ボーナスで下駄を履いてギリギリ1.1%増というショボさ
社畜をやっていると、実感を伴って感じる話に給料が上がらないって話があります。
私も会社が給料上げるのを待ってられないので、何度か転職して転職で給料を上げました。
正直会社が給料上げるのなんて待ってられません。
恐らくそのまま同じ会社に居座っていても大して給料は上がらなかったでしょう。
このテコでも給料上げない戦略を続ける経営者たちも、最近は賃上げの動きを見せています。
ロシアのウクライナ侵攻から、コストプッシュインフレという悪いインフレが広がっていますが、悪いインフレだろうが何だろうがインフレはインフレだとでも思っているようで、政府もシャカリキに賃金上げろと大騒ぎしています。
文句を言い続けた効果があったのか、最近は多少賃金も上昇してきていて、実質賃金も27カ月ぶりにプラスになったというニュースがありましたね。
プラスになったのは、単に夏のボーナスが出たからその分増えただけだと思います。
来月にはまた実質賃金マイナスが続くのでしょう。
プラス幅も前年同月比1.1%増なんで大した伸びではありませんし、7月以降も給料が増えるような要素は特にないので、またマイナスになるでしょうが不名誉な記録更新が止まって政府も一安心しているでしょう。
予言が実現した気がして、ちょっと嬉しいオッサン
日本の給料はあまりにも上がらないので、私は以前から日本人は海外に出稼ぎに行くことになるという話をしていました。
先進国にはもちろん、東南アジアにも給料で負けそうなので、将来的には東南アジアに出稼ぎに行くことになるだろうねって話です。
この記事を書いたのが22年10月22日で、それから延々と約2年実質賃金がずっとマイナスだったなんて笑えない状況です。
そんなお寒い状況だったからなのか、以下のニュースを見てしまいました。
カンボジアで邦人12人保護 だまされ渡航、強制労働かという記事です。
カンボジアと言えば、ベトナムのお隣の国でゴリゴリの東南アジアです。
たった2年で私の懸念が実現したようです。(強制的にですけど)
ただの事件なんですが、スタート地点は別に犯罪じゃなかったと思います。
日本で誘拐してきた人間をカンボジアで強制労働させた訳じゃありませんからね。
「高収入で簡単な仕事」といった虚偽の求人情報にだまされた日本人が、相次いでカンボジアに渡航して強制労働に従事させられたという話です。
高収入で簡単だから、カンボジアに来てねとホイホイ呼び出された日本人
高収入なら東南アジアまで行くという行動のスタート地点は、私の懸念そのものです。
日本で働く方が高収入なら、わざわざカンボジアまで行って出稼ぎしようなんて考える人が出てくるわけがありませんからね。
今回は闇バイトの募集っぽい話なので、募集していたのも日本人なんでしょうけどもうすぐ騙し目的じゃなくて、本当に東南アジアに出稼ぎする日が来るんでしょうね。
2022年に記事を書いていた時は、観光ついでに働くのも良いかもとか考えていましたが、こういった犯罪に巻き込まれるなら働かなくても良いやと思っちゃいますね。
今回は事件でしたが、そう遠くない内に普通に東南アジアに働きに行く日本人も出てくるんでしょうね。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。
社畜時代を振り返ると、20代では資格や役職が上がり、賞与制度の変更などもあり、年々所得そのものは上昇しているのにごまかされていましたが、いざおっさん世代になると昇給も昇格も途絶え、月給も上がらずで、うまく経営者に騙された感があります。なた一昔前までは、日本がアジアや中南米の出稼ぎ場所で、上野駅で偽造テレホンカード販売のイラン人がたくさんいました。それが日本人が海外に出稼ぎに行くようになり、安易に賃金だけで行くと、だまされたり盗難にあったりで大変なようですね。円安の影響で中国資本が日本の不動産や企業を買収したりしているようですがこの話もバブル期の日本と同じですので、当然といえば当然。攻めの時は勝手に各企業が動くので追認でよかったのですが、守りに対して弱いお上は、ほぼ無策です。残念。・・・ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
あー居ましたね。偽造テレカ売ってるイラン人
多分イラン人だけじゃなかったと思いますが、なぜかイラン人のイメージですよね。
今もテレカいっぱい持ってます。全然使わないのに40枚位ありますね。
観光地に行ったときに買ったり、貰ったりしたのがいっぱいあります。
高校生位の時にはPHSが流行っていたので、公衆電話とか使わなかったはずですが、ずっと持ってますね。
今のQUOカードみたいなもんでしょうか。
持っているけど使わないし、何なら貰うので増えるみたいな。
このままいくと、日本は徐々に衰退、アジアは右肩上がりで成長していくでしょうからどこかで逆転現象が起きるでしょうね。
それが何時になるかは分かりませんが、多分生きている間にはそうなるでしょうね。