リタイアするには決断という大きなハードルが存在する。
セミリタイアブログを見ていると、「もっと早くリタイアしておけば良かった。」という方が多くいます。
リタイアした後に後悔する人は少数派です。
考えてみれば当然のことで、何しろアーリーリタイアやFIREするためには十分な準備が必要です。
日々の生活で節約に励み、できた余裕資金を投資に突っ込む。
たまに貯金だけでリタイアする人もいますが、投資を行う場合に比べてさらに節約に励んでいます。
投資でリタイアするにしても、節約だけでリタイアするにしても多くの時間が必要です。
そのため、実際リタイアするまでには考える時間もまたいっぱいあるということです。
リタイアするまでに、本当に自分はリタイアしたいのかと何度も自問することになるでしょう。
その結果リタイアするのですから、後悔することは稀でしょう。
ですが、リタイアすると決めていても実際リタイアに踏み切る時には葛藤があります。
私も「まぁまずリタイアしても問題ないだろう。」とは考えていますが、未だに社畜を続けています。
実際辞めるには踏ん切りが必要です。
踏ん切りがつかなくて、社畜生活をズルズルと続けてしまうので必要以上に資産が貯まってしまうのでしょう。
資産5,000万円以上で社畜を続けながら今までどおりの生活を続けていれば、1年で数万円は増えるでしょう。5年も迷っていれば数千万円増えることになります。
そりゃ「早く辞めておけば良かった。」という感想になるでしょう。
私は既に目標金額でリタイアするのは諦めました。
今は、リタイア予定日までの日数をカウントすることで何とかリタイアしようとしています。
資産は十分で、辞めようと思っているのに中々辞められない社畜は多い。
国民の7割以上がマス層にいることから分かるように、資産を増やすことは大変ですが、上手く資産を増やすことができても、リタイアすることは難しいです。
資産3,000万円、5,000万円作れる人は、資産増加の仕組みができています。
リタイアはこの仕組みを破壊してしまうことになるため、この資産増加の仕組みを破壊して資産横ばいや、取り崩し生活になることに恐怖を感じる人が多いように思えます。
感情的に「こんなクソ会社辞めてやるわ!」と行っても良いんですが、社畜を20年も続けているとあまり感情的になることは少ないです。
理不尽なことがあったり、腹の立つことがある度に爆発していては社畜は続けられません。
常に感情は抑制されています。
職場がブラック企業ではないことも、退職が喫緊の理由になり辛い理由になります。
それほど残業も多く無いし、年休もフル消化しているので年間150日近く休日があります。
この職場に転職したのも、労働時間がそれほど長くならないことを理由に選んだので、転職は成功していると言えますが、働き続けるならともかく、アーリーリタイアするにはホワイト職場なので、今すぐ辞めたいと思えるほどの誘引がありません。
辞める理由を理性的に考えて辞めるというのは、既に無理です。
仕事したくないという気持ちは常に心にありますが、「別にいますぐじゃなくても良い。」という感じです。
だからこそ、リタイアまでの日数を設定してカウントを始めた訳です。
米国株投資で有名なたぱぞうさんもリタイアを決断するまでに6年程度かかっていたそうなので、やはりリタイアの決断は難しいのでしょう。
たぱぞうさんはリタイアの1年前に「なぜ退職するのか?」について纏めたそうです。
・やりたいこと
・やりたくないこと
この2つを箇条書きに1年かけて書き溜めたそうです。
リタイア後も見返して、当時やりたかったことを確認しているようなので面白いと思いました。
やりたくないことを見返して、辞めたいという思いを新たにすることもできます。
なかなか良い方法だと思いました。
あと3年で退職予定なので、2年後の2025年からなぜ退職するのかについて箇条書きにしていこうと思います。
社畜辞めたいリストですね。
コメント