住宅購入は面倒だ。
以前、掘り出し物の物件があったので住宅ローンの本審査をかけてみた話をしていましたが、周辺の物件価格より大分お得な物件だったので、問い合わせが殺到していたので、競争に負けて結局買えませんでした。
不動産は早い物勝ちのルールなので、社畜しながらだとキツイです。
賃貸物件の内見なら、引っ越す前に何件も内見するので、そこそこ経験がありましたが、購入目的の内見はあまり経験が無かったので、ちょっと新鮮でした。
ちなみに、賃貸住宅ではやることのないこともしてみました。
売主とコミュニケーションを取るというものです。
実際内見しても、特に建物に問題は無かったので、なぜ周辺の物件より安かったのか売主に確認しました。
「子供と同居するので、終活目的で手放したい。」という真っ当な理由でした。
今の不動産市況なら、現金化しないで不動産のままにしておいた方が節税になりそうですが、相続人数が多いから現金にしておきたいのかもしれません。
これで、「隣に住んでいる人が毎日喧嘩していて煩い。」とか、「上に住んでいる人が毎日タップダンスを踊っていて煩い。」とか、「以前の持ち主がこの部屋で死んだんですが、毎日夜になるとどこからか声が聞こえるんですよ。」とか言わなかったので、瑕疵になりそうな理由が無くて、周辺の物件価格より安ければすぐ売れるんだなぁ。と当たり前の感想を持ちました。
住宅購入自体を目的にしないスタイル
物件情報が掲載されてから、比較的早期に動いても買えなかったので、今後もし新しい掘り出し物の物件が出ても購入するのは困難を極めそうです。
私は基本的にケチだと思っていますので、周辺の物件価格より高い物件は買いたくないです。
ですが、最近の不動産情報を見ている限り、最近の都内の物件はかなり強気な価格設定がされていると思います。
中古住宅の在庫数がかなり減っていて、品薄感から「これくらい高くても買う奴は居るだろう。」と思われている気がします。
正直、「築20年以上の物件で、こんな値段に設定したら誰がこの家買うんだろう。」と思う身の程を知らない価格設定をしているケースも多いですが、その後見ているとサイトから表示が消えているので、買っている人がいるのかもしれません。
かと言って新築で購入するのかと言うと、こちらも「こんな値段の家を買ったらセミリタイアすらできない。」という値段です。
1LDKでも5000~6000万円台からとか普通になってきました。
流石に買わんよ。家のために社畜を続けるなんで勘弁してくれといった感じです。
私には、家を買うより仕事をしなくて済む方が重要です。
本審査に向けて書類の準備が、そこそこ面倒だったのでかけた労力を考えると少し勿体なくもなりますが、「家を購入すること。」自体は特に目的ではありません。
家を購入すること自体を目的にしてしまうと、投資家がよくやる「ポジポジ病」のような状態になってしまうからです。
買い時では無いタイミングだけど、投資のポジションを持っておきたいのでついつい買ってしまう。アレです。
あくまで、「セミリタイアする前に住むところを決めておく。」ことが目的です。
住宅を買えなかったら、買えなかったで、今住んでいる所と別の賃貸住宅に引っ越すだけですので、今回買えなかったのは、「この物件は買うな!」とご先祖様から言われたのだと思うことにします。
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