サイドFIREはフルFIRE失敗時のプランB
私はフルFIREを目指していますが、FIRE界隈を見ていると、最初からサイドFIREを目指しているという人も一定数存在します。
私は最初からサイドFIREを目指すのはお勧めしません。
何故ならサイドFIREはあくまでフルFIREが成り立たなくなりそうになった時のプランBだと思っているからです。
最初からサイドFIRE狙いでFIREしてしまっては、上手くいかない時に再就職しか手が無くなってしまいます。
FIRE卒業は、FIREを1度した人なら誰しもが避けたいはずです。
FIRE失敗にならないためにも、ある程度余裕があるフルFIRE可能な状態でFIREして、上手くいかなかったら渋々サイドFIREに移行する。
こんな形の方が良いと思っています。
サイドFIRE目指すより、フルFIRE目指した方が良いけど・・・
フルFIREの方が良い。
そんなことは、サイドFIREする人も分かっていることだと思います。
ですが、現実にはサイドFIREを目指す人が多いというのが現状です。
これはそれだけ「早く仕事を辞めたい。」ということだと思います。
フルFIREの場合、月に18万円の生活費でも5,400万円、月30万円なら9,000万円の費用が必要になります。
サイドFIREを目指していなかったとしても、途中で計画変更することは多々あります。
何しろフルFIRE達成の目標額が遠いこともあり、長いフルFIREまでの道半ばで心が折れることで、比較的に早期に達成可能なサイドFIREに移行してしまうのでしょう。
もう何年か我慢すればフルFIREできるけど、もう我慢できないから今すぐ社畜を辞めたい。
そんな社畜の切なる望みが、何か少しでも稼げればサイドFIREできるという希望に向けて社畜たちを動かしてしまいます。
このさっさと社畜辞めたい願望はFIREを目指している人なら誰でも多かれ少なかれ持っているので、フルFIREを目指していても常に生活費の切り詰めや、少し働くことでFIRE達成までの期間をショートカットしようとシミュレーションしてしまうことから、余計にサイドFIREに移行しやすいと考えています。
FIREに向けて準備していることで、具体的に実現可能性が判断できてしまうことも、フルFIREからサイドFIREに移行してしまいやすい問題点になりそうです。
短時間正社員はサイドFIREのプランBになるか?
そんなフルタイムを辞めて、ちょこっと働こうぜという誘惑の多いサイドFIREですが、どうも最近、正社員だけどフルタイムじゃないという雇用形態が生まれてきたみたいですね。
短時間正社員と言うらしいですが、育休とかと違って対象者や期間を限定せずに1日4時間労働や、週2日労働というものを認める物のようです。
対象者や期限を限定していないのが良い制度だと思いますが、労働時間については会社次第っぽいので、じゃあ週5で7時間で残業ナシとか微妙な設定をしている可能性もあります。
ですが、この辺りは交渉次第で柔軟に決められそうです。
何しろ対象者が少なさそうです。
フルタイムで働かない分、給料も減るでしょうから、なりたい人もそう多くないでしょう。
対象になりたがるのは、それこそダブルワークしたい人や、サイドFIRE希望の人くらいでしょうか。
サイドFIREする人で、社畜を辞める時に短時間正社員制度を提案されたら、検討する人は多いのではないでしょうか。
サイドFIRE後も何かしら働かないといけないのは変わりがないので、それなら慣れた会社で働く時間を短くして働こうと考える可能性は十分あります。
サイドFIREが失敗しても、そのままフルタイムに戻るという交渉も可能かもしれません。
サイドFIRE失敗後の社畜出戻りが一番ハードルが高そうなので、同じ会社に結局居続けるほうがプランBとしては機能しそうです。
ただ、サイドFIREのプランBになりそうな制度ですけど、私は採用している会社を知らないので、まだまだマイナーな制度なんでしょうね。
それにその会社が死ぬほど嫌いで辞めたくてサイドFIREするなら、短時間正社員なんて勧められても絶対断るんでしょうね。
FIREの場合だと、そもそも自分の会社が嫌いってことも良くありそうです。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。
本日のプランBはやや変形ですが当方の現状に近い感じがします。早期退職制度を利用し「割とホワイトな転職をし定年まで働く」です。このプランはものすごくハードルが高く、まず今の会社にたまたま早期退職のタイミングが来るかどうかと合わせて、来たらすぐ応募できるような資産形成が、そもそも社畜洗脳状態では思いつきもしないでしょうから。再現性の高いプランとしては、まずは資産形成し、FIREへの道を探るでしょうか。FIの方の到達金額目標はやめたい具合を優先してもよいかと思います。もちろんあればあるだけFIRE後のリスクへの対応力が確保できるのでたくさんあったほうが良いですけど。とはいえ、今は売り手市場なので雇用の確保もしやすいでしょうか、現状それなりの月給のある社畜にはこちらも厳しい選択となるでしょう。ましてや50代にはなかなかまともな仕事はないでしょうから、安易にFIREに踏み出さないほうが良いと思います。なんだかんだ言って社畜は安定していると思います。経営者と国に搾取されている奴隷といえども日々の生活と年金が確保されていて、贅沢さえしなければ、奴隷生活は確保されますので・・・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
私は余程、良い条件じゃない限りはやらないと思います。
普通定年前に辞める人は、次の転職先があって辞めると思うので、人事もそれが分かってるからこんな引き止め方しないですしね。
週5日、40時間も働きたくないって辞める時に言ったら提案してくるかもくらいの話ですね。
そもそも原因は人間関係がほとんどらしいので、同じ会社にいれないですわな
じゆてrさん、コメントありがとうございます。
でしょうね。
そもそも週2で良いから働いてとか言われても、そんなん嫌ですと思うだけの気もします。
あんまり給料下がらなくて、健保付いてれば考えますレベルです。