FIREまでのカウントダウンが進む中で出てくる葛藤

葛藤_猫_はちわれ FIRE前
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FIRE達成までの時間が迫ってきて出てくる葛藤

私はあと240日くらいでFIREするのですが、FIREが迫ってきた今色々な葛藤があります。

1日、1日指折り数えながらFIREまでの日数をカウントダウンしている私も、あと240日でFIREするという決意は今のところ「私の中」だけのものです。
ブログでは発信していますが会社には何も言っていないし、今も普通に働いています。
もちろん両親にも言っていませんし、友人にも言っていません。

何なら今でも「来年FIREしても良いのか?」という葛藤がない訳ではありません。
以前、FIREは幸せの先送りをしているという記事を書きましたが、正に今先送りしている状態ですね。

FIREを目指す人は幸せの先送りをしている。
FIREまでの計画段階で諦める人多そうFIREを本気で目指しているような人は、まず第1に計画を立てるところからFIREまでの第一歩を踏み出すと思います。FIREしようと考えた場合、最初にするのは自身の支出の把握でしょうね。自分が毎月(もしく...

辞めたいけど、まだ何があるか分からないから辞めたくない。
とりあえず辞めやすいようにキリが良いところまで働くことにしているけど、本当に来年FIREしても良いか多少の不安もある。
何とも気持ちの悪い状態です。

今の状態は辞めたい8割、辞めたくない2割くらいですね。
辞めたくないのも金銭的な理由が99%なので、要するに本当に大丈夫かというのが不安なんでしょうね。

FIRE直前の葛藤は誰にでもある(はず)

FIREを目指している人の中には稀に、既に何億円も資産を作っているけど、仕事はまだ辞めずに続けている人が居ます。

そういう人たちも恐らく私と同じような葛藤をして、辞めたいんだけど、辞められなかったりしているんだと思います。
絶対仕事辞めるマン氏なんかも1億円以上の資産を作っているけど、未だに社畜の身ですし、不動産投資をしていて融資を引くのに有利だから社畜を続けているという人も居るでしょう。
彼らもきっとどこかで葛藤があるはずです。

私も今から「うーん。まだ怖いからもう1年くらい働こう。」とか思ってしまったら、ずるずる社畜を続けて、結局何億円も資産を作ることになるでしょう。

どこかで区切りを付けなければならないのですが、特にルールもないし、年齢制限があるわけでもないし、見本になるようなケースがあるわけでもないFIREするタイミングの決定は結構な恐怖感があります。

この恐怖感の根源は、机上の計算とかそういったものでは100%は解消されません。
計算上は問題ないだろうとは思っていても100%ではありません。
不確実な未来に起因しているのだから、それも当然でしょう。

恐れすぎるがあまり出てくる「働きすぎ」問題

そんな中、「老後のために「貯蓄しすぎた人」が陥る 3つの落とし穴とは?」という記事を見ました。

老後のために「貯蓄しすぎた人」が陥る 3つの落とし穴とは? 『DIE WITH ZERO』の著者による指摘
老後資金の問題は、多くの人に重くのしかかっています。しかし、必要以上に貯蓄するのも同様に問題だと、『DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール』の著者、ビル・パーキンス氏は主張しています。

FIREする場合は、いま何歳だろうとも仕事を辞めた瞬間から老後生活をしているとも言えるので、FIREするために貯蓄し過ぎた人とも言い換えられると思い読んでみたのですが、要点は以下の3つでした。

1つは若い時に経験できる機会を逃してしまうということ。
2つ目が子供が年を取ってから相続しても無駄になるということ。
最後が必要以上に働くことになるということです。

2つ目の子供うんぬんの話は独身の私には関係ありませんが、1つ目の機会損失と3つ目の働き過ぎてしまうことは当てはまります。

特に最後の働き過ぎてしまうことが1番の問題です。
子供でもいれば、使い切れなかった場合でも最悪、子供に相続して残すという手段がありますが、独身の場合は相続相手がいません。
そうなると、残ってしまったお金は完全な死に金として、国に吸い取られてしまうわけですが、これは面白くありません。

できれば余さず使いたい。
ですがFIREできるような人が、資産を余さず使うことはほぼ100%無理です。
何故なら、これまで十分な資産的余裕をもって生活してきたのに、年を取ってからお金が無いなんて状態に耐えられるわけがないからです。

まず間違いなく、FIREしてもできるだけ資産を減らさないように生活することになるでしょうし、減らないように支出をコントロールしてしまうでしょう。

ということは、今FIREしても、数億円作ってからFIREしたとしても結局は同じということです。

結局いくら持ってFIREしても同じ

「いくら持っていようが、減らさないように生活する。」
持っている額で生活水準は変わるでしょうが、FIRE前の生活水準とは大きく変えないでしょうから、不必要な資産を築くと「働き過ぎてしまう」可能性が高いです。

「使われないお金は失われたも同然であり、それと同時にそのお金を稼ぐために費やした時間も無駄になる」と記事には書かれていましたが、私は使われなかったお金も完全に無駄だとは思いません。

持っていることによる安心感というものは確実にありますからね。
銀行口座に生活費ギリギリしか入っていないのと、生活費の10倍入っているのでは安心感が違います。

ですが生活費の100倍も1000倍も入れておく必要はないでしょう。
必要以上に持っていても安心感は変わりません。
資産を作り過ぎると、それは完全に無駄になると思います。
何しろ多く持っていても、散財しようという気にはならないのですから無駄になるでしょう。

そうして余った資金は再投資されて、さらに増えていく。
そうして死ぬ間際に「あ~!あんなに働くんじゃなかった。」と後悔するのでしょうね。

SLAM DUNK 16巻 101ページから引用

逆に「もっと働いておけば良かった。」と言っている人は見たことがないので、やはり人は恐れすぎるがあまり、働き過ぎてしまうんでしょうね。

きっと私も働き過ぎたんでしょう。
そう思うと、予定どおりにFIREできそうな気がします。

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FIRE前
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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。はしQです。確かに死んでからは使えないのでゼロ円を残して死ぬ は実はある程度お金を持っている人しか言えないセリフのような気がします。そんなゼロ円になった時点で死ぬことができるのは自殺しかないように思います。ですので、DIE WITH ZERO は理想形でしかなく実現不可能なお言葉と考えます。実はFIできたらREするかしないかは、孤児の価値観だけになるように思います。イヤな仕事だけどそれなりの収入が確保できるためにしがみついたままで定年を迎えるか、想定外のアクシデントが生じたときは、サイドFIREに転じるとかのオプションがあれば良しとするかのどちらかと思います。当方は手続きが割と面倒なのとかなりホワイトと感じているので、年金受給までは現職を継続することにしました。ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      不満がなければ年金まで粘るのが一番楽なんですけどね。
      あまり細かいことを考えなくても収支を均衡させるのは簡単でしょうし。

      ただ、働きたくないとなってしまうと、一転して大変です。
      私も年金まで20年以上ありますからね。先は長いです。
      きっと最初の5年くらいはおっかなビックリ生活することになるでしょう。

  2. 仙堂智隆 より:

    こんにちは仙堂です。
    いろいろ悩まれておられますね。FIREするまで、いろいろシミュレーションするのは、とってもいいことだと思います。

    老婆心ながら、ひとつ考えるに値することがあります。

    時間をどう使うか、です。
    FIREすると、会社に勤めていた時間が、まるまる自由時間になります。

    トレーダーならば、市場が開いている時間を全部使えるので問題ないですが、インヴェスターだと、投資にかける時間はほとんど無しでいけるので、まるまる自由時間です。

    何十年単位ででてくる、余った時間をどう使うか。
    これを決めてからFIREしないと、時間を持て余して再就職、ってなことになりかねません。

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      机上のシミュレーションは良くやりますね。
      インフレ率と、運用利益率を色々弄ってシミュレーションしています。

      私は明確にこれがやりたいってのがある訳じゃありませんけど、FIREする予定です。
      どんだけ暇でも再就職しようとはならないでしょうね。
      再就職するとしたら、資金的にショートするかもと思った時くらいのはずです。
      働くとしても3000万円くらいまで資金が減ってきた後にバイトする程度でしょうね。

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