サイドFIREはリタイアの新しい形になるか。
近年の資産運用ブームでFIRE(Financial Independence, Retire Early)が流行っています。
私もFIREを目指す社畜の1人ですが、最近は投資だけでFI(経済的な自立)を目指すのではなく、労働を絡めてRE(早期リタイア)を目指すサイドFIREというものが出てきているようです。
サイドFIREは投資等で配当収入を得ることに加えて、フルタイムの仕事ではなくバイトやフリーランス、起業等で労働することを前提としたリタイアの形です。
サイドFIREというと半分程度は労働からの収入で生活費を賄うケースが多いようです。
サイドFIREは見切り発車?
サイドFIREは基本的に若年層向けの早期リタイアだと思います。
実際リタイアブログ等を確認すると、フルタイムの仕事を退職して派遣やバイトして収入を得つつ、投資によって収益や配当を得て生活している20代から30代の方が多く見られます。
サイドFIREしている人たちも出来ることならFIREして働きたくない。
だけど資産状況的に完全にリタイアすることは難しいので、サイドFIREに落ち着いたといった感じに見えます。
〇千万円くらいあればリタイア出来るけど、そんなに我慢できないので見切り発車的に始めている人も多そうです。
そのままフルタイムで働き続けた方が、早期に働かなくて済む状態に近づけると思いますが、若いうちに自由を取ったということなのでしょう。
サイドFIREの定義は結構あいまい
サイドFIREの場合だと、配当益や譲渡益が少なかったとしても残りの必要額を労働で賄っていればサイドFIREを名乗れるのではないでしょうか。
極端な話をすれば、月20万円支出する人が、1万円の配当益と、残りの19万円を働いて貰えるサラリーで賄ってもサイドFIREを名乗れるのではと考えてしまいます。
実際普通にフルタイムで働いてるのにリタイアしていると言い張るブログもあったので、結構言ったもん勝ちな世界に見えます。
個人的には最低10万円は配当益で賄って、残りの10万円は月10日程度働いて残りの20日は遊んで暮らす位がサイドFIREかなと思います。
40代近くなるとサイドFIREはキツイ
私も現在の状況であれば、サイドFIREなら問題なく達成可能な状況だと思います。
ですが、私的にはサイドFIREはシンドイです。
40歳がだんだん近づいてきて、雇われて働くのが年々しんどくなってきています。
セミリタイアブログでも40代から50代以降の方が書いているブログは完全リタイア寄りのセミリタイアをしている人が多いように見えます。
これは私と同様に雇われて働くというのが、シンドイと思っている人が多いのではないでしょうか。
サイドFIREをする際にバイトして残りのお金を賄おうとした場合、他人からアレコレ指摘を受けて働くことになると思います。
バイト先の10代とか20代の先輩バイトに上から指示されて、働くのは中々シンドイのではないかと思います。
そのため、20代から30代の若年の人しか雇われ労働を前提としたサイドFIREをしていないのではと思っています。
たまにコンサルやプログラミング等の専門的な知識で独立してサイドFIREしている人も居ますが、こういう人は労働は嫌いじゃないけど、組織に所属するのは嫌いなんでしょう。
時間も大切だけど、年を取ってくるとプライドも大切になってくるんでしょうか。
1日だけの単発バイトなら、もう会うことはあるまいと面白がれるかもしれませんが、継続的にやるタイプのバイトはできないと思います。
そんなことをする位なら今の職場でFIRE出来るまで働いた方が、給料も高いので近道になると言うのが私の結論です。
時間よりプライドの方が重要になってきているのか・・
これが年を取るということでしょうか。
コメント
40、50代がバイトで採用されることからして難しくなると思うからなあ
dedsさん、コメントありがとうございます。
たしかにあまり40代、50代のバイトって見たことない気がしますね。
採用されないのか、そもそも40代50代でバイトなんてしないのか分かりませんが。