この程度の下落で狼狽する人はリタイア向きでは無い。
最近相場が荒れていますね。
金融引き締めによってとうとうアメリカ市場もリセッション入りかという話もあり、これまで10年以上好調だったアメリカ市場もとうとう低迷期が訪れるかもしれません。
私はあと数年でリタイアする予定ですが、既にリタイアしてしまったリタイアの先輩達は資産の減少に震えている人も居るかもしれません。
リタイア後の株価低迷期に狼狽して売却するのは悪手です。
最低でも動かさない。最善手は買いに動くことです。
リタイアすると、そもそも買うための種銭が無い状況なので、株価がどう下がろうが売らずに動かさないということになろうかと思います。
十分な資産を準備してからリタイアした先輩たちのブログを見る限り、流石に動揺している人は少ないですね。
資産が少なかったり、相場の良かった時期しか知らない投資家が狼狽している感じです。
10年以上投資をしていると、この程度の調整では含み損にもならないので当然だと思います。
できればセミリタイア前に恐慌が発生した方が望ましいと思っています。
簡単に反発せずに暫く株価は低迷してくれていた方が、リタイア後に起きるであろう上昇局面に乗れるので、あと1,2年程度は株価に低迷しておいて欲しいものです。
私は既に降りていますが、特に問題ありません。
先にも触れたように私は現在40歳で、後数年でリタイア予定です。
現在は社畜としてフルタイムで平日は毎日働いているわけですが、そんな中以下のような記事を見かけました。
出世競争から「降りた人」が早期退職までにやっておくべきことという記事です。
まさに私の事ですね。
別に仕事の手を抜いているわけではありませんが、残業もほぼしない上、有給も全消化しているので他の人から見れば、完全に出世競争から「降りた人」でしょう。
セミリタイアも近づいてくると、普通の社畜と感覚が逆になる。
私の場合は出世競争どころか、会社自体からも降りる予定なので、今更会社にどうこうする力はありません。
何しろ会社が振るえる最高の威力がある攻撃が、「懲戒解雇」なのです。
クビになったところで、再就職の予定も無く、退職後の雇用保険の支給日数が増える解雇は「タダの望むところな攻撃」でしかありません。
何なら解雇してほしいくらいです。
自己都合の場合、最大でも150日程度の支給日数が、解雇なら最大270日になります。(35歳~45歳未満の場合)
倍近く支給日数が増えるので、ただ単においしいだけです。
懲戒解雇の場合は退職金が出なくなりますが、犯罪を犯したわけでも無ければ早々懲戒にはできません。
実際、会社にできるのは、特定理由による解雇くらいが関の山です。
そんな感じなので、特に社畜生活で恐れるものはありません。
・・・恐れるものはないと言いましたが、恐れるものは1つあります。
逆に普通の社畜が望むところだと思うことは恐ろしいですね。
何をトチ狂ったか、「昇進」したり、会社の重要プロジェクトを任されたりした場合は悲惨です。
多少給与が増えるだけで、長時間労働と重い責任がセットで付いてくる昇進だの期待だのは既にノーサンキュウなのが、セミリタイアを控えた私の状況です。
特に響かなかったけど、記事にも一応触れておく。
会社は「どうでも良いもの」になっている私には記事タイトル以外は、あまり響かない内容でしたが、記事の内容に触れていませんでしたので、ちょっとだけ触れておきます。
35歳を超えると、5歳分歳をとるごとに出身大学偏差値が10低下することと同程度の採用抑制効果があるそうで、その結果社内での昇進は諦めているけど、別の会社にも行けない社畜が社内に滞留しているということでした。
「働かないオジサン、オバサン」という話もありますが、幾ら建前で平等にチャンスはあるといった体で競争させようとしても、そんな建前で頑張れるほど若くもないので、真面目に頑張ろうなんて人は少数派になるのは当然の帰結です。
頑張ろうが、頑張らなかろうが給料は大きく変わりませんので、それならば最大限手を抜きつつ働こうとするのは当然で、働いている社畜が効用最大化しようとした結果、「働かないオジサン、オバサン」という形になっただけでしょうね。
私からすると中年社畜はただ単に合理的に行動しているだけですが、記事では降りた人を無理矢理にでも社内で活躍させたいらしく、このあと「降りた人」の原因と対策を記載しています。
記事の内容について興味のある方は、リンクから読んでみると良いかと思います。
結論だけ書いておくと、変化に対応する力が重要らしいですよ。
転職経験者で、これからリタイアしようとしている私に変化に対応する力が無いとは思えませんが、そんな力があれば、社内で使おうとするより社外でその力を使うでしょうね。
何しろ、既にその会社からは降りているのです。
再乗車はありえません。
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