幸福度が世界一低いと言われても納得感しかない。
「日本人の「働く幸せ実感」、世界最低クラス!管理職だけが「幸福」な理由は?」という記事を見ました。
働く幸せ実感?何それ美味いの?って感じですね。
日本の社畜に幸せを感じる瞬間なんて、金曜日に会社を出た瞬間くらいだと思います。
世界最低クラスの幸福感と言われても全く違和感はありません。
今日はこの件について話をしていこうと思います。
悪名高い国々が居並ぶ中、それでも日本は世界最悪らしい。
記事内で調査対象の18か国、地域の中で、日本の「幸福度」が最下位だったということです。
幸福か、不幸かはかなり人の主観によるところが大きいですが、調査は20歳~69歳の就業している男女約1000人ずつを対象に、「働く幸せ実感」についての意識調査をおこなった結果ということで、2000人に確認していれば調査数としては十分でしょう。
調査を行った18ヵ国が北欧の国+日本ならまぁ当然かなとも思えますが、18カ国の中には996問題(朝9時夜9時までの週6労働)などが取り上げられる中国や、韓国や東南アジアの各国まで含まれていて、最下位です。
不幸せを感じるではインドネシア、フィリピンに次ぐワースト3位ですが、働いていて幸せを感じるかはワースト1位です。
アジアの国と比べても最も幸福度が低いなんて、世界を見渡しても類を見ないくらい碌でもない労働環境のようです。
幸福を感じなくても、せめて不幸だと思わないくらいのまともな労働環境ならまだ救いがあるんですが、どちらも低位なのでやっぱり日本は先進国ぶった発展途上国だなと感じます。
理由を確認してもダメなもんはダメ
一応何でこんなに働くことに幸福感を感じないのかについても調査していたようで、「上層部の決定にはとりあえず従う」「物事は事前の根回しによって決定される」といった「権威主義・責任回避」が、ほかの国々に比べて比較的高いのが原因のようです。
私の職場は昔ながらの日本企業なので、部署間の縦割り、根回しの文化で一体何時代の会社なんだという古い会社です。
別の部門は別の会社みたいなものなので、予算やプロジェクトの話を別部署と連携する必要がある場合は、事前の根回しが必要になります。
事前に根回ししておかないと、先に話を通しておいてくれると言われ、無駄に同じ話を別々の人にしないといけません。
関係者集めて、1回やればエエやろと思いますが、そらこんなことをしていたら幸福感なんか感じるはずがありません。
根回しされる側になると、さらに無駄です。
同じ話を2回聞かないといけないので、「デジャブかな?」といった感じになります。
さっさとエージェントがやってきて、この会社物理的に潰してくれないかな?
更にこういった古い会社あるあるだと思いますが、よく組織変更の名のもとに部署名がコロコロ変わります。
部署名が変わっても仕事内容も管理職は変らないので、何の変化もありません。
名刺だけ変わるという予算の無駄遣いが良く行われています。
名刺が変わると取引先に連絡しないといけなくなるので、ただただ面倒事が増えるだけです。
SDGsはどうしたと思います。
Co2の削減がどうとかIRでも言っておいて、無駄な紙資源を使うのはどうかと思います。
こんな会社で幸福感など感じるわけがありません。
管理職が幸福感を感じて、従業員は不幸なのも納得です。
私のような中間管理職はこれに加えて下からの突き上げと、上からの圧力もあるので更に幸福感を感じません。
アホな社内文化よりキツイのはコレでしょう。
組織の文化も最悪だと思いますが、私が一番日本の労働環境で最悪だと思うのは「時間管理」ですね。
時間に関して途轍もなく厳しいところと、ガバガバなところの幅が大きすぎます。
朝は1分単位の遅れにも目くじらを立てますが、帰りについては何も言いません。
勿論定時より早く帰ろうとすれば、目くじらを立てて怒られると思いますが、定時を過ぎれば36協定以内の時間であれば何の文句も言われません。
帰る時間がガバガバなら、来る時間もガバガバで良いはずですが到着する時間だけ厳しいのは未だに腹立たしい文化です。
朝無理矢理起きて、死んだ目で電車に乗る社畜が多いのも当然です。
インドみたいに「クリケットの時間以外時間どおりに始まらない」というくらいルーズな方が幸福なのかもしれません。
実際、インドが一番労働で幸せを感じるらしいし、気が乗らないならいくらでも遅刻していくくらいのルーズさが日本には必要なのかもしれません。
電車も会議も時間どおりに始まらないくらいのルーズさでも楽しそうです。
そうなったら、そうなったで今度は時間どおりに来ないなんてケシカランとか思いそうですが、日本人には馴染まなさそうですし、そんな社会になる前にリタイアしているでしょう。
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