FIREしたら美味しいだけのコイツをどうするか?

パックの野菜ジュースを飲む男性 時事ネタ
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日本政府の大魔王的ムーブを確認しましょう

社畜のままだと源泉徴収で税金にはトコトン鈍感にさせられているので、あまり気にしていない人も多いでしょうが、投資家や経営者、そしてFIREをしている人(目指している人)が毎年、警戒しているものが税制改正大綱です。

要するに来年ぼったくる予定の税金をどうするかという予定です。
毎年「多分改悪されるんだろうけど、どう変わるのか?」と警戒している人も多いのではないでしょうか。

税収は過去最大なんて報道もありますが、これまでの日本政府の動きを見ていれば「税収が増えているんだから、今より悪いことにはならないだろう。」なんて楽観的に考えている人は少数でしょう。

令和7年度予算案閣議決定 総額115・5兆円で過去最大 物価高で税収も
政府は27日、令和7年度予算案を閣議決定した。一般会計総額は6年度当初予算比2兆9698億円増の115兆5415億円となり、過去最大を更新。防衛費や社会保障費…

普通の国なら、物価高で賃金も上昇していないなんて状況になっていれば減税を考えるものですが、そこは我らが鬱苦死い国ジャパン、民草が物価高に苦しんでいようが搾り取る気満々です。

通常の神経であれば物価上昇で消費税も増えているんだから、それだけで増税は十分だろうと考えますが、大魔王はその手を緩めることはありません。

ドラゴンクエスト3リメイクから引用

今日は来年のしもべたち、もとい増税リスト・・・
税制改正大綱についてお話しようと思います。

今年の増税リストは甘めな出来栄えです

では今年の税制改正大綱を見ていきましょう。
ここで確認するのは社畜、独身、40代のオッサンにとって得になりそうなことと、損になりそうなことを見ていきます。

大枠は以下のとおりです。

  1. 個人所得課税の見直し
  • 基礎控除が58万円に引き上げられる。
  • 給与所得控除の最低保障額が65万円に引き上げられる。
  • 「特定親族特別控除(仮称)」が新設される。
  • 生命保険料控除と住宅ローン控除が子育て世帯等に対して拡充される。
  1. 法人課税の改正
  • 中小企業の軽減税率特例が延長される。
  • 「防衛特別法人税(仮称)」が新設される。
  1. 投資促進策
  • スタートアップへの投資促進のためのエンジェル税制が拡充される。
  • 「資産運用立国」実現に向けた環境整備が行われる。
  1. その他の改正
  • 確定拠出年金制度等が見直される。
  • 農地等に係る相続税・贈与税の納税猶予制度が見直される。
  • 非上場株式等に係る贈与税の納税猶予の特例制度における役員就任要件が見直される。

2の法人減税や増税に関する変更は関係ないですし、家族がいないと関係ない特定親族特別控除、子育て世代の控除も関係ありませんが、良い点として「103万円の壁」の対応があります。

オッサンは扶養に入っていませんが、基礎控除と給与所得控除の引き上げは単純に得です。
基礎控除も引き上げられるので、来年FIREした後もお得なのは嬉しい変更点です。

エンジェル税制の拡充は、エンジェル税制の投資期間が最大2年に延長されるというものですね。
FUNDINNOでエンジェル税制適用の投資を募っていたりしますが、それを使いでもしない限り社畜には何ら関係はないでしょう。

また、暗号資産の税制の見直しもこれからFIREするオッサンには関係がありますね。
暗号資産取引を申告分離課税の対象とすることと、損失繰越しが出来るようになるかもしれません。

これが実現すれば20.315%の税金で済むようになるので、FXと同じになります。
これまでは総合課税で儲かっても半分税金で持っていかれる可能性がありましたが、見直されればポートフォリオに暗号資産を入れる検討をしても良いかもしれませんね。

働き過ぎたら罰金な制度変更があります

ここまでは良いことなんですが、これからFIREするオッサンにも関連する内容に確定拠出年金制度の見直しというものがあります。

税制改正で「イデコ改悪」と不満広がる 65歳で受けられた税優遇が70歳に引き上げ
20日に決定した令和7年度の与党税制改正大綱で、公的年金に上乗せできる個人型確定拠出年金「iDeCo(イデコ)」の見直し内容の一部が〝改悪〟だとSNS上で話題…

「iDeCo(イデコ)」の見直し内容の一部が改悪だと、SNS上で話題になっているって話ですね。

今までは60歳になった時点で即iDeCoから全額一時金として引き落とせば、65歳以降に退職した際の退職金にかかる所得税も最大で控除されていたけど、この5年間を開ければOKというルールが10年に変更されるのが改悪だと言われれているようです。

まぁ60歳でiDeCoの一時金貰ったら、70歳まで社畜していないと退職金控除がフルで受けられないんだから、実質60代でのリタイアはし辛くなります。
特にきちんとiDeCoで積立していた社畜にとってはダメージがでかいでしょうね。

65歳になったら1秒たりとも働かんと思っていたら、退職金の手取りが減る改悪がされることになります。

でもこれも40代でFIREするオッサンからすると関係ありませんね。
私は43歳で退職金を貰った後は、60歳でiDeCoの一時金を貰って終了です。
17年も間が開くのでアーリーリタイアには何の効力もありません。
50歳までにFIREしろってことなんでしょうかw

今後さらに改悪されてもiDeCoの一時金を貰う年齢を後ろに倒すだけで良さそうです。
普通の社畜にとっては最悪に近い改悪ですが、FIREするならノーダメージということでやっぱり「働いたら負け」ってことなんでしょうね。

来年の税制改正はFIREするオッサンにとってはあまり不利な内容が無いようです。
来年FIREする私にとってはラッキーな改正ですね。




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コメント

  1. 仙堂智隆 より:

    こんばんは仙堂です。

    よく制度がわかってないのですが、退職してから10年間、iDeCoを長く運用できるのかな?

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      iDeCoの受給開始時期は75歳まで延長されてますが、これは退職金控除をフルで受けられる期間が5年から10年に延びるよって話です。
      60歳でiDeCoの一時金を貰って、65歳で退職金を貰うという行動をしてしまうと退職金控除がフルで受けられないから改悪だって話になってます。
      分割で受け取ったり、私みたいにそもそも退職が65歳の遥か手前だとあんまり関係ないですけど。

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