自分が親だったら嫌すぎる。こどおじとこどおば
日本では随分前から存在しているのが、子供部屋おじさんと子供部屋おばさんです。
こどおじとか、こどおばと略されることもありますが、この言葉が出てきてから10年近い年月が経っています。
2014年に2ちゃんねるで提唱された造語である。
wikipedia 「子供部屋おじさん」から引用
一言でこどおじ、こどおばと言っても、ちゃんと正社員で働いているパターンから契約、派遣、フリーター、ニートと労働形態も多種多様で、さらに家にお金を入れているパターンと、入れていないパターン、下手すると親にお金を借りているパターンと金銭的にも3種類が居ます。
親から見れば、家にお金を入れているパターンなら生活費的にも相互にメリットがありそうですが、お金を入れないで寄生しているパターンだと、「こいつら何時になったら家から出ていくんだろう。」と頭を悩ませているんじゃないでしょうか。
こどおじや、こどおばは親から見ると頭の痛い問題でしょう。
今日はこどおじと、こどおばが放り出されるお話です。
海外でも増える日本原産のこどおじ
こどおじや、こどおばという言葉は日本特有なものだと思っていました。
海外では学校を卒業したら自立するのが当たり前で、家にそのまま居残ろうとしても親が子供を追い出すのが普通だと思っていました。
日本でもようやく物価が上がってきましたが、日本に比べて海外のインフレはかなり強烈です。
インフレになれば、食費だけではなく当然家賃も上昇します。
欧米でも生活費の上昇、特に家賃の上昇がとてつもなく6割から8割上昇しています。この家賃の上昇に、収入が着いていけない若者が親と同居するケースが増えているようです。
欧米の人は、お金がなくても実家から追い出されるので、路上生活者になる人も居たと思いますが、さすがに母数の人数が増えてくると実家に寄生する人も出てくるようです。
こどおじもカウンター喰らってて草
ただ、日本と違って海外の場合は寄生される親側も黙っていません。
イタリアで40代になっても実家暮らし、家にお金も入れない息子2人が母親に訴えられたというニュースがありました。
2人を家から退去させることを求める裁判を起こしたのは75歳の母親です。
起訴までされたのなら息子もサッサと実家から出れば良いんですが、拒否したのでそのまま争ったようですね。
結果は母親の勝訴で、息子2人に実家から出ていくよう命じたようです。
75歳の母親にわざわざ裁判所まで出向かせて、弁護士付けてと、無駄な心労と費用を掛けさせなくても、良いだろうと思います。
息子からすれば自分の母親が、裁判してでも出て行って欲しいなんて言ってきたら、裁判する前に出ていくのが普通です。
本気だと思ったら、裁判起こす前に出ていけば良いと思いますが、余程こどおじライフが快適だったのでしょう。
日本でも同じような動きになれば良いんですが、日本では難しいでしょうね。
成人した子供を実家から追い出す法律なんて無いですし、警察も民事不介入を貫くでしょう。
法的根拠がないと、家族間の問題は家族で解決してねというのが日本のスタンスなのでなかなか難しいでしょう。
できるとしたら、こどおじに一服盛って寝ている間に親が引っ越しして逃げるくらいでしょうか。
そこまでする親が居ないってことでしょうが、年金暮らしの両親が家に金を入れないこどおじや、こどおばを飼っているのも年々シンドクなるでしょうね。
裁判して解決できないなら、もうすぐこどおじ、こどおばVS両親の刀傷沙汰のニュースが多くなってくるかもしれません。
そこまで問題が大きくなったら、「こどおじ、こどおば実家追放法」ができるかもしれませんね。
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