ボーナス半額って・・40万円位になるのかな。
ジャパンディスプレイが経営難から、管理職7割、一般職5割の賞与減額というニュースがありました。
サラリーマンの数少ない楽しみのボーナスの削減幅がエグかったので取り上げてみようと思います。
管理職と一般職など約3000人が対象ということで、ジャパンディスプレイのホームページを確認してみましたが従業員数は連結で8424名いました。
連結だと関連会社が含まれるため、単体を確認してみると約3000名だったので、ジャパンディスプレイという会社の下っ端から経営層まで漏れなくボーナスカットのようです。
従業員数も2016年時は連結で16000人位の従業員が居たのに、5年で半分くらいになってますね。
年収ガイドで確認する限り、ジャパンディスプレイの従業員の平均年齢は44.7歳で、44歳の平均賞与は162万8462円だったので、ボーナスが夏、冬の年2回で半分ずつ支払われると考えると、夏のボーナスの支払いは40万円位になると思われます。
40万円とか普通に支払われてるやんけと文句が出そうな水準ですね。
株価から見たJDI
ジャパンディスプレイという会社は国(産業革新機構)が主導して、ソニー、東芝、日立の液晶部門が統合して誕生した会社です。
お役所の肝入りで出来た会社だったので、上場時は注目して見ていた時期もありますが、この銘柄も今となっては逆ダブルテンバガーの不名誉銘柄なので、今更購入を検討することもありません。
上場した2014年から右肩下がりです。
上場時高値は上場した翌月の2014年4月で836円です。
現在の株価が46円なので7年程度でほぼ0になりました。(マイナス95%下落です。)
ちなみに公募時の価格は900円なので、公募時価格で購入したIPO当選者は更に悲惨です。
流石に上場後購入した人が、この会社の株をずっと握っているとは考え辛いです。
赤字続きで配当も出ないので、持ち続ける価値がありません。
幾ら企業が時間の経過と共に成長する可能性が高いとは言え、ここまで株価が落ち込んでしまうと、ここから浮上することは余程の変革が必要でしょう。
お役所の肝入りで作られた会社なので、倒産はしないかもしれませんが、定期的に国からお金が注入されているので、どちらかと言うとさっさと潰れてくれた方がありがたい会社です。
(2014年に2000億円、2016年に750億円、2017年に1070億円、2018年にも200億円・・・)
2020年にはいちごアセットマネジメントから金融支援を受けています。
ここまでずっとカンフル剤を打たれていても、基本的にずっと赤字垂れ流しの会社です。
いつ解散しようという話が出てきてもおかしく無いので、全く買いに行きたくない会社です。
一部上場企業として残っているのも不思議なくらいです。
不正会計の問題や、石川の工場売却等、見れば見る程ポジティブなニュースが無い会社です。
人件費を削減して大きくなる会社は無いので、今後も浮上は無さそうな気がします。
この会社で働いている人は、この状況でモチベーションを保てるんでしょうか。
私のような不良リーマンはとりあえず投資の種銭(給与と賞与)のために働いている上、後数年稼いだらリタイアしようと考えているので、支払額が減れば作業量も減らしてバランス取ろうとします。
そのため、給料が出ていればとりあえずOKというスタンスです。
ジャパンディスプレイは半分公務員みたいな会社なので、定年まで会社が残ってればOKみたいなスタンスで働いているんでしょうか。
従業員の平均年齢44.7歳なので、リタイアまで60歳でも15年以上、65歳までだと20年以上もあります。粘るには長すぎるので、ちょっと難しいと思いますが・・定年退職できるように幸運を祈るとしか言えません。
終わりに
パナソニックも中小型テレビを中国へ製造委託するというニュースがあったので、日本メーカーのテレビはどんどん消えていくのかもしれません。
そういえば私も日本メーカー製のテレビ使って無いですね。
値段が高くて、不要な機能が多いからだと思いますが、海外製でもリモコンにHULUとかNETFLIXのボタンが付いてますね。これは金貰って付けてるんだと思いますが。
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