久々にIPO当選した。
2月にアクシージア(4936)がIPO当選してからおよそ4カ月ぶりにIPOに当選しました。
当選したのはペイロール(4489)という会社です。
トイレットペーパーみたいな名前ですが、給与計算業務を行っている会社です。
以前当選したアクシージアの記事に書いたとおり、上場初日に売り抜けましたが現在の株価はこんな感じになっています。
予想どおり上場した日が天井で6月11日時点の株価で初日の終値から25%程度のマイナスで推移しています。上場後に右肩下がりで公募価格割れしましたが、公募価格の1450円からはプラスで頑張っているようです。
ペイロール(4489)について
既に売り抜けた昔の株の話はこれくらいにしておいて、IPO当選したペイロールの話に行きたいと思います。
ペイロールは給与業務に関わる業務を全てアウトソースで引き受けて対応してくれる会社です。
給与や賞与計算だけではなく、明細の配布や従業員へのアナウンス、従業員からの問い合わせの対応等も行ってくれるようです。
わざわざ顧客の会社の就業規則や人事規則まで把握して対応するんでしょうか。
なかなか大変そうですが、そこまで対応してくれるならあまり無い形態の企業かもしれません。
取り敢えず、売るのかそのまま持ち続けるのか確認するためにも財務状況を確認します。
決算年月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 |
売上高(千円) | 2,772,056 | 6,629,003 | 7,252,039 |
経常利益(千円) | △17,138 | 433,288 | 420,977 |
当期利益(千円) | △294,436 | 77,746 | 77,965 |
資本金(千円) | 100,000 | 100,000 | 100,000 |
純資産額(千円) | 7,929,761 | 8,007,507 | 8,085,473 |
総資産額(千円) | 16,598,045 | 16,599,140 | 16,047,158 |
1株当たり当期利益(円) | △2,060.77 | 4.45 | 4.46 |
自己資本比率(%) | 47.7 | 48.2 | 50.3 |
従業員数(名) | 460 | 448 | 475 |
少し自己資本比率が低めでしょうか。
余り自己資本比率が50%台の企業を買うことは少ないので、心配と言えば心配です。
売上は伸びていますが、2018年から2019年に比べて、2019年から2020年の伸びがおとなしいです。
業態的には今後順調に伸びそうですが、伸びは限定的で大化けはし無さそうです。
発行価格は1株1380円、公募株数は428,000株で、売出株数は7,435,700株の7,863,700株が当選数になります。
売買は100株単位なので、78,637枚もあります。
今回も運が良かったというよりは、当選数が多いのでたまたま当たったんでしょう。
結論
一度クライアントとして契約すれば、余程の問題が無い限りそのままサービスを利用し続けるタイプのサービスですので、業務内容としては固いです。
クライアント社員の個人情報の流出等の不祥事が無ければ、今後の業績は手堅く伸びていくのではないかと思います。
日経新聞でペイロールの社長のインタビュー記事がありました。
上場後もプライベートエクイティファンドが5割弱の株式を保有する方針のようなので、数年持っていれば安定した株価と配当が得られるかもしれません。
1単元で14万程度なので、とりあえずホールドでも良いかもしれません。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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