緊急事態宣言が6月20日まで延長
5月28日に今月末で終了予定だった9都道府県に発令中の新型コロナウイルスの緊急事態宣言を6月20日まで延長すると報道がありました。
何というか、以前も小出しに緊急事態宣言を出すなという記事を書いていますが、あまりにも何回も出したり延ばしたりするので、もはや街は普通に人出であふれていますね。
今日も普通に出勤しましたが、人出は多かったです。
コロナ禍前の状況よりは人は少ないですが、これは今後も変わらない気がします。
ちゃんと守る人は今後もずっと外出自粛を守っていくでしょうし、守らない人は罰則でも出来ない限りずっと守らないでしょう。
この辺りの対策は普段通りで何の変わり映えもないので、「はいはい」といったところですが、1点気になった点があり、菅首相が記者会見で「6月中旬以降は、1日100万回ワクチン接種できる。」と言ったところです。
接種状況を確認しようと思って厚生労働省のホームページを確認してみましたが、接種状況については現在首相官邸のホームページに移転したようです。
厚生労働省が忙し過ぎてギブアップしたのか、コロナウイルスへの対策が重要だからなのか・・
私は前者な気がします。
以前、厚生労働省の職員の辞職が止まらないという記事を見たことがあります。
これまでのワクチン総接種回数に話を戻すと、6月中旬以降に1日100万回って出来るんでしょうか?
首相官邸に掲載されている新型コロナワクチンの日別の実績を確認してみると、5月27日の情報で1日145,149回(医療従事者)、273,979回(高齢者)の合計419,128回です。
1日100万回にするには今の倍以上のペースで打つ必要がありますが、今のやり方で本当に今の倍の数接種できるのか怪しいところです。
接種券→会場を探す→予約→接種の流れですけど、接種券・・
接種券っているのかね。会場を探す→予約→接種で良いと思うんだけど。
成りすましとか、2回以上の接種を警戒しているのか21世紀になってもアナログな手段が取られています。
何のためのマイナンバーカードなのか・・
マイナンバーカードの普及を狙っているなら、マイナンバーカードで予約、接種する形にして、マイナンバーカードを持っている人を優先して接種するでも良いと思いますが、紙にこだわる理由が良く分かりません。
兎に角早く打ちたい高齢者が居なくなったらその後どうするんでしょうね。
残りの特に急いでいない高齢者が打ち終わるまで待つんでしょうか?
総務省の資料「統計からみた我が国の高齢者」では65歳以上の高齢者って3617万人も居るんですよね。
5月27日時点で3,979,962回接種なので、3617万人が2回接種することを考えると高齢者の接種率は約5.5%です。
今から1日100万回が達成できたとしても、高齢者への接種だけで約68日かかりますね。
現役世代は東京オリンピックまでのワクチン接種は無理ですね。
東京都の「住民基本台帳による東京都の世帯と人口(町丁別・年齢別)」で確認する限り、東京都の人口は1月時点で13,843,525人、65歳以上の人口は3,138,567人です。
東京都の5月23日時点の実績では211,969回接種完了です。
4月からやっててこの状況なので、現役世代どころか東京都の高齢者も東京オリンピックまでにはワクチン接種完了とはいかないでしょうね。
それにしても、東京都の人口を調べている時に見つけたんですが、
年齢不詳の日本人が1人いる。
荒木飛呂彦先生でしょうか。東京に住んでいるか知らないけど。
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