転職は計画的に
よく給料が減っても良いからワークライフバランスを優先したいという人が居ます。
そのまま会社に居続けた場合、鬱病とか過労死しそうな環境なら脱出するのは当然です。
私もこういった場合は、脇目もふらずにとりあえず退職してから転職した方が良いと思います。
ただ、転職するにしても転職先はよく考えるべきでしょうね。
自分のことなので、転職先について十分に吟味するのは当たり前の話ですが、転職したけど不満なケースを読んでちょっと思ったことがあったので、今日はこのお話をしようと思います。
目標達成してても不満が出る謎
この記事のケースではワークライフバランスのために、IT業界で年収600万円のマネージャー職から家具の製造ラインで年収320万円のスタッフ職に転職しています。
その結果、給料が半分くらい下がって凄い不満らしいです。
恐らくこの人が本来考えていたワークライフバランスは達成できているでしょう。
工場のラインなら、ラインが稼働している時間だけ働けばいいのでまず残業は無いでしょう。
この人が当初考えていた仕事と余暇のバランスを整えるという望みは叶えられているはずです。
そうであれば、この人は満足するべきです。
給料は下がったけど、仕事は単純労働だし残業もないので楽チンだと思うべきです。
最初に考えた条件を達成しているので不満に思うのはおかしいんですが、実際は給料が少なすぎて不満だそうです。
転職するのであれば、今まで経験してきたことを生かすのが基本です。
IT業界で働いていたのであれば、同じ業種でもっと条件の良い職を探すべきなんですが、自分からわざわざ異業種で今までやってきた仕事とまったく関係ない仕事を選んでいる時点で、安月給になるのは避けられません。
私は昇給するまで待っていられないので、何度か同じ職種で規模の大きい会社に転職するという行動を取ってきましたが、労働時間は会社の規模が大きい方が少なくなります。
給料は会社の規模の大きさに従って増えていくので、給料を下げずに労働時間を減らしたいのであれば、今いる会社より規模の大きな会社に転職するのが正解だったと思います。
別業種への転職とサイドFIREの類似点
働く時間を減らしたいから転職するという話・・
フルタイムの社畜をしたくないから、週3日くらい働くサイドFIREにしたいって言っているのと似ているなと思いました。
普通の仕事は週40時間の労働を前提としているので、週15時間~25時間くらいの仕事になれば仕事内容はフルタイムの仕事とは違った内容になるはずです。
つまり週の労働時間を減らそうと思った段階で、今までと違った内容で働くことになるはずです。
サイドFIREした後は、今まで働いた仕事内容と全然違う仕事をしてみたいというのであれば、望むところなのかもしれません。
特に今の仕事に全く興味がなければ、違うことをしてみたいと考えることもあるでしょう。
ですが未経験だと、給料は下がるでしょう。
給料をもらった後に、この記事の人と同じことを考えないのかという疑問は残ります。
働く時間を減らすという目的は達成したけど、給料が少なくて不満といった状態にならないでしょうか。
恐らく最初の頃は労働時間が減って満足しているでしょうが、時間が経つにつれて短い労働時間にも慣れてくるでしょう。
そうなった後に残るのは給料の不満だけということにもなりかねません。
特にサイドFIREを考えている人の場合、フルFIREと異なり毎月数万円~10万円程度を毎月稼ぐことを前提として退職することが多いです。
労働時間だけにフォーカスして労働時間を減らすことには成功したけど、給料も減ったという状況になると、サイドFIREする前より更に労働嫌いになるかもしれません。
やはり労働は何だかんだ言っても結局お金のためにしているのです。
時間が長くても短くても拘束されていることには変わりが無いので、拘束されて無理矢理言うことを聞かされるのであれば、いっぱい貰いたいでしょう。
もし、サイドFIREするのであれば、せどりでもブログでもYoutubeでも何でも良いですが、雇われ労働で稼ぐ方向にしない方が、不満は少なくなるのかもしれません。
働いている時間の長さと貰えるお金が比例しない働き方の方が良いでしょうね。
ちょっとでも時間拘束されていると、貰えるお金と比較して不満を感じやすくなるでしょう。
ただこれだと、いくら稼げるかわからないので、毎月足りない分を稼ぐというサイドFIREの考え方にはマッチしませんね。
そう考えると、生活費はすべて配当所得で賄い、趣味や娯楽の費用はサイドFIREで賄うという形にするべきでしょうね。
FIRE目指している人が、そんなに我慢強いかは置いといて・・・
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