シンプルにしてディープなFIREする理由
私は今年の7月からFIREしますが、何のためにFIREするのかと問われたら何と答えるのかということを少し考える機会がありました。
私からすれば、極々当たり前なことで、このままFIREしても恐らく後悔することはないと思っていますが、人によって考え方は様々なようです。

「40代のFIREで人生は幸せ」それって本当?早期リタイアを目指した男が見つけた「幸福のリアル」という漫画を読んだんですが、何かズレていると思ったので、今日はこの漫画を読んで思ったことを語ろうと思います。
人は働きたくないからFIREするというシンプルな答え
なぜFIREしたいのか?
シンプルな質問ですが、人によって回答は異なると思います。
ですが、多数派の回答は「働きたくないから」というシンプルな答えが返ってくると思います。

人は働きたくないからFIREする。
時間だの趣味がどうこうだの色々理由をこねくり回しますが、何のことはありません。
結局は働きたくないからFIREを目指すんだと思います。

サイドFIREも同じです。
働きたいからサイドFIREするというよりは、会社を1秒でも早く辞めたいから資産は十分貯まっていないけど辞めたいから辞める。
そして資産で足りない分を労働で補填するというだけです。
そこには幸福か不幸かという頭の中でこね回した話ではなく、「とりあえず働きたくない」というシンプルな自分の心の奥底から湧き出る願望を形にしたくてFIREを目指すのだと思います。
FIREを決断する理由はシンプルだと思う
年齢によってもこの思いは変わってきます。
学生の働きたくないは、所詮は社畜をしたことのないキッズの妄想でしかありません。
やったことがないことをやりたくないという気持ちも分かりますが、それはまだ食わず嫌いの域を出ません。
心の底から湧き上がる「真の働きたくない」という思いは、何年も働いた後にこそ生まれます。
最低10年以上は必要でしょう。
酸いも甘いも嚙み分けてから、湧き出してくる思いです。
それ以前に湧き出したモノは、働き方や、職場の人間関係、その会社の仕組みだったりとローカルルール的なモノが原因になっているはずです。
真の働きたくない気持ちは、何も問題無くても湧き出してきます。
私もFIRE前の数年間は定時上がりで有給全消化、人間関係も問題なく、給料も平均より貰っているというホワイトな働き方をしていましたが、それでも働きたくないからFIREします。
理屈じゃないです。
働きたくなくて、資金ができたからFIREする。
このシンプルな結論に辿りつければ、迷いなくFIREできると思います。
人と比べているうちはまだFIREできない
その点で、この記事の人はまだ至ってないですね。
お金を使っている人が幸せに見えるとか、他人が気になる時点でまだ働きたくないと思う力が弱いのでしょう。
色々考えてしまって、もっとお金があればFIREしても良いかもと考える気持ちは分かります。
1億円貯めたら、次は2億とか3億とか考えてしまうのも分かります。
お金は幾らあってもまだ欲しい。

でも、他人と比較している間はFIREできないと思いますよ。
自分がもう十分だと思ったからFIREする。
それでいいじゃない。
いくら貯めたらFIREするという金額の目標に余り意味ないです。
上を見れば、10億円、100億円、1000億円と馬鹿みたいな金持ちはたくさんいます。
自分がこれで死ぬまで生活できると思ったら、他人なんかどーでも良いのでFIREするはずです。
人と比べている間はFIREできない。
ただそれだけな気がします。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。そうですね、おかねはいくらあっても、ほしいし、逆にいくらあれば絶対に安心とは言えないので、結局は資産額はfIRE一里塚みたいな感じで、理屈だけでいえば4%理論で回る前提であれば、想定する自分の余命×維持したい水準の生活費 分だけ資産があればFIREは可能ですが、本当に大丈夫か?と考えてしまいなかなかFIREできない人が多いのでしょう。そうこうするうちに年金がもらえる65歳が見えてきて、踏み切れずに定年退職で終える方が多いのではないでしょうか。・・社畜が長いと、いろいろ気を使ってしまい「やめる」が言い出しづらいのもあるかとは思いますが・・・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
何千万円持っていても、金が無いと感じますからね。
幾ら持っても終わりません。
退職金的なメリットはありませんでしたが、何社か経験している私は辞め時はいつも困りませんね。
切り出しても後ろめたい気持ちがないのはメリットです。
紹介されていたマンガ ざっと目を通しましたが、おっしゃる通りで他人との違いに勝ち負けやら妬みやら感じてるうちは心の準備がFIREに向かってない感じしますね。
FIREしたいというより資産の積み上げが大好きな人って感じですから無理に働くの辞めずに積み上げ続ければいいんじゃない? と思いました。作中でもある通り、ほんとのうんざりした時に辞めればいい訳ですしね。
「もっと別の人生もあったのでは」とか考えちゃううちは辞められないでしょうね。仮にやり直せたって「ま、どうせ自分は変わんねえわな」ぐらいの気づきが必要な感じです( ˘ω˘)
カフェNさん、コメントありがとうございます。
あの漫画の人、多分辞められませんよ
次は1.5億とか3億とか言い始めてずっと辞められないでしょうね。
3億あっても多分使えないので、完全な死に金になると思うんですけど
やり直せても、元が自分じゃ結論はあんまり変わらないでしょうね。
ケチケチ過ぎて普通に振られるでしょうし、こんなに金がかかるなら女はいらんと言いそうです。
世の中に寝るより楽はなかりけり 浮世の馬鹿は起きて働く
私の大好きな、江戸時代、大田南畝の狂歌です。
寝るだけじゃなくてほかにも大切なことがあります。
それは「食う寝る遊ぶ」です。人の基本的な生活です。
「遊ぶ」は、自由な時間に自分の好きなことをして楽しむこと。それは個人個人違うので、他人が楽しくても自分が楽しくないことはたくさんあります。
「遊ぶ」が見つからない人は、働いて、どんどん資産を蓄積したらいいと思います。
漫画の主人公や、nekonabeさんが前に紹介してくれた「絶対会社やめるマン」さんは「遊ぶ」がない人でしょう。だから働き続けるのでしょう。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
使わないと意味無いと思うんですけどね。
FIREするつもりで蓄財するなら、辞めるのが必須だと思います。
何もしなくても、飯は食べるし、光熱費や家賃もかかる、税金も取られるので働かないために先に用意しておいているだけだと思うんですが、辞めないし、使う予定もないなら貯めなくてもいいんじゃないのと思ってしまいますね。
お金そのものが好きってタイプの変態かもしれません。