ようやく無料化した。
ネット証券会社は手数料が安いので、私も楽天証券やSBI証券を使用して株取引を行っています。
ですが、国内の株取引の場合は株価がリアルタイム表示されますが、アメリカの株価の場合はお金を払わないとリアルタイムで表示されません。
私はアメリカ株でデイトレードしているわけではないため、指値を使った取引をほとんど行いません。そのため、特にリアルタイム株価の表示が必須という訳ではありません。
ちなみに楽天証券やSBI証券でアメリカ株の株価を確認するとこんな感じの表示になっています。
15分ディレイと記載されています。
リアルタイムから15分遅れの株価が表示されているということで、リアルタイムの株価を見ながら取引するデイトレードの場合はこれでは困ります。
逆にデイトレードでなければそれほど困りません。
成行注文か、刺さったら良いなと言う価格で指値を入れておくだけなので、リアルタイムの株価を見る必要がほぼありません。
私はどうしてもリアルタイムの株価を見たい時や幾らに指値を入れるか検討する際はTrading Viewのチャートを見ているので特に困ったことがありません。
証券会社の板情報を確認しながらリアルタイムで株価を確認したいという場合は、どちらも申し込みが必要ですが、楽天証券では1カ月300円(税込330円)とSBI証券では1カ月500円(税込550円)でリアルタイム株価の表示が可能です。
SBI証券はアメリカ株価のリアルタイム表示を無料化へ
そんな現状300円~500円かかるアメリカ株価のリアルタイム表示ですが、SBI証券では7月1日から無料になるそうです。
ですが、無条件に無料化になるわけでは無く、いくつか条件があるようなのでここに記載します。
達成条件はただ1つ、「インターネット経由の注文で米国株式(米国ETF含む)の売買の約定が1回以上あること。」です。
アメリカ株かETFの積立購入をしていれば、余裕で達成できそうな条件ですが、この条件が適用されない例外的な条件がいくつかあります。
- 米国ETFのNISA口座・ジュニアNISA口座の買付約定
- 買付手数料無料の米国ETF(9銘柄)の買付約定
- 米国株式・ETF定期買付サービスによる約定
どの条件も結構厳しいですね。3つ目の条件は定期買付サービスの利用をしているのにリアルタイムで株価を確認する必要なんてないだろうということだと思います。
特に2つ目の条件が結構厳しいですね。
9銘柄は私も積立購入している優良なETFなので、とりあえず何も考えないでこのETFを買っておいてリアルタイム株価を使用するということができません。
買付手数料無料の9銘柄は以下です。
- VT バンガード トータル ワールド ストックETF
- VOO バンガード S&P 500 ETF
- VTI バンガード トータルストックマーケットETF
- IVV iシェアーズ S&P 500 ETF
- SPY SPDR S&P 500 ETF トラスト
- EPI ウィズダムツリー インド株収益ファンド
- DHS ウィズダムツリー米国株高配当ファンド
- DLN ウィズダムツリー米国大型株配当ファンド
- DGRW ウィズダムツリー米国株クオリティ配当成長
条件の達成で翌営業日から1ヵ月(31日間)有効期限が延長されます。有効期限内に取引を行うと再度の申込不要で米国リアルタイム株価を利用し続けることができるようです。
社畜は昼間は仕事をしているので、デイトレードするなら日本の深夜帯が取引時間になる米国株で行うことになると思います。
その際に特に費用がかからずにリアルタイム株価の表示が使えるようになるのは朗報です。
おそらく楽天証券や他のネット証券会社も同じような条件で追従してくると思いますので、SBI証券に口座を持っていない人も少し待っていればタダでリアルタイム株価が利用できるのではないかと思います。
ですが、こういうのに乗せられて必要以上に取引に前のめりにならないようにした方が良いですよ。
買い時でないときは買わないのが基本だと思いますので、リアルタイム表示を使いたいからアメリカ株を買うと言うのでは本末転倒です。
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