物と記憶の結びつきは恐ろしいという話
仕事で怒られたとか、ミスをしたといったストレスを感じた状況について、なかなか忘れないものです。
何でストレスを感じた経験は長期間にわたって記憶に残り続けるのかを調べた研究がありました。
なぜストレスを受けた時の記憶はなかなか消えてくれないのか?
人は毎日の散歩の記憶はすぐに忘れてしまいますが、就職面接などのストレスを感じた状況については、なかなか忘れないもの。なぜストレスを感じた経験は長期間にわたって記憶に残り続けるのかを、ドイツの研究チームが「人に面接でストレスを与えて脳の活動を...
実験では「ストレスを誘発する面接」を受けた人と、比較対象として「ストレスが少ない友好的な面接」を受けた人が、それぞれ面接後にフィードバックを受けるというものだったそうです。
フィードバックの際に、コーヒーカップやペンなど24種類の物体を見せられてその物体について話題にしました。
この実験の結果、「ストレスを誘発する面接」を受けた人は、フィードバック中に見たペンなどの24種類の物体を見た際も、面接中の事を思い出してストレスを感じるようになったそうです。
ストレスを感じた時に見ていた物を見るとストレスを感じるという身も蓋もない結果になりましたが、セミリタイア後の人も、唐突に仕事のことを思い出してストレスを感じたとブログに書いている人が結構居ます。
仕事のことを思い出した日に見ていた物に、過去に仕事でストレスを感じた際に見ていた物と同じ物を見ているのかもしれませんね。
仕事をしている夢を見るというセミリタイアした人も居ますが、こういった人もその日に見ていた物が過去にストレスを感じた時に見ていた物と同じ物を見ているのかもしれません。
じっくり見ていなくても、夢で頭の中で記憶を整理している時に、見ていた物の中に出てきて、「仕事をしている悪夢」を見せているのかもしれません。
頑固な汚れみたいにしつこい仕事には困ったものです。
在宅勤務中にストレスを感じた場合、セミリタイア後も家の中に居るとストレスを感じるということになってしまいますが、この辺りはどうなんでしょうね。
その時は引越し&断捨離を考えないといけません。
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