社畜は終わらないレースで走る競走馬みたいなものです。
学校の在学中から就職活動を行い、卒業した後に社畜になるというのが10人居れば9人はそうする王道ルートです。
学校教育は勉強だけではなく、社畜になるための調教も兼ねています。
普通の社畜暮らしを違和感なく行うための調教です。
気が合う人も居れば、合わない人も居る。
好きな人も居れば、嫌いな人も居る。
先輩も居て、後輩も居る。
そんな学校生活の中で、将来の社畜暮らしを疑似体験させるわけです。
学校は社畜のための予備校のようなもので、学校で上手く立ち回れないと社畜になっても上手く立ち回れません。
そんな学校から社畜のルートは、調教された競走馬がレースに出るようなものです。
レースではありますが、競馬場を何百周もさせられる糞レースですけど・・
しかもゴールは見えないくらい周回させられるのに、騎手（会社）は適当なタイミングで鞭を入れてきます。
そんな終わりの無いレースを走らされる馬である社畜は、基本的にシンドイのが基本です。
なんでこれでバズるのか謎
フォロワー11万人のTikTokerが社畜が自分の時間が持てないと言ってバズったニュースを見ました。
社畜は待遇面では嘘を言ったりしますが、基本的な労働条件を外すことはありません。
何時から何時まで働いて、休日は何日、給料はこれくらい払いますという労働条件の提示が就職時に行われます。
つまり、一応は条件面で合意して就職するわけです。
それを見て合意して社畜になったのに、就職後に自分の時間が持てないは意味のない主張です。
分かって合意して就職したんでしょうで終了です。
社畜に時間がないと言うのは意味が分かります。
以前一般的な社畜の暮らしを記事にしたことがありますが、平日の社畜はとにかく時間がありません。
特に一人暮らしなら、誰も手伝ってくれないので家事にも時間が取られます。
記事を書いた時は、多少残業する前提で考えましたが、平日の社畜は2時間30分程度の自由時間しかありません。
残業ゼロでも3～4時間程度でしょう。
学生時代に比べれば、はるかに自由がない暮らしになります。
しかもリタイアするまで、ずーっとその生活が続くのです。
そりゃ泣きたくもなるでしょう。
この人は「9時から17時まで働くだなんて頭がおかしくなりそう。」と言っていますが、頭おかしくなってからがスタートですよ。
問題なのは頭がおかしくなっても、シンドイものはシンドイところです。
頭がおかしくなっても本当に狂っているわけではないので、慣れはしますが不快な気分はずっと続きます。
ただ、この不快な暮らしに慣れるというだけです。
頭は正常のままですが、これが社畜の頭がおかしくなった状態です。
こんな当たり前のことをわざわざ言って、それが共感される変な話です。
もし労働条件が改善されて週の労働時間が減ったとしても、きっとスグに慣れて今度は「週32時間労働なんて頭おかしくなる」とか言い始めますよ。
この状況を治す方法は少ないです。
この狂った状況から脱出するにはFIREするしかないでしょうし、頭おかしい状態を更に進めて慣れ切って何も感じなくなるかの2択ですかね。
社畜は諦めるか、脱出するかの2つしか選択肢がないのです。
私は未だに諦められないので、社畜を脱出しようと思います。
週40時間から週0時間に減らせば、この洗脳からも解放されるでしょう。
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