フィッシング詐欺の釣り方がどんどん分かり辛い方法になっていく・・
私はこれまでフィッシング詐欺について何回か記事を書いています。
自分に届いたハンガリーからの税金督促メールの話とか。
最近も以前は日本語が明らかにおかしかったフィッシング詐欺のメールやリンク先のページの出来が良くなってきているという話をしています。
今回は、そんなフィッシング詐欺がとうとう正規のドメインまで手に入れてしまったかもしれないというお話です。
詐欺業者かと思いきや、自分で大枚はたいて買い戻す
以前、フィッシング詐欺ではドメイン名が正規のドメイン名であることを確認することが1番確実な確認方法だとお話したことがありました。
詐欺メールだと.infoとか正規のドメイン名を使わずに送信されてくるので判別しやすかったんですね。
それが、最近見たニュースにこんなものがありました。
ドコモ口座のドメインが402万円で落札されたというニュースです。
ドメイン名はインターネット上の住所のようなものなので、世界に1つだけしかありません。
そのため、詐欺業者が騙したい会社を装おうとしても既に騙したい会社が同じ住所を使っているので、そのドメイン名は使えないという訳です。
だから1番確実な方法がドメイン名を確認することになるわけですが・・
そのドメイン名もその会社が無くなってしまったりすると空き家になります。
その空き家は他の人が使えるようになる訳です。
今回のニュースでは、2021年にサービス終了したドコモ口座(docomokouza.jp)のドメインがオークションにかけられて、402万円で落札されたそうです。
空き家に新たな住人が住むことになるわけですが、このドメインがフィッシング詐欺の業者に渡ると面倒なことになります。
正規のドメイン名でフィッシング詐欺されることになるからです。
そうなると日本語が明らかにおかしいとか一目で見分けがつく状態になっていないと、疑り深い私のような人間でも騙されてしまうでしょうね。
402万円という大金でわざわざ落札したのだから、どこぞの詐欺業者がドコモを語ったフィッシング詐欺でもやろうと思って落札したんだと思っていましたが、どうもドコモが自分で買い戻したようです。
誰が落札したのか分からなかったら、フィッシング詐欺の注意喚起でもしようと思っていましたが、今回は問題ないようです。
ちなみに私がブログ開設した時に取得したドメイン(nekonabe-blog.com)は、レンタルサーバーのキャンペーンで無料でしたw
0円です。
普通に作っても高くて数百円です。.comは人気なので結構高いですが、.infoとか.orgとか変なドメインだと他の企業も使っていない上、0円とか1円で作れますね。
だから詐欺業者が使っているんでしょう。
そんな殆どタダみたいなドメイン名も、有名企業が使っていれば数百万円にもなります。
似たようなことが今後もあるかもしれませんので、正規のドメインを使ったフィッシング詐欺が今後起きるかもしれません。
やはり、メールに張られたリンクから直接飛ぶのではなくブックマークからログインする方法を使った方が安心かもしれませんね。
コメント
最近、co.jpとか信頼性の高いドメインはめっちゃ値上がりしてます。
まともな会社で変なドメイン使う訳にはいかないですからね。
先日の更新でこんな感じです。
面倒だから15年くらいGMOから変更してませんがヤバイくらい高いですね。
.co.jp 1年更新×1:\7,678
ドメイン更新 サービス維持調整費×1:\1,536
お支払い金額合計(税込):\9,214
十何年か前は同じドメインで4,000くらいでしたのでほぼ倍ですね。
TFさん、コメントありがとうございます。
倍ですか。こんなところにもインフレが・・
ドメインは早い物勝ちなので先物取引みたいなことをしている人も居るでしょうね。