意図的な為替介入があるとリズムが狂わない?

のけぞる FX
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介入の効果が薄いことが良く分かる1週間

先週は青の平行チャネルの下限までは売り方針、青の平行チャネルの下限を割り込んでくるようならそのまま売り継続、反発するようなら買い方針を基本線として、青の平行チャネル内での上昇傾向が確認できれば、青の平行チャネルの上限までは買い方針とする方針としていました。

GW中に起きたらロスカットされた人は何人いるのかね。
寝ている間に介入されていたけど、臆病者にはノーダメージです。 先週はストキャスティクスがド天井をつけていて、そろそろ下がるんじゃないかと見ていました。とは言え、チャート的には円安傾向が続きそうだったので、1日以内のポジションを取った買い方針...

介入があったため、しばらく円高傾向が続くかと想定していましたが、想定より強い相場でした。

取引はここ2週と同様、週明け早々売りをかけてみましたが、結局下がらなかったので同日夜に損切りしています。(紫丸部分)

ドル円(USD/JPY)1時間足チャート(TradingViewから作成)

その後、青の平行チャネル内の上昇傾向が続くと判断して、夜に買いを入れて青の平行チャネルの中間線(青の点線部分)で決済しています。(青丸部分)

特に重要な経済指標がなかったため、ポジションを久しぶりに長めに持ちましたが、プラスマイナスではプラスで着地できました。

2024年5月6日週の利回りとドル需要について

5月6日週のアメリカ10年国債利回りの動き

アメリカ10年国債利回りは週初4.49%、週末4.50%でした。
最も高かったのが5月9日21時台の4.52%、最も低かったのが5月8日0時台の4.42%です。

先週は株価とチャートの動きから横ばいからやや下落の想定をしていましたが、想定より金利の動きが穏やかでした。
一度下がっても4.5%を割り込むと戻すといった動きを続け、週初とほぼ変動なしの横ばいの推移になりました。

MACDは下落傾向、RSI、ストキャスティクスは横ばい推移です。
株価は先週想定していたとおり上昇したので、利下げについて何かイベントや発言がなければ、来週も横ばいからやや下落傾向に落ち着くと思います。

アメリカ10年国債利回り1時間足チャート(Trading Viewから作成)

日本国債10年物の利回りは週初0.89%、週末0.90%でした。
先週は横ばいからやや下落程度の動きを想定していましたが、9日以降に金利が少し戻ってしまったので、想定よりはやや強く0.9%台をキープして週の取引を終えています。

MACDは下落傾向から8日以降は横ばいで推移しています。
RSIとストキャスティクスは8日までは下落傾向、それ以降はやや上昇推移です。

来週の日本国債10年物の利回りは、チャートを見る限りは横ばいの推移となりそうです。

5月6日週のドルインデックスの動き

ドルインデックスは週初105.07で、週末105.31でした。
最も高かったのが5月9日20時台の105.74、最も低かったのが5月6日21時台の104.86です。

先週は横ばいからやや下落傾向を想定しており、節目の104.7近辺の攻防が続くと思っていました。
株価は上昇傾向だったのに、ドルインデックスは想定より強めの推移となりました。

節目に近づいたのちに反発して105台に戻す動きとなったため、まだ節目の104.7は有効に機能しそうです。
MACDは下落傾向、RSI、ストキャスティクスは緩やかな上昇傾向になっています。

株価もまだ強そうに見えるため、来週のドルインデックスは横ばいからやや下落傾向を想定しておこうと思います。

ドルインデックス1時間足チャート(Trading Viewから作成)

VIXは先週に引き続き下落傾向で13を割り込んできました。
週初13.98、週末12.56で先週より更に一段低下してとうとう13を割り込んできました。

先週、株価は上昇傾向が続くだろうと想定していましたが、想定どおり上昇傾向となりました。
週初38,762ドル、週末39,512ドルのプラス837ドル、プラス2.16%です。
一度割り込んだ青の平行チャネルの下限にまた近づきつつあります。

NYダウ、ドルインデックス日足比較チャート(TradingViewで作成)※ローソク足DJI、オレンジDXY

NYダウ平均株価のMACDとRSIは上昇傾向、ストキャスティクスは横ばい傾向です。

来週のドルインデックスは横ばいからやや下落傾向を想定しており、株価のMACDも上昇傾向が続いていることから、上昇傾向が維持されると思います。
ただ、青の平行チャネルの下限付近で反落の可能性はあるため、株価の推移は要警戒といったところでしょうか。

2024年5月13日週のドル円取引について

5月13日週の10年物金利、ドルインデックス共に横ばいから弱い下落傾向になる前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。

ドル円を動かしそうな経済指標は、5月15日の21時30分に消費者物価指数と小売売上高、5月16日の21時30分にフィラデルフィア連銀景況指数、22時15分に鉱工業生産指数と設備稼働率の発表があります。

重要なのは15日の消費者物価指数の発表ですね。

米FOMC声明全文
最近の指標は、経済活動が引き続き堅調なペースで拡大していることを示している。雇用の伸びは引き続き力強く、失業率は依然低い。インフレ率はこの1年で緩和したが、依然高止まりしている。ここ数カ月間、委員会の2%のインフレ目標に向けてのさらなる進展...

利下げ時期は持続的な2%のインフレ率が確認できるまで行わないと慎重姿勢を示しているため、結果次第で大きく債券金利と株価がブレそうです。

先週個人的に注目していたメキシコ中銀政策金利は市場予想どおり11%で変動なしでした。
結果発表までペソは上昇しましたが、変動なしの結果が出た後も変わらずメキシコペソは強かったです。
反落しても良い場面だったのですが、意外な動きでした。
高金利通貨のため一定の買い需要はあるのでしょうが、それ以上に円が弱いので日本国内でもペソを買っている人は多そうです。

ドル円(USD/JPY)日足チャート(TradingViewから作成)

MACDは横ばい傾向、RSIとストキャスティクスは上昇傾向が続いています。
週足ではMACD、RSI、ストキャスティクス共に上昇傾向が続いています。

先週、為替介入があったため円高方向に動きましたが、介入後は円安です。
やはり介入では大きな流れは変えられないようです。

となると、インジケーターの動きを踏まえて青の平行チャネル内では買い方針継続で問題なさそうです。

ただ直近の値動きでは156円近辺で上げ止まる傾向があるので、今週は軽々に買いに行きづらい展開です。
来週は青の平行チャネルの中間線(青の点線部分)辺りで一旦調整の可能性があるので、この近辺は多少警戒しようと思います。

私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。

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