですが結構しますね。
中古でも1億円以上する別荘があったので、これが買える奴から税金取ったろと考えるのもまぁ分からなくもないかなというところです。
上記の別荘築50年、660㎡で1億1900万円なので結構しますね。
終わりに
他の自治体でも同じことを考えるかは分かりませんが、売るに売れないような場所にある実家に空き家税とか設定されたら、困る人が多そうです。
現状は他の自治体が追従する感じは無さそうですが、ブランド別荘地の熱海とか箱根辺りは追従するかもしれませんね。
現状、別荘買ってセミリタイアする想定は無いので、あまり意味はありませんが親が居なくなった後の実家に空き家税とか設定されると困るので、ちょっと気になりました。
コメント
空き家の税制優遇はなくなるかもしれん。
住宅が建っていると土地の固定資産税は1/6ですんでたのが、空き家の場合は空き地と同じ税率になるかもしれん。
dedsさん、コメントありがとうございます。
確かに・・管理されて無くて行政代執行で取り壊されている家とかもありますし。
所有者探して税金刈り取りに来そうです。