祝日が増えるのに理由はいらないので、ただちに実行したまえ。
1月15日を祝日にしようという動きがあるようです。
全国各地の祭りや年中行事を保存・継承するために「伝統行事継承の日」とやらを作ってその日を祝日にしようということらしいです。
山の日や海の日ができた時もどうでも良い理由で祝日になりました。
今回も相変わらず良く分からない理由で祝日を作ろうとしていますが、社畜からすれば1日休みが増えるので、理由はどうあれ休みが増えるなら、祝日の由来や理由などどうでも良いといったところでしょうか。
1月15日は1999年まで成人の日で祝日でしたが、ハッピーマンデー制度によって1月の第2月曜日が祝日に変更されています。
これによって正月休み明けの翌週が3連休になったので、年末年始明けのリハビリ代わりになって社畜に優しいスケジュールになりました。
今回の祝日が正式に決定すれば、1月の3週が週休3日なってさらに楽になります。
祝日を決める際は、日付で決められるよりも月曜日とか曜日で決めてくれた方が良いです。
なぜなら、土曜日が祝日だと休みが被って損した気分になるからです。
特に2023年はカレンダーの巡りが悪くて、土曜日が祝日に被っている日が多いです。
2月11日（建国記念の日）、4月29日（昭和の日）、9月23日（秋分の日）の3日が土曜日に被っています。
貴重な祝日が3日も無駄になっています。
日曜日と祝日が被った場合は月曜日が祝日になるのに、土曜日が被った場合は代休が無いので単純に丸損です。
祝日を増やすより土曜日と祝日が被った場合、前日の金曜日を祝日にするといった対応をしてくれた方が、カレンダーを見た後のガッカリ感が無くなって良い気がします。
何か誤魔化されている感があるが、週休3日はどうした？
祝日が増えるのは良いニュースですが、所詮は休みが1日増えるだけのことです。
そんなことよりも、週休3日についての議論はどうなったんでしょう。
イギリスでは給料は据え置きの週休3日のプログラムで多くの企業が参加したようです。
殆どの企業は、そのまま週休3日制を継続するそうですが、印象的だったのは以下の記載ですね。
参加者2900人のうち週休３日制をやめたいと回答した人はゼロで、15％はいくらお金を積まれても週休２日制には戻れないと答えた。
Bloomberg記事から引用
誰も週休3日を止めたくない。いくら積まれても週休2日には戻れないと回答したというところです。
人は誰しもが働きたくないと私は考えていますが、そのごく当たり前の理論を後押しする結果ですね。やりがいだの仕事の楽しさなんぞは基本的に錯覚です。
上手くいっている時は楽しい気がする程度のものでしかありません。
できれば働きたくない。これが人類共通の認識です。
音楽や芸術のように人類なら誰でも共感できる、人類共通の認識です。
私の学生時代がちょうど週休1日から週休2日の過渡期で、土曜日が隔週休日になっていましたが、週休3日制の過渡期も隔週週休3日になるんでしょうか。
日本は政府にとって税金等の都合の良い部分は、欧州の制度をすぐに取り込みますが、都合の悪い部分はなかなか取り込まないので、私が社畜の間は週休3日が正式に制度化されることは無いでしょうね。
週休3日は無かったことにしている感があるので諦めていますが、とりあえず、今回の1月15日の祝日は来年からさっさとスタートして欲しいものです。
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