テーパリング開始のニュースで金銀が下落
金と銀の価格が下落しています。
私は長期投資でポートフォリオの1つにコモディティを組み込んでおり金(IAU/GLD)と銀(SLV)のETFを購入しています。
長期投資を行っているので、基本売るつもりはありません。
しかも、金と銀の価格が世界的に価値が無くなるということはまず考えられないため、短期的な下落はむしろ買いタイミングとして考えるくらいで、それ程気にしないようにしています。
ETFの価格推移を確認する。
とは言え、8月に入ってからの金と銀価格の下落は中々強烈です。
6月の下落から持ち直してきたかなという最中の下落なのでちょっと心配になったので確認してみました。
金のETFはGLDかIAUを毎月積立購入していますが、これはGLDのチャートです。
IAUはGLDと同じ動きをしますのでここでは割愛します。
8月4日の始値171.28ドルから8月9日の161.63ドルまでマイナス5.63%の下落中です。
銀のETFはSLVを毎月積立購入しています。
銀は金と比べて更に強烈な下げ方をしています。
8月4日の始値24.02ドルから8月9日の21.59ドルまでマイナス10.12%の下落中です。
日足チャートで確認すると強烈なインパクトですが、もっと長い足でも確認しておきます。
金ETF(GLD)の月足チャートを確認してみると、 2020年4月から8月までの急上昇(4月始値148.20ドルから8月終値の185.43ドル)で記録した25.12%の上昇から下落している最中という形です。
ボリンジャーバンドの中心を下抜けて下落している最中であり、ボリンジャーバンドの下限(145.18ドル近辺)まで下落する可能性がありそうです。
とは言え、現在の161.51ドルからはまだまだ価格に幅があるので、2021年3月の下落時に反発した価格157.13ドルで反発するかが焦点になりそうです。
銀ETF(SLV)の月足チャートを確認してみると、金ETFと同様に2020年4月から8月までの急上昇(4月始値13ドルから8月終値の26.23ドル)で記録した101.73%の上昇から下落している最中という形です。
ボリンジャーバンドの中心が21.14ドル近辺にあり、この価格に近づいているためここで反発するかが焦点になりそうです。割り込むと更に下落して2020年時の価格に近づいて行くと思われます。
ボリンジャーバンドの下限が13.1ドル近辺ですが、流石にここまで急落することはないと思います。
終わりに
金と銀の下落から短期足のチャートと長期足のチャートを確認してみました。
投資方針としては長期投資として行っているので、今と変わらず毎月積立をしていく予定です。
毎月買ってはいますが、買う金額は調整しています。
銀は兎も角、金はもう少し下げていきそうに見えるので今月はIAUの方を買っていこうと思っています。
テーパリングが今年中に開始されるというニュースも出ているので、金、銀もそうですが金利上昇で、債券価格も下がりそうです。
今月は債券も恐る恐る購入していこうと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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