サプライズメキシコペソ利上げ
メキシコの中央銀行が24日に政策金利を4%から0.25ポイント引き上げて4.25%にすることを決定しました。
エコノミストは23人もいましたが誰一人利上げを想定しておらず、4%の政策金利据え置きと考えていたので今回の利上げはサプライズになりました。
私はFXの取引でメキシコペソと円の通貨ペアを買うことが結構あります。
メキシコペソを購入する理由として、
- 新興国通貨のため金利が高い。(最近は下がったとは言え4%も金利が付く)
- 1ペソ当たり5円~6円のため10万ペソ買っても22000円程度の保証金で済む(5.5円の場合)
- スプレッドが他の新興国に比べて低い(南アフリカランドが0.8程度なのに比べてメキシコペソは0.2)
以上の理由から、毎日積み立てて購入しているといつの間にか儲かっているということが多いです。
為替取引では定期的に積立を行っているだけだと、要人発言等のニュースで暴落したり、最近ではコロナウイルスによって1ペソ6.01円から1ペソ4.22円まで下落したので、単純にロングで積立てていると、レバレッジ管理に相当気を使っていない限り、強制ロスカットになる可能性があるため、単純な長期積立投資はおススメしません。
新興国通貨はトルコリラ等でもそうですが、基本的に対円ペアでは基本的に右肩下がりなので金利の高さに引かれてロングで持っていると、スワップより評価損でやられてしまうため、あまり長期の保有には適していないと思います。
1998年は13.5円程度だったメキシコペソも、2021年6月現在では5.5円程度になっています。
ロングで持っているとスワップ金利ではとても賄えない位の評価損が出ることになりますので、株とは異なり長期間に渡って、積立てして保有するよりは長くても1年程度の期間で積立つつスワップと評価益で利益が乗れば売り抜けるくらいのスタンスで臨んだ方が良いと思います。
ちなみにメキシコペソの政策金利は以下のようになっています。
メキシコペソの政策金利は2019年7月以降は政策金利は下落基調です。
今回のサプライズで4.0%から4.25%まで上昇して2021年1月と同水準まで回復しました。
新興国通貨は利上げで上昇することが多いことと、日足チャートでも現在は上昇トレンドにいますので、しばらくは積み立ててスワップを受け取りつつ評価益が出たら利確というトレードも良いかもしれません。
私もここ数日の1ペソ5.3円から5.6円からの行って来いでスワップ含めて何十万か取れたので中々おいしい通貨ペアだと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
コメント