増えるワカメより増える老人
65歳以上の人口が初めて減少に転じたというニュースを見ました。
人間いつかは必ず死にますから65歳以上の人口も当然どこかで減り始めると思います。
とは言え、減りはしたけど1万人減の3,623万人もいるようです。
しかも減りはしたけど総人口の割合は、過去最高の29.1%と3割は65歳以上といった状況のようです。
住宅街を昼間に歩いたりするとお年寄りばかり歩いているなんてのはザラです。
そう考えると、確かに年寄多いなぁというのは肌感でも感じやすくなったと思います。
自分が高齢者になった時に梯子を外されるのが見える。
私は革命家では無いので、「老人多いなんてケシカラン」とかは言いませんが、このまま増えていくとちょうど私が65歳~70歳になった頃に老人の人口比率がピークに来そうなんですよね。
2100年くらいになると、総人口が5,000万人以下になりますが、2050年頃はまだ1億人近くいて39.6%が高齢者です。
4割高齢者ですよ。
おっさん、おばさんと年寄りしかいない国になりそうです。
ニュースであったとおり、今の高齢者の人口比率は29.1%ですが、2050年頃までガンガン上がっていきます。
そして、ちょうど私が65歳~70歳(2050年だと私は68歳)の頃に高齢化率がピーク近くになります。
今は社畜なので、健康保険料と介護保険料と厚生年金保険料を毎月給料からカツアゲされています。
病院にも行かないし、介護も使わない、年金なんてまだまだという時に滅茶苦茶ぼったくられているわけです。
で・・いざ70歳近くになった時は高齢化率はほぼピークと。
さて、今と同水準の医療や介護は提供されているんでしょうか?
いざ使おうという時に使えないのが一番困ります。
年金はともかく、日本の国民皆保険は当てにしているからです。
特に私のような氷河期世代は、他の世代に比べて常に不遇をかこってきた世代なので、老齢になってまで梯子を外されると困ります。
でも、すげー梯子外しそうです。
この国ならやる。
私が70歳くらいになったタイミングで、病院の自己負担は年金世代も現役世代も同じにしようとか言いそうです。
なんなら5割負担とか言い始める可能性もあります。
働く高齢者もどんどん増える。
65歳以上の就業者数は1968年以降で過去最多を更新して912万人になったというニュースもありました。
これもあんまり良いことではないんですよね。
人生100年時代とか言いつつ、何のことはない「金がないなら何歳になっても働け」ってことですからね。
この国の福祉はどうなってんでしょうね。
高負担、低福祉なんて笑えません。
それに、年取って認知能力が下がっても、老化で体力がなくなってもできる楽な仕事を高齢者に取られているってことになるので、個人的にも良いことではありません。
もし、リタイア後に泣く泣く働く必要があるってなった場合やりたいのが、体が楽でそんなに大変じゃない仕事ですからね。
高齢者でもできる仕事なんて楽そうです。
社畜を早期リタイアしたニート歴〇年の中年 VS 定年まで働いてリタイアした高齢者の戦いです。
採用者はどっちを採るんでしょうね。
年齢で選ぶのか、経歴で選ぶのか。
早期リタイアしたニートって、バイト程度の面接でも超不利そうな属性です。
年齢的には有利かもしれませんが、リタイア後に高齢者と仕事の取り合いなんてしたくはありません。
高齢者には家でテレビでも見ていてもらいたいもんですが、今後も働く高齢者は増えるんでしょうね。
楽な仕事が増えれば、ちょっと日銭を稼ぐかと思えるようになる可能性があるので、是非高齢者向けの楽な仕事を中年ニート(予定)にも回して欲しいものです。
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