前回当選したIPOの現状について
2021年6月にペルセウスプロテオミクス(4882)とペイロール(4489)がIPO当選してから約半年ぶりにIPOに当選しました。
今回当選したのはネットプロテクションズホールディングス(7383)です。
前回当選したペルセウスプロテオミクス(4882)は上場初日に売却して微益をとりました。
ペイロール(4489)については、何か大きなニュースが無ければホールドするという方針にしていましたが、特に何も大きなニュースが無いのに株価は冴えません。
売上高も営業利益も経常利益も伸びていますが、株価は伸びていません。
やはり業態(給与計算業務)がつまらないのか、全然伸びません。
特に売る理由も無いので、未だにホールドしています。
業態は地味ですが、業績は堅いのでチョイチョイ買い増ししていこうかなと思っています。
ネットプロテクションズホールディングス (7383) について
IPOはとりあえず抽選している会社は全部応募して当たってからどうするか考える方針にしています。
例によってネットプロテクションズホールディングスは全然知らない会社です。
IT系かなと思いますが、目論見書を確認すると国内のBNPL決済サービスを提供している会社とのことです。
BNPL決済サービスって何だろうと思って調べてみましたが、Buy Now, Pay LaterをBNPLと呼ぶようです。
後払い式の決済手段で、支払いはコンビニ等で行う決済サービスを提供している会社のようです。
国内シェアは40%以上でリーディングカンパニーです。
主力サービスは「NP後払い」と言い、年間取扱高は2002年の開始から19年連続で増えています。
2021年3月期は前の期比16%増の3422億円に拡大しています。
NP後払いのサービスが、グループ全体の年間取扱高の約8割を占めており1500万人超が利用しているようです。
私は使っていませんが、女性の利用者が多く男女比の割合で76%も使っています。
商品を確認してから支払いを行えるので、アパレルとかで使っている人が多いようです。
仮条件は1300円から1450円で、公募価格は1450円に決まりました。
上限の価格で決定しましたが、国内募集株式数1,200,000株(売出し10,676,300株)、海外募集株式数が2,800,000株(売出し29,883,700株)で発行株式数がかなり多いです。
財務状況も確認してみます。
決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | 2021年3月 |
売上高(百万円) | 51 | 204 | 180 |
経常利益(百万円) | △19 | △139 | △50 |
当期利益(百万円) | △19 | △139 | △50 |
資本金(百万円) | 100 | 100 | 100 |
純資産額(百万円) | 4,807 | 4,667 | 11,107 |
総資産額(百万円) | 4,891 | 4,909 | 11,190 |
1株当たり当期利益(円) | 60,044.66 | 58.26 | 106.79 |
自己資本比率(%) | 96.52 | 93.31 | 98.49 |
従業員数(名) | 5 | 5 | 7 |
売上高、総資産額は伸びています。
シェアは高く、加盟店も多いです。
従業員が少ないのは持株会社だからで、子会社の方に従業員が150人程度いるようです。
目論見書には加盟店総数76,000店舗と記載されています。従業員数に比べて加盟店数が多い気がします。
加盟店を増やすために営業活動が必要だと思いますが、ネット店舗中心だから営業要員があまり必要ないのかもしれません。
結論
商品を確認してから支払いを行えるというのがメリットであるという特性上、ネット通販で利用するサービスだと思います。
今後もネット通販の市場は拡大を続けていくと思いますが、支払いの際にわざわざコンビニまで行くのは面倒なので、私はクレジットカード払いで良いかなと思います。
クレジットカードも翌月払いなので、商品が届いてから注文したものと違うとか、商品が届かないといった対応をしてもらえるので、わざわざ使わないかなと思うサービスです。
私の感想としては発行株式数の多さと、代替可能なサービスが存在すること、サービス自体が他の代替サービスに比べて特別優れているとも思えなかったので、上場初日に売却する予定です。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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