どんな言葉も略すので、中年には分かり辛い
最近若い人達はタイパを重視しているそうです。
最初聞いた時、タイパ?タイパって何だろう、タコパの親戚かな思っていましたが、確認してみるとタイムパフォーマンスの略称のようです。
この何でも略すのどうなんと思わなくもないですが、コスパも略しているのでその流れでしょうか。
タイパにどれだけ意味があるか。
コストパフォーマンスは費用に対しての効果ですが、タイムパフォーマンスも時間に対しての効果の意味で使われていて、要するに「使った時間でどれくらい満足したか。」が重要になるようです。
私のようにとりあえずコーヒーでも飲みながら、動画をボーっと見ていたりするのは、若者的にはタイパが悪い行動をしているといったところでしょうか。
実際、若者は動画は必要な部分だけを切り抜き動画で見たり、倍速再生で見たりしているようです。
エンタメはエンタメで普通に楽しめば良いと思いますが、そこまでして時間を作って、何をしているんでしょうね。
情報収集の時間を短縮して、できた時間を自己投資に当てるといった意識が高い人は良いでしょうが、普通の人はできた時間で更に動画視聴を続けて、結局1日中動画見てましたという人も多そうです。
何というか生き辛そうな関係です
仕事や勉強といった「別にやりたくも無いけど、やらなくてはいけないこと」についてはタイパの考えを持ってきても良いかもしれませんが、それ以外については別に目くじら立ててタイパなんて求めなくても良いんじゃないの。というのが私の感想です。
自分が興味があって見たいなら、倍速じゃなくて普通に等倍見れば?と思います。
映画では音楽や、間の取り方、喋るスピードも重要になりますので、倍速で見ても台無しな気がします。
内容が分かれば良い程度なら、ネタバレのレビューサイトでも見た方が余程時間の短縮になりますし、効率的です。
ただ、それだけだと若者のタイパに対する考え方の本質を見ていない気がしたので、ちょっと調べてみました。
タイパを考えて、タイパについて纏めて書いてくれている情報を見てみました。
記事内容を見る限り、自分では大して興味が無いけど、友人と話す時に話についていけるように手っ取り早く情報を集めたいので、時短のために倍速動画や切り抜きやまとめ動画を見ているようです。
なかなかショッキングな事実でした。
タイパがどうこうじゃなくて、友人関係見直した方が良いんじゃないの?思ってしまいます。
同じことに興味がある人と友人になった方が楽しいと思いますが、わざわざ自分が興味の無いことについていくために情報収集するなんて、それこそタイパが悪い行動と言えそうです。
若者よりタイパに拘る中年
正直、あまり共感できる内容が無い若者のタイパに対する考え方ですが、私も1つタイパのために行っている行動があります。
それが、リタイアを目指すための行動です。
現在の日本社会では、大学を22歳で卒業したら65歳まで働くのがスタンダードになっています。
スタンダードで、就職から定年退職まで43年もかかるのは長すぎます。
しかも今後、定年が延長されて70歳が定年になれば48年と、働く時間はどんどん長くなる可能性が高いです。
普通の人からすると、仕事というのが、最もタイパが悪い行動になります。
興味があろうが、仕事が好きだろうがタイパは悪いです。
何しろ、経営者や株主のために自分の時間を浪費するのが仕事だからです。
そんな暮らしを、生活のためとは言え40年以上もの時間をかけて行うなんて、それこそタイパが悪い行動と言えるでしょう。
やっている仕事に興味があったり、好きな仕事なのであれば、自分でその仕事を事業化するべきでしょう。
本当に楽しいと思っているのであれば、楽しみながら事業を大きくして、事業に飽きたらその会社を同業他社に売却した方が、余程コスパも良いです。
私のように仕事に何の興味もない人は、手っ取り早く金を集めてさっさと仕事を辞める。
これがタイパの良い行動です。
そういった意味では、私は若者より遥かにタイパに拘って暮らしているのかもしれません。
まさにタイムイズマネー、タイムもマネーも王様です。
コメント