ゼロコロナ政策もようやく終了か?
以前、中国でゼロコロナ政策に反対する抗議活動が活発になっているという話を取り上げました。
デモ参加者は「共産党、退陣!」「習近平、退陣!」と大騒ぎしていたので、武力によるデモ鎮圧が無いかヒヤヒヤものでしたが、習近平さんも「こりゃ、ヤバい」と思ったのか、あっさりゼロコロナ政策を転換したようです。
ニュースによると、新型コロナウイルスに関する大幅な緩和策を発表したようです。
感染者が発生したら、強制的に隔離するなんてことを続けていれば、いくら一党独裁でも不満が出ようというものです。
私の願いが通じたのか、習近平氏もようやくゼロコロナ政策を諦めてくれたのかもしれません。
面子のためにゼロコロナ政策を強行しなかったのは正解だとは思います。
私は中国居住ではないため、例によってデモやゼロコロナ政策の転換よりは、株価の方が気になりますので、また確認しておこうと思います。
株価は上昇、ただし景気は悪そう
上海総合指数は前回確認した時点(11月30日)から、始値3141ポイントから上昇して12月7日時点で3199ポイント、58ポイント上昇のプラス1.85%です。
香港ハンセン指数は11月30日の始値18,141ポイントから、上昇して12月7日時点で18,814ポイントの673ポイント上昇、3.71%上昇です。
現状は上海総合指数、香港ハンセン指数共に上昇傾向です。
既にゼロコロナ政策からの転換期待によって反騰し始めていたので、思ったほど株価にポジティブな反応はありませんが、今後も緩和方向で動けば株価は期待できます。
12月7日の反落が気になりますが、おそらく12月7日発表の貿易収支の結果が予想782億ドルに対して、結果が698.4億ドルだったのでその影響でしょう。
実際、発表後の午後から株価が下落しています。
このままゼロコロナ政策を転換してくれれば、そろそろ中国も買いで入りたいところです。
一党独裁の国なので、ある日急に政策やルールが変更されることがあるのが中国の怖いところです。メリットもありますが、今回のように政権の肝になるような政策だとなかなか変更しないのはデメリットです。
ただ流石に、これ以上民衆からの受けが悪いゼロコロナ政策を継続したりしないでしょう。
上昇を期待して、指数のインデックスをちょっと買い増しておこうと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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