セミリタイア計画最大の課題の1つ
セミリタイアに向けた準備として、セミリタイア後の不動産の購入について検討していることを以前書いていました。
今回また、一歩進捗があったので記事にしていこうと思います。
セミリタイアに向けて家を買うの理由については、前回の記事で書いたとおりですが、購入の決断は早々にはできません。
セミリタイアしない人からすると、「今〇〇歳なので、定年までは社畜生活しているし、今の給料で支払える額はこれくらいだから、このくらい借りられれば家が買えるな。」という計算をして家を購入すると思います。
購入する理由も、「結婚した」とか「子供が生まれた」とかライフイベントに紐づいて購入を決定するのではないでしょうか。
おそロシアのライフイベント買い
私はライフイベントによって、家を買う判断をすることについてはあまり肯定的に考えていません。
理由としては単純にどんなライフイベントが起きようが、「あなたの支払い能力は変わらない」からです。結婚した場合は例外的に配偶者に所得があれば、支払い能力も二馬力になりますが、二馬力になったらなったで、今度は離婚して支払い能力が半分になるリスクも一緒についてきます。
日本では3組に1組が離婚するとも言われているので、無視するには高リスク過ぎます。
住宅ローンを組んで家を購入する場合は、自分の金融資産を大きく超えた物を、「将来的貰える給料」で購入することになるので、病気や失職等々リスクが大きい買い物になります。
住宅ローンも5年、10年くらいなら何とか走り切れるかもしれませんが、通常住宅ローンは20年とか35年で組むことが多いです。
流石に35年後にいくら稼いでいて、支払い能力がどれくらいあるかなんて分かる訳がありません。
セミリタイアする場合は更に35年後どうなっているかなんて分かりません。
社畜より何が起きるか予想がつきません。
購入までに葛藤する流れについて
そんな訳で、セミリタイアを目指している私が家を買おうと考えると、基本的には全額キャッシュで購入するのが、不確定要素をできるだけ少なくできる購入方法です。
とはいえ、ここ数年の不動産価格は高いです。
日経新聞の記事では年収の13倍まで不動産価格が上昇したそうです。
13倍なのは東京だけですが、全国平均でも新築マンションの平均価格が平均年収の何倍かを示す「年収倍率」が、8.41倍にまで上昇しています。
通常住宅ローンは年収の5倍程度が目安になるので、平均的な給料の夫婦では二馬力でも買えませんね。
そんなわけで普通の人は既に買えない水準になっているので、中古物件も最近は値上がりが続いています。
新築は買えないので、中古の需要が上がり中古不動産の価格も上がる状態です。
こうなってくると、全額キャッシュで買うのはセミリタイアを目指していて、普通の人より金融資産が多い私でも、ポンと出すには厳しいものがあります。
そうなると、しょうがないので借りることになりますので、住宅ローンを組むことになるわけです。
私が、セミリタイアに向けて家を買おうと考えたのは、セミリタイア後の暮らしを見越してのものです。
セミリタイア後の暮らしを見越してという話は、詳細は以前の記事に書きましたが、こんな時に「不動産買わなくても良くない?」とも思います。
ですが、家を買うために住宅ローンを組もうと考えると、セミリタイア後では難しいです。
どこの世界に「無職の40代に低金利で金を貸そうという金融機関があるのか。」というわけです。
そのため、住宅ローンを組む前提で考えると、信用がある社畜時代に借りる必要があります。
嫌な話ですが、「買い時を選べない」という状態です。
私の嫌いな「ライフイベント買い」になってしまいますが、普通の人が結婚や出産で買うところを「セミリタイア」で買うということになります。
そんな訳で、セミリタイアまでの後数年の間に決断をする必要があったので、去年から比較的真剣に不動産を探していました。
探す中で良い物件を見つけたので、前回買う決断をするか否かについて悩んでいましたが、結局購入する方向で検討することにしました。
売主に手付金も払ったので、これで完全に買う方向で進むことになります。
どうなるか分かりませんが、何か問題が起きればまた記事にしようと思います。
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