早期退職したい人の辞め時が減るかも?

ゆるいネコの不測の事態 FIRE前
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転職する時より悩ましいFIREする時期

社畜を辞める時に悩ましい問題の1つに辞め時の問題があります。
転職する際でもFIREする際でも良いのですが、いつ辞めるかは結構頭を悩ませる問題です。

最近は頭を悩ませる以前に、退職代行でバックレる人もいますがこういう人は少数派でしょう。
いわゆる普通の社会人なら職場の状況や自分の都合を斟酌して、退職時期を決定します。

私は転職もFIRE時の退職も両方とも経験しましたが、どちらかと言うとFIRE時の退職の方が頭を悩ませました。

なぜなら転職の時は次の職場がありますからね。
今の職場の状況と、次の職場の都合、自分が辞めるのに都合が良い時期をすり合わせて辞める時期を決めればよいだけです。
ここではどちらかと言えば、自分の都合は後回しになりますね。
次の職場>今の職場>自分みたいな状況で退職時期を決めます。
先方の都合で決まるってヤツですね。

それに比べると、FIREする時は100%自分の都合で辞める時期を決めることになります。
これが意外と難しい。

年末になると何時辞めようか考える。
年末になるといつセミリタイアしようか良く考えます。私は資産状況的にあと4,5年くらい、会社からお駄賃を貰おうと思っています。これは単純に、資産状況から見て4,5年くらい必要と考えているだけですので流動的で、資産運用が好調だと早まる可能性があ...

約5年前にいつ辞めるか、考えてみたことがありますが、自分の都合100%で辞める場合は、3つだけです。
それは年末か、年度末か、夏のボーナス後かです。

他にも早期退職制度の条件を考えて決めたりすることもあると思いますが、純粋に一番金銭的にメリットがありそうな時期に辞めることが多いはずです。

私の場合は夏のボーナス支給後に退職(6月末)ですね。
金払いの渋い会社からできるだけお金を貰って辞めようって魂胆です。
今日は賞与のお話です。

早期退職する場合は1円でも多く貰って辞めたいが人情

FIREする場合は定年退職とは異なり、いつ辞めるかは決まっていません。
だからこそ辞め時は自分で決める訳ですが、FIREする場合は1円でも多く貰って辞めたいという人が多いのではないかと思います。

お金だけは幾らあっても余るってことはないですからね。
必要なさそうな程の資産を作った後でも、貰えるなら欲しいと考えるものでしょう。

そして賞与を出す場合、夏と冬の年2回貰える会社が多いと思います。
これが寸志程度の金額だったら、別に貰わなくても良いかと思えると思うんですが、1回のボーナスで基本給の数か月分出るとなれば、貰ってから辞めたいと考えるはずです。

私も以前考えたとおり、夏のボーナスを貰ってから退職する予定です。
優先順位では3番目でしたが、ボーナス支給後の退職はFIREするなら当然の選択肢になると思います。

さすがに100万円くらい貰えるチャンスを態々ふいにして退職するより、貰ってから辞めたくなりますよね?
そう考えると、年度末で辞めている人は凄いです。
3カ月は評価にもならないのに真面目に働いているってことですからね。

FIREする人にとってボーナスはあまり重要ではない

この夏と冬のボーナス
社畜にとっては待ちに待った大金ゲットのチャンスですが、FIREする人にとってはそれほど必要なものでもありません。

そりゃ、貰えればうれしい
これは間違いないです。

ですが普段から節制して生活しているFIRE民は、毎月給料内で生活しているのです。
毎月の生活費で足りない分はボーナスで補填といった生活はしていませんし、ボーナス貰ったからといって、日々の生活が変わることはありません。

せいぜいボーナスで追加投資する位のものでしょう。

セミリタイアを目指す方のボーナスの使い方について
セミリタイアを目指す場合のボーナスの使い道12月10日は公務員の冬ボーナスの支給日です。支給額は昨年より3万円少ない65万円だそうで、民間はどの程度の支給なのか確認してみましたが、以下の記事だと今年の冬のボーナスは約4割の企業でボーナスの支...

4年前くらいに、ボーナスの使い道についてお話しましたが、6割は投資に回すのをお勧めしていました。

4割は好きなことに使う。
1秒でも早く辞めたい人は投資に回すでも良いでしょうが、個人的には少しは使った方が人生楽しいと思います。

今後、社畜の辞め時が減るかも?

ですがそんな社畜のオアシスのボーナスも今後は無くなっていくかもしれません。
ソニーが冬のボーナスを廃止して、月給と夏のボーナスに振り分けるというニュースがありました。

ソニーグループ、冬の賞与を廃止 「賞与の給与化」へ - 日本経済新聞
高水準の賃上げの動きが定着しつつある。連合が4月3日に発表した2025年春季労使交渉の同月1日時点の集計によれば、定期昇給を含めた平均賃上げ率は5.42%と、あくまで現段階ではあるが前年を上回って推移している。「この水準を維持していきたい。...

このニュースを見た時にまず思ったのは「やりやがったな」です。
昨今の賃上げで渋々給料を上げているけど、これ以上は上げたくないから、何となく給料が上がった感じにしようみたいな動きをすると思ってました。

ドラゴンボール完全版 32巻 476話から引用

つまり、月給を高くするために賞与で払う分の金額を振り分けたってことですが、給料全体の額を増やしたくないから、賞与から抜き取って月給を増やしたってことです。

これを見て最初に思ったのが、「賞与積立分の金額>増える月給の総額」という構図です。

賞与で貰うより少ない金額を月給に乗せることにしたんだろうなという想像が働きます。

建前上は、総支給は変わらないと言うんだと思います。
ですが、今までより総支払額が減る人はきっと増えると思います。
業績によって支給額が変わる賞与と、毎月固定の月給で賞与より月給で支払う場合は支払い額を抑えたいという気持ちもまぁ、分からなくもありません。

初年度は同じくらいになるように調整しても、次年度は夏のボーナスを下げたりするんでしょうね。

夏のボーナスだけ残るのも何か嫌な感じです。
ボーナスなくして月給にするなら、夏のボーナスも月給に振り分けろよと思うんですが、そうはしないところにも何か作為があるような気がしてしまいます。

FIREを目指す場合は辞め辛くなったとも言えますね。
年に1回しかボーナスが出ないなら、辞め時は6月末一択です。
これなら賞与は全額月収に振り分けて、いつでも辞められるようにして欲しいと思いますが、そこは金払いの渋い日本企業、支払いを減らせる可能性があるボーナスは残しておきたいということなんでしょうね。

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FIRE前
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コメント

  1. ふじく より:

    ソニーは今後の見通しが明るいんだろうか?
    普通は業績悪い場合ゼロにできるボーナスがあると調整しやすいと考えると思うんだが
    月給だと絶対下げられないので

    • nekonabe より:

      ふじくさん、コメントありがとうございます。
      そうなんですよね。月収下げられないからボーナス無くしましたってなると、月収は大して上がらないんだろうなって気がします。
      多分一部の人は凄い上がるのかもしれませんが、全体的に見れば下がる人が多いみたいな調整になるんでしょうね。

      業績は直近はゲーム分野がけん引して良かったですけど、SWITCH2が出たら多分PS5は負ける気がしますね。

  2. 仙堂智隆 より:

    こんばんは、仙堂です。

    ボーナス年1回ですか。月給なんかより年収の方ばっかり気にしてたから、実際どういう影響があるのかよくわかりません。

    いろいろうがった見方もあるでしょうけど、労働分配率とか平均年収なんかは、わかりやすい数字だから、それらが下がると組合ともめるし、採用にも響くから、会社全体で総額は増やしてると思いますよ。

    私の会社は、何年かに一度大量リストラがあって、そのときずいぶんな割増金がでてたし、会社都合の退職になってたから、新たに退職希望者を募るのを待ち構えてました。

    • nekonabe より:

      仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
      普通の社畜は月収気にすると思いますよ。
      月にいくら使えるかが重要で、年収はそんなに気にしないんじゃないでしょうか。
      年収いくらに拘る人はチェックすると思いますが、普通の社畜だと源泉徴収見るくらいですからね。
      実は年収知らない社畜は結構いっぱい居そうです。

      黒字リストラは最近流行ってますね。
      追い出したい社員の月収はしょぼく上げるみたいな手も使いそうですね。
      金払いの渋い会社にいたので、どうしても金回りでの施策は何か裏があると見てしまいます。

      • 仙堂智隆 より:

        こんばんは仙堂です。

        そうなんですね。正社員の収入ってボーナス込みだから年収じゃないと正確なことがわからないと思ってたのですが、パートじゃないのに月給を重視する人が多いんですね。

        給料の仕組みの変更はむずかしいですね。どうしてももらう方は自分のことが大切ですから。
        全体で上がっても、個々で見ると下がる人もいるだろうし。
        ネットやマスコミはそういう下がった人の声ばかりが大きく聞こえてきます。

        追い出したい社員は少しだけ昇給、というのは正確な表現じゃなくて、給料が上がらない社員、すなわち評価が悪い(持っている能力を発揮していなくて期待した成果を出していない)社員はとっととやめてほしい、というのが正確だと思います。

        うちの会社、年度末まで働いてやめたのですが、ちゃんと夏にボーナスが振り込まれていました。10月から3月まで働いたことにたいしてのボーナスですから。
        入社したときの最初の夏のボーナスは、小遣い程度しか振り込まれてなかったのを思い出しました。
        最後のボーナス評価、ぺけぺけの評価も仕方ないと思っていたのですが、ちゃんと評価してくれていた当時の上司に感謝です。

        • nekonabe より:

          仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
          仙堂さんの会社は良い会社ですね。
          多分ボーナスの支給要件が評価期間である年度末まで働いていれば支給される条件なんでしょうね。
          私の会社は金払いが渋いので、夏のボーナス支給日まで在籍していないと出ません。
          そこは就業規則を確認したので間違いないですね。
          しかもキッチリ100%働いていたのに、評価は無しになるので普通には支払われないです。

          こういうことをするので、会社の評価システムは胡散臭いと思ってしまいますし、穿った見方をしてしまう訳ですが・・
          良い会社に居る人は性善説で、会社は良いところだと思ってしまうのかもしれませんね。

  3. はしQ より:

    nekonabeさん おはようございます。はしQです。昨日書き込みしたはずなのですが、ミスしていたようなので。もう一度。ある程度資産が蓄積されてくると、月給も賞与もいただけるものはあり学いただきますが、かなり ありがたみ が薄れてしまいますね。とはいえ少しでも多くもらえるものはもらいたい欲には勝てません。社畜の性ですかね。SONYの冬の賞与のみにする変更は、働き手の若年層の給与を上げて、年寄りから奪い取る口実と思っています。大きな流れは、将来的にはジョブ型雇用に移行するのでは と考えてもいます。日本型の企業が、ジョブ型雇用に移行するのはかなり手間と手順がかかりますが、グローバル企業であればグローバルスタンダードを基準に、若干ソフトランディング対応をすれば可能かと思います。結局は氷河期世代が割を食うことになりそうです。・・・残念・・ではまた

    • nekonabe より:

      はしQさん、コメントありがとうございます。
      何度かジョブ型に関しては私見を書いたことがありますが、日本でキッチリしたジョブ型が成立するかは大分怪しいと思っています。
      それによって20だけど月収50万、50代だけど月収20万みたいな状況もあり得る訳ですが・・・
      金払いの部分だけジョブ型、仕事はメンバーシップ型みたいな状況も普通にありそうです。
      空気読みを強制される日本の村社会システムで、自分の仕事じゃないからと言える心の強さがある社畜がどれだけいるのかも疑問です。

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