社畜の最大の目的が、最大のストレス要因であるというジレンマ

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ストレスと言えば社畜、社畜と言えばストレス

人間生きていると切っても切り離せないものがストレスです。
そもそもストレスは外部環境の変化や外部からの刺激に対する反応のことを言うため、暑いとか寒いといった単純な気温の変化すらストレスになります。

大多数の大人は学校を卒業した後は、社畜として働くことになりますので、暑い、寒い程度の単純なストレスではなく、もっと複雑で多大なストレスに晒されることになります。

賭博破戒録カイジ 12巻 125話から引用

職場の人間関係や、仕事内容、取引先、目標やノルマとストレス要素には事欠きません。
どんな職場であっても、すべてが自分にとって心地いいなんてことはあり得ないため、多くの社畜は常に何らかのストレスを感じながら生活していることになります。

少数派の人は、自分はストレスを感じていないと豪語する人も居るかもしれません。
ですが、ストレス反応には様々なものがあります。
肩こりや頭痛、胃痛や便秘や下痢、動悸やめまい、不眠、発熱、不安感、イライラ、うつ症状、集中力の低下や意欲の低下、過食や拒食、アルコール依存、仕事上のミスが増えたり、欠勤が増える等々・・・

軽いものから、社畜生活に多大な影響を与えそうなものまで様々なストレス反応が起きます。
電車に乗るとお腹が緩くなったりする人も、ストレス反応です。
肩がこったり、頭が痛くなるのも、横になっても中々眠れなかったりするのもストレスによるものです。

社畜になって1度もこれらのストレス反応を感じたことが無いという人は居ないのではないでしょうか。

社畜の目的そのものが最大のストレス要因というジレンマ

そんなストレスのデパートである社畜ですが、皆さんにとって社畜をしていて一番強く感じるストレスって何でしょうか。

上司でしょうか、同僚でしょうか、それとも取引先でしょうか。
仕事内容だったり、会社の制度だったりするかもしれません。

私は朝会社に行くのと、昼過ぎに途轍もなく眠いのが非常にストレスなんですが、私はどうやら少数派なようで、多くの人は給料がストレスになっているという記事を見ました。

勤務先でもっともストレスとなる要因は「給与・賞与(金銭面)」が 4回連続1位/チューリッヒ生命調査

チューリッヒ生命保険が、全国1,000人の社畜を対象にした調査を行ったそうで、その結果給与・賞与がストレスを感じる原因だと回答した人が最も多かったそうです。

勤務先でもっともストレスとなる要因は「給与・賞与(金銭面)」が 4回連続1位/チューリッヒ生命調査から引用

今年たまたまって訳ではなく、4年連続給与・賞与が1位だそうです。
大体2割ちょっと、1,000人中220人くらいは給与や賞与がストレスだと思っているようです。

要するに安すぎてイライラしてストレスを感じているんでしょうね。
もしくは安すぎて、生活がきつい、もしくは貯金ができなくてイライラしているとかでしょうか。

兎に角、給料が安いのがストレスってことですね。
人間関係より給料が安い方がストレスっていうのも面白い結果です。
給料でストレスを感じるようだと、毎月多大なストレスを感じることになってしまいますが、恐らく給料より賞与を貰う時にストレスを感じるんでしょうね。

もっと貰えると思って期待していたのに、期待より全然貰えなかったとか、期待以上に貰えたけど、ドン引くほど税金引かれたとか、ストレスになりそうなシチュエーションが容易に想像できます。

目的と違う物を追い求めるフリをするからストレスが溜まる

結局何だかんだと理屈をつけたとしても、社畜はあくまでお金のために仕事をしていると私は思います。

お金が最大の目的です。
やりがいだとか、地位だとか、社会的意義だとか、誰かの役に立っているだとかそういったモノはあくまで給料のオマケに過ぎません。

バイト待遇で社長の給料貰える仕事と、社長待遇でバイトの給料貰える仕事だったらどっちの仕事がしたいですかと問われたら、大多数の人はバイト待遇で社長の給料貰える仕事を選ぶと思います。

社長待遇で責任が重いのに、バイトの給料しか貰えない仕事なんて誰もやりたがらないでしょう。
昨今流行の管理職の罰ゲーム化と同じようなものです。

価値を感じなくなる前にFIREした方がきっと幸せ
社畜の楽しみ少な過ぎ問題 社畜をしていると、娯楽的な要素から離れた生活をすることになります。もちろん休日は好きなことをできますが、平日は毎日忙しく働いているので休日は寝て過ごすという人も多いのではないでしょうか。そんな生活に慣れてしまうと、...

以前、30歳から定年までは仕事にお金以外の価値を感じなくなるという記事を書きましたが、まさにこの記事で出てくるようなお金以外のポジティブ要素が、お金に対するストレスの原因の1つになっているのでしょう。

そもそも仕事というのは、本当はお金を目的として働いているのに、お金以外の物を重要視しているフリをして仕事をしなくてはなりません。
貢献とか調和とか、能力の向上とか、お金以外の目的で働いているように見せかけなければ、肝心のお金(評価)が着いてこない。

この本来求めるものとは違うものを、求めているフリをしなければならないことが強烈なストレスを生み出しているのかもしれません。
そこまで自分の本心を曲げても、思ったほど結果(お金)が着いてこないからこそ、更にストレスを感じるんでしょう。

このストレスの解消方法はFinancial Independenceしかない

このストレスの解消方法は1つしかありません。
とりあえず投資を始めて、FIを達成するしか手はありません。

FIを達成してしまえば、会社の給料はタダの投資の種銭を毎月供給するだけの価値しかありませんし、そこまで重要なものではなくなります。

なぜ重要ではないのか、それはFIを達成してしまえば、毎日給料以上に資産額が上下に動くからです。
1カ月もの間ストレス塗れで働いても、1日で変動する評価額に満たない給料しか貰えないのですから、そんなものに気を取られるのがバカらしくなります。

給料や賞与でストレスを感じる社畜は、早々にFIに向けて動き出した方が良いですよ。

FIREしてもしなくても結局やること変わらない説
社畜なら誰しも考えるFIREへの願望 どんな人でも社畜であれば「仕事を辞めたい」と考えたことがあると思います。会社を辞めたいと思った殆どの社畜は、自分が会社を辞めた後のことを想像して、金銭面で「あ、これ無理だわ。」と諦めてしまうのが普通です...

どの道、定年になればお金が入用になるわけですから、1秒でも早く投資を始めた方が良いことには変わりありません。

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コメント

  1. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。CD646日はしQです。当方が最もストレスと感じていたのは、世渡りがうまくて対して能力もない社畜の鏡みたいなやつが、どんどん出世して、それだけならば自己努力なのでまあ許せるのですが、足を引っ張るようなことをいろんなところで吹聴して回るやり口に触れた時に、ストレスを感じました。もちろん定例の営業会議とか、昇格時の試験や課題発表など時には非常なストレスがかかるときがありましたが、絶えず憂鬱になったのはこの種の奴らと同じグループで仕事を一緒にした時です。大半は大したことないので、いつしか化けの皮が剥がれるのですが、尋常でない努力を重ねる輩が一人いてこいつだけは当方がやめる方が先でした。今やそいつもパワハラで左遷され、会社を辞め、数社会社を転々とし社畜の鏡としてこびへつらって、役員クラスになっていたようですが、・・・愚痴が過ぎました。ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      どこにでも太鼓持ちポジションな人は居ますからね~
      ストレスより関わり会いたくないので、やる気がなくなります。
      もうすぐヒラメも見なくて済むので、その時実はストレスだったことに気付くのかもしれません。

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