投資でも世代で似たような価値観になる?
私は今年43歳のオッサンです。
あと2週間ほどでFIREして完全無職になる予定ですが、FIREすることができるのも投資による資産形成あればこそです。
単純に貯金だけするというのでは、恐らく今の半分くらいの資産額しか持っていなかったと思います。
以前、同じ世代を生きていた人は似たような価値観を持ちやすいという話をしましたが、資産形成でも似たような考え方をするようです。

今日は同じ氷河期世代の投資観についてのお話です。
子ども時代に投資を刷り込まれるオッサン
私も含めて氷河期世代の義務教育の時代は、まだ景気が良かった時代です。
他の学校がどうだったかは分かりませんし、小学生の時だったか中学生の時だったか記憶が曖昧ですが、授業の1つに投資をテーマにした授業があったことを覚えています。
投資といっても実際にお金を動かしたりするわけじゃありません。
週に1回授業があったんですが、50万円の仮想の予算を持っているという前提で株式の銘柄を選択して、1年後に増えた資金で旅行を計画するといったシミュレーション授業でした。
毎週、新聞の株価欄のコピーが配られて、毎週どの銘柄に投資するのか決めて、予算内で買うって授業です。
翌週どれくらい上がったか下がったか確認して、また別の銘柄を探します。
そんな感じで半年くらい経過したら、その予算で飛行機のチケット代とかホテル代とか観光に必要なお金を計算して旅行を計画したら、その旅行計画を発表するという授業でした。
多分、教師が株投資していたからこんな授業をやったんだと思いますが、コレのおかげで投資に興味を持ったのは間違いないです。
小学生の間にバブル崩壊があったので、バブル崩壊後だったと思います。
友人は資金を溶かしていましたが、私は仮想資金で海外旅行を計画して旅行に行けました。
オッサンも子供ながらに「投資ってスゲー」と思った記憶があります。
投資にも氷河期世代っぽい特徴があるのは面白い
氷河期世代は皆、この授業をしていたのかは分かりません。
ですが氷河期世代は子供の頃に親なり、周囲の大人が何らかの投資をしていた人は多いでしょう。
資金を溶かした友人や、投資に失敗した大人が周囲にいた人は「絶対投資なんかしない。」と思ったかもしれませんが、増やせた人や投資に成功した人が周囲に居れば、投資に興味を持つのは間違いないです。

学生から就職するくらいの時期に、景気が悪かったのも影響していると思います。
自分で稼ぐより、投資で増やせないかなと興味を持ちやすい世代な気がします。
そんな訳で他の世代に比べて、氷河期世代は投資に興味がある世代じゃないかと思います。
私も社畜になってある程度の資金が貯まったら、すぐに投資を始めました。
子供の頃に「投資=儲かる」みたいな経験があったからです。
この記事のアンケートでは氷河期世代の投資をしている割合は他の世代より特別多い訳じゃありませんが、氷河期世代の特徴みたいなものが見れて面白かったです。

氷河期世代より下の世代より、長期期間で投資を見ていることや、投資の目的が老後資金であることを選択していることが、他の世代より多かったりと他の世代にない特徴があります。

氷河期世代が老人になる頃には、まず間違いなく今の社会保障の仕組みは悪くなっていますからね。
就職でも社会人生活でも散々梯子を外されてきた氷河期世代は、組織も国も当てにならないことが骨身に沁みて分かっているんでしょうね。
コメント
こんばんは仙堂です。
おもしろい授業があったんですね。楽しそうだな。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
やっぱり全国的にはやってないですよね。
普通の授業じゃなくて、選択授業でやっていたと思います。
義務教育の指導要領には無さそうなので、多分教師の趣味だったんでしょうね。
今の学生は金融教育をしているはずなので、似たような授業をしているのかもしれません。