差し引きマイナスの超展開でした
先週は、98年8月の高値である147.67円を起点にそれ以上に上昇したら売り、145円まで調整すれば買いという方針としていました。
11月7日に売りポイントの147.67円に近づく147.56円まで上昇する場面(青丸部分)がありましたが、147.67円で刺していたので刺さらずでした。
11月10日に消費者物価指数の発表があり、私は市場の物価上昇はピークを迎えたと考える予想はやや楽観的かなと思っていました。
ですが、重要指標前はポジション取らないことにしているので、発表までポジションは取りませんでした。
本当、重要指標前にポジションを取らなないで良かったです。
物価上昇が止まらず、市場予想より悪い結果になる方向で考えていたので、消費者物価指数の発表前にトレードしていたら、買いポジションを取っていたと思います。
11月10日の消費者物価指数は、前月比が予想0.6%に対して結果0.4%、前年比が予想7.9%に対して、結果7.7%でした。
そこから一気に円高方向に進みましたが、消費者物価指数の結果を見てから乗っても十分利益が取れました。
市場予想より物価上昇ペースが緩んだので、ドル売りで問題ない展開です。
発表を見てから145円で売り143円割れるか割れないか位で決済しました。(緑丸部分)
動きが急すぎることに加えて、物価上昇が緩んだといっても相変わらず物価は上昇しています。
今後も利上げは止まらないため、円安傾向は続くと見ていましたので、一度持ち直しの動きをしたと見えた金曜朝に141.5円辺りで買いを入れています。(黄丸部分)
これについては完全に当てが外れて、青の平行チャネルを割り込んだ140円割れの水準で損切しています。
買いポジションを取った時の方が、ロットを大きく設定していたので結果的に損をするという美味しくないトレードをしてしまった1週間でした。
11月7日週の株価の動きについて振り返りと、11月14日週の予想
日経平均株価の動きについて
11月7日週の日経平均株価は始値27,407円、終値28,263円のプラス855円で取引を終えています。3.12%の大幅上昇です。
2022年3月9日と10月3日時点の安値を繋いで引いた青の平行チャネルを上抜ける展開でした。
3月と6月に頭を抑えられ、8月に下値抵抗のラインになった28,300円に迫ってきました。
インジケーターはMACDが上昇傾向、RSIとストキャスティクスは下落からの上昇傾向で谷型です。
インジケーターを見る限りはまだ上昇しそうです。
ですが、市況を見る限りでは1度くらいは28,300円を上抜ける展開もありそうですが、この辺りでまたレンジ内に戻る下げ展開になりそうです。
11月14日週は27,000円から28,500円のレンジを想定しておきます。
NYダウ平均株価の動きについて
11月7日週のNYダウ平均株価は始値32,501ドル、終値33,747ドルのプラス1246ドル、プラス3.83%でした。
今週は消費者物価指数の発表までは週の始値から33,000ドル近辺を行ったり来たりといった感じでした。
先週は消費者物価指数の結果で市場予想より、物価上昇する結果になって下がると見ていました。30,000ドルから33,000ドルのレンジで、下方向を見ていましたが、消費者物価指数の結果が完全に逆だったので33,000ドルを超えて33,797ドルまで上昇しています。
インジケーターはMACDは上昇傾向、RSIは横ばい、ストキャスティクスは短期は上下落傾向、長期は上昇傾向です。
消費者物価の上昇が収まってきたことで、将来的な金利上昇もピークアウトしていくと市場が予想しているため、株価も堅調に推移しそうです。
重要な指標は11月16日の22時30分発表の小売売上高前月比(予想1.0%)、23時15分発表の鉱工業生産指数前月比(予想0.2%)、11月19日の0時発表の中古住宅販売件数(予想436万件)です。
どの指標も好調であれば、株価にとってプラスに働きますが、予想を大きく下回るとまた物価上昇の恐れから株価下落、金利上昇の動きが起きる可能性があります。
11月14日週は33,000ドルから35,000ドルのレンジを想定しておきます。
ドル円(USD/JPY)の2022年11月14日週の取引方針について
11月7日週のアメリカ10年国債利回りは始値4.161%、11月11日の終値が3.850%でした。
現在の金利が3.75%から4.0%なので金利下限に近い値になっています。
楽観的過ぎる気がしますが、ほとんど需要が無かった債券が買われているのか、物価上昇もピークアウトして、これ以上の金利上昇はかなり限定的になったと見ているのか、4%すら割り込むようになってきました。
連銀総裁がハト派的な発言をしていることも影響していそうです。
金利上限が5%以下になると市場は見ているようです。
金利がピークアウトしたと言っても直ぐに金利を上げないとは言っていませんし、幅を小さくしても確実にインフレが収まってきたことが確認できるまで時間をかけるとFRBが言っていました。
恐らくしばらくは円安傾向は続くはずですが、今の円高がどこまで進むのかが見えません。
円安の進行も急激でしたが、円高に調整する時も急過ぎます。
これまでの経験上無い動きなので予測し辛いんですが、週足チャートで見ると135.8円、134.2円近辺でもみ合う動きをしています。
その上の138.5円辺りで一度調整の動きも見せていますが、下限としては134.2円を見ておこうと思います。
11月14日週は底値がどこかの様子見が増えそうです。
138.5円近辺で反発するようなら買い、割り込むようなら売りで考えておこうと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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