20代と60代の投資に関するギャップに関する謎
皆さんは投資をいつから始めたでしょうか?
今の若い人は投資の効果が、投資にかけた時間に比例して大きくなることを知っているので少額からでも投資をしている人は多いでしょう。
退職金はどんどん減額されていますし、年金の支払い時期も60歳から65歳、これから70歳とどんどん後ろ倒しにされそうなので、50代、60代の人も投資を始めている人は多いでしょうね。
私が投資を始めたのは今から16年前くらいですが、社畜として扱き使われ過ぎてお金を使っている暇がなかったので、投資をスタートしています。
周囲で投資している人は誰も居なかったのに、投資を始めたのは今思い返してもナイス判断でした。
今ならちょっと調べれば、一攫千金とは行かなくても時間をかければまず勝てる正解が転がっているので良い時代になりました。
こんな話を始めたのは20代と60代の社畜に投資と出世に関するギャップを調査した記事を見たからです。
何か変な感じがしたので、今日はこのお話をしようと思います。
ジジババ達の不気味な余裕の秘密が知りたい。
ますは、「会社で働いて出世・成功したいか。お金を稼いで出世・成功したいですか?」という問いです。
アンケートは20代と60代に対して行っているので、20代はどちらも成功したい人が多いでしょうし、60代はお金を稼いで出世・成功したい人が多いであろうことが予想できます。
60代は社畜なら既に上がりの年齢なので、今後仕事で出世してうんぬんと考えている時間もないので当然です。
ですが結果は60代でも9%、20代は27%が仕事で出世・成功したいという結果になりました。
どちらも出世・成功したいと回答したのは20代も60代も27%で同率です。
20代より60代の方が仕事で出世したくないと言うのは予想どおりでしたが、どちらも成功したい人が同数というのは変な感じです。
どちらも成功したいというのは人間の欲的にはよく分かります。
ですが20代で出世もしたくないし、成功もしたくないという人が既に18%も居ます。
いわゆる寝そべり族ですね。
20代でも60代でも「勝てない勝負はそもそもしない。」という派閥が一定数居るということでしょう。
何か変だなと思ったのが、「資産を増やしたいと思いますか?」という問いです。
「はい」か「YES」しかない問いなんですが、NOという人もいます。
成功したくないという人が60代で35%、20代で18%も居たので、それがそのまま60代の31%と18%のどちらでもないに入っているのかもしれませんが、60代の42%が資産を増やしたくない、もしくは増えても増えなくてもどちらでも良いと考えているのは変です。
20代と60代の結果が逆なら分かります。
まだまだ時間がある20代が「お金より大事なことがある」と考えて経験や学習にお金をかけて資産を増やそうとしないというのであれば、納得です。
資産を増やしたくないというより、この後30代、40代以降で資産を増やすための準備がしたいということでしょう。
20代なら分かるんですが、60代の42%、約半数が資産を増やしたいと思わないじゃ、大分まずいでしょう。
そろそろ会社は定年になり、学習意欲も体力も落ちています。
さらにこれから病気になるかもしれないし、あと10年もすれば寝たきりになるかもしれません。
そんな年齢の60代で資産を増やしておかないと、70代、80代以降に大分悲惨なことになると思います。
それにも関わらずどちらでも良いとか資産が増えなくても良いなんて、何だその余裕は?
既に死ぬまで使い切れないくらいの金は稼ぎきったから、資産が増えても増えなくても問題ないのでしょうか?
おそらく、そんな人は超少数派でしょう。
退職金を貰って気が大きくなっているのか?
ねんきん定期便でも見て、年金で生活できると考えているんでしょうか?
60代の約半数が感じている謎の余裕が気になります。
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