ニュースだけ見ていると、世界は暗いと錯覚してしまう
世間のニュースを見ていると暗いニュースばかり報道されています。
昔からそうだったと思いますが、誰が殺されただの、交通事故だの、詐欺だのと別に知らんでも何ら生活には影響しない暗いニュースが毎日、毎日耳に入ります。
これは多分、日本人が不安を感じやすい民族ということもあって、ネガティブな内容のニュースに敏感だからだと思います。

嫌なことがあったら事実を確認して対応を取ろうとする人間の危機管理の本能と、人の不幸は蜜の味というシャーデンフロイデ的な感覚も多分にあるのでしょう。
単純に良い事があっても珍しいことではないので、ニュースにならないだけかもしれませんが。
今日は久々に明るいニュースを見たので、そのお話をしようと思います。
久々に見た明るいニュース
明るいニュースと言うのは、国産レアアースの試験採掘のために探査船「ちきゅう」が出港したというニュースです。

以前、場当たり的なばら撒きに税金使うくらいなら、海底のエネルギー資源を探したり、研究費にしたりすれば良いのにという話をしていました。

4年前に話をしていたことが現実になったのでちょっと嬉しいニュースです。
中国からのレアアースの供給停止のニュースもあるので、そもそもちゃんと採掘できるのかとか、量は十分取れるのかとか、採算は取れるのかという問題はありますが、十分な量を確保できればレアアースの輸出もできると思います。
そうなると、ちょっと潮目が変わります。
日本の輸出品の変わり映えの無さは異常
日本の輸出品は工業製品が中心で、未だに輸出品の大部分が自動車や自動車部品、半導体、鉄やプラスチック等の素材が中心です。

自動車、半導体が輸出品の主力であることは、ここ20,30年変わっていません。
経済産業省の通商白書を確認するかぎり、世界の輸出を見るとサービス貿易はどんどん拡大していっています。
特にデジタル関連サービスの伸びは顕著ですが、日本は主要輸出品に変化がありません。
日本は資源がない国なのに、なぜか資源を使わずに作れるサービス品で外に売れる物を作らない変な国です。

未だにトヨタが株価の時価総額トップなことからも分かる通り、この変化の無さが日本のオワコン感を感じさせる理由の1つだと思います。
国内の人間すら懐疑的だから円安にもなる
投資というのは、将来の経済的成長に対してお金を預ける行為なので、今後も変わらない(もしくは縮小していく)だろうと思うものに投資をする人はいません。
だからこそ、個人投資家も海外に対して投資するのが基本になってしまったのだと思います。

国内の人間も円をドルに換えて、ドルの金融商品を買い漁りって感じです。
国内の人間すら円より外貨を使うという異常事態です。
オッサンもドル資産が運用の中心なので、円安になっても円評価額が増えるだけなので、悪いことだけでもありません。
ただ、自国通貨が弱過ぎるのも困りものです。
輸入品は円安になった分高くつくので、食料品や日用品の物価も上昇していきます。
正直、もうちょい円高な方が、個人投資家的にはバランスがとりやすいです。
円インデックスもここ4年は右肩下がりです。

円安のニュースが報道される度に、「投機だ、投機だ!為替介入するぞ」的な口先介入をしていますが、投機というよりは構造的な円安だと思います。
単純に円で買うもんがねーんですよ。
意味が無いので為替介入で貴重な実弾を使わないで欲しいところです。
そんな背景もあって、レアアースの採掘にはちょっと期待しています。
輸出品もレアアースの輸入が必要な製品が多いですし、国内で賄えれば儲けも大きくなるでしょう。
それに、レアアースを輸出できる量が採れれば円の需要は確実に高まるはずです。
円高に動けば物価も安定してくるでしょうし、資源の売却益を減税に使うこともできるかもしれません。
どうせなら日本株に対する売却益は税金ゼロにしてくれれば、日本をメインに投資するんですが、どんだけ資源採掘で潤っても減税はやらないんだろうなw


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