ミニマリストでも嗜好によって買うものは異なる。
皆さんも普段買い物をしていると思います。
何でもお金を支払えば手に入れられるのが、資本主義の良いところでもあるのですが、わざわざお金を払って買う必要のない物も多いです。
何を買って何を買わないのかというのは個人の趣味嗜好に大きく左右される内容です。
ミニマリストと言えども、何でもかんでも買わないという判断をしているわけではなく、自分にとって必要最低限のものだけを買っているはずです。
ミニマリストでも、人によっては白飯と梅干は外せないという人もいるでしょうし、晩酌は欠かさないという人も居るでしょう。
そういった人たちは米と梅干し、お酒は必ず買うと思います。
必要最低限が人によって異なるということなんですが、今日はそんなお話をしようと思います。
お茶より高い水とかマジいらん。
なんでこういった話になったかというと、原因はこのニュースを見たからです。
ミネラルウォーターの「エビアン」が再値上げされたというニュースです。
一度値上げされたことすら知りませんでしたが、500mLのペットボトルが、145円から170円(税別)に値上げされ、1.5リットルのペットボトルが310円が445円(税別)に値上げされるそうです。
水に税込で200円や500円近く支払うなんて狂気の沙汰です。
どんなミニマリストでも水をわざわざ買う人はかなりの少数派でしょう。
この水以外を飲むと体に蕁麻疹が出るという人や、他の水は飲めないという奇特な人が居るかもしれませんが、日本で飲み水にお金を払うのは、節約志向の人間からするとあり得ない判断です。
蛇口から飲める水が出るのにわざわざ買う人々
何でわざわざこんな話をしているかと言うと、日本は世界でも珍しい水道水がそのまま飲める国だからです。
国土交通省の調査では、水道水をそのまま飲める国（日本を含む9カ国）、そのまま飲めるが注意が必要な国（21カ国）と、世界の中では極僅かな国しかありません。
そんなレアな豊富な水資源がある国でわざわざ、フランスから汲まれた水を高いお金を払って買うのは大分おかしいです。
恐らくフランス産の水というと言われると、ブランド感を感じているのかもしれませんが、水は水です。
長距離輸送されてきた水より、国内の水源にある水の方が普通に新鮮だと思うんですが・・
食通ぶった奴でも、高い食材と安い食材の味が分からないのに、無味無臭な水の味を判別できる人間がどれだけいるのでしょうか。
恐らくエビアンのペットボトルに水道水入れて飲ませても、誰も気付かないでしょう。
実際に井戸水を飲んでいる自治体の人に、自分の自治体の井戸水と、東京の水道水を飲ませてどちらが、自分の自治体の水が選ばせるテレビ番組を見たことがあります。
飲んだ人は「東京の不味い水なんて分かるに決まってる。」と大口叩いていましたが、殆ど判別できる人がいなかったのが記憶に残っています。
普段から飲んでいても、まったく気付かないんですから、わざわざ水を買って飲まなくても普通に水道水を飲むというチョイスで良いでしょう。
みんなバカ舌なんですから、無味無臭なものに拘るのはお金の無駄です。
水に価格差を覆す満足感は無い。
軟水と硬水で味が違うとか、ミネラルが入っていると言う人も居そうですが、味？はともかくミネラルウォーターだけでミネラルを補うのはかなり大変です。
ミネラルウォーターで入っているミネラルは主にカルシウムとマグネシウムですが、1日に必要な摂取量は、以下の量を取らないといけません。
- カルシウム：成人男性・女性で600mg、妊娠・授乳期の女性で800mg
- マグネシウム：成人男性で340mg、女性で270mg
エビアンだけで摂取しようとすると、成人男性・女性で約14.5L、妊娠・授乳期の女性で約18.3L飲むことになります。
ポリタンクいっぱいに飲むわきゃ無いし、普通に食事やサプリメントで補うべき量でしょうね。
500mm170円で計算したら4,930円～6,290円ですよ。正気じゃありません。
日本の水道代はこのサイトで確認する限り、20㎥あたり2,142円～4,418円です。
全国平均で3,241円ですので、全国平均で計算すると1リットルあたり0.16円です。
500mmなら0.08円、エビアンは170円・・・
さて、飲み水に水道水の2,125倍のお金を払うほど貴方はお金持ちですか？
私は準富裕層の貧乏人なので、水道水で良いです。
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