トランプ大統領就任前に156円割れたのが嫌な感じ
先週は円高想定をしており、156円から158円のレンジで動く前提で、157円後半から158円台では売り、156円台では買いの方針としていました。
取引は方針どおり、14日の生産者物価指数(前年比予想3.5%、結果3.3%、先月比予想0.3%、結果0.2%)の発表後、158円にタッチした時に売り、15日の消費者物価指数の発表前に決済しています。(紫丸部分)
消費者物価指数(前月比予想0.4%、結果0.4%、前年比予想2.9%、結果2.9%)の発表後156円にタッチした時に買い、小売売上高の発表前に損切りしています。(青丸部分)
小売売上高(前月比予想0.5%、結果0.4%)の発表後再度156円にタッチした時に買い、17日の設備稼働率(予想77.1%、結果77.6%)、鉱工業生産指数(前月比予想0.4%、結果0.9%)の発表前に損切りしています。(橙丸部分)
結果1勝2敗でしたが、1勝がでかかったので60pips程度のプラスになりました。
2025年1月13日週の10年国債利回りとドル需要について
1月13日週のアメリカ10年国債利回りの動き
アメリカ10年国債利回りは週初4.79%、週末4.62%でした。
最も高かったのが1月15日3時台の4.80%、最も低かったのが1月17日22時台の4.56%です。
先週はチャートの動きと株価軟調の予想から、横ばいからやや上昇を想定していましたが、消費者物価指数の結果を受けて株価が大きく上昇したため、10年国債利回りは下落傾向でした。
MACDはデッドクロスを伴う下落傾向、RSIとストキャスティクスは下落傾向、週末にかけて下げ止まりの動きが見られます。
株価は堅調そうですし、チャート的には下落が続きそうです。
来週は横ばいからやや下落傾向を想定しておこうと思います。
日本国債10年物の利回りは、週初1.19%、週末1.20%でした。
日本の10年国債利回りは、株価の軟調とチャートの動きから横ばいからやや上昇傾向になる想定をしていたので、想定どおりの動きになりました。
株価は38,000円を目指して下がる想定を先週していましたが、17日に38,055円を付けた後は反発して引けています。
株価に関してはMACDを見る限りまだ下がりそうですが、RSIとストキャスティクスを見ると下げ止まりの兆候はあります。
来週早々38,000円を割り込まなければ、38,000円~40,000円のレンジ継続でしょうか。
10年国債利回りのMACDは15日までは上昇傾向、それ以降は下落傾向で引けています。
RSIとストキャスティクスは15日まで上昇傾向、それ以降は下落傾向で週末にかけては横ばいのまま引けています。
株価は反発して週末にかけて下落していくシナリオを想定します。
10年国債利回りのチャート的には下落傾向です。
24日の日銀政策決定会合の利上げを織り込んでいる感はありますが、想定外の0.5%利上げがなければ、1.1%~1.2%のレンジ内で推移するのではないでしょうか。
横ばいからやや下落傾向を想定しておこうと思います。
1月13日週のドルインデックスの動き
ドルインデックスは週初109.64で、週末109.40でした。
最も高かったのが1月13日18時台の110.17、最も低かったのが1月15日22時台の108.60です。
先週のドルインデックスは横ばいからやや上昇傾向を想定していましたが、株価が予想外に堅調に推移したため、やや下落傾向で推移しています。
節目の109.6を境に行ったり来たりという感じで、節目ギリギリの109.4で引けています。
MACDはデッドクロスを伴う緩やかな下落傾向、RSIとストキャスティクスは16日まで下落傾向、それ以降は少し戻して引けています。
チャートを見る限りは下がりそうに見えますが、RSIとストキャスティクスは下げ止まりの動きを見せているので、暫く節目の109.4を挟んだ動きを想定しておこうと思います。
来週は横ばいからやや上昇傾向を想定しておこうと思います。
VIXは週初に高く、週末かけて落ち着いていくという動きになっています。
週初21.18、週末15.96で引けています。
18日の0時台に付けた15.53が最も低く、13日の18時台に付けた22.04が最も高い水準です。
NYダウ平均株価は週初41,860ドル、週末43,487ドル、先週末比プラス1,549ドル、3.69%の大幅反発でした。
先週は株価は軟調気味に推移すると見ていたので、大外しでした。
消費者物価指数が市場予想より小さかったので、インフレ懸念が払しょくされてきたこともあり、株価は堅調に推移しています。
MACDはゴールデンクロスを伴う鋭角の上昇傾向、RSIとストキャスティクスも共に上昇傾向です。
チャートを見る限りでは堅調に推移して、再度青の平行チャネルの下限を目指しそうな動きに見えます。
1月20日週はとうとうトランプ大統領就任なので、いきなりぶち上げてくる可能性は否定できません。
ですが、前回何が起きるんだと言われつつ、トランプ大統領就任後の株価は堅調だったので、今回も堅調な動きを期待したいところです。
チャートの動きと、前回大統領就任時の動きから堅調を想定しておこうと思います。
2025年1月20日週のドル円取引について
1月20日週の10年物国債金利は横ばいからやや下落傾向、ドルインデックスは横ばいからやや上昇傾向で推移する前提で考えていきます。
そこを踏まえてドル円の取引方針を考えていきます。
ドル円を動かしそうな経済指標は、1月20日にトランプ大統領の就任、1月24日に日銀金融政策決定会合、23時45分にPMIの発表があります。
全部重要ですが、一番警戒しているのがトランプ大統領の就任前後ですね。
24日の金融政策決定会合は恐らく0.25%の利上げが行われるでしょう。
結果も市場が織り込み始めているので、それほど波乱がありそうな感じはしません。
ですが、トランプだけは別です。
何言いだすか分からないので、週初は取引を控えたいところです。
MACDはデッドクロスを伴う下落傾向、RSIとストキャスティクスは16日までは下落傾向、それ以降は少し戻して引けています。
先週まで156円から158円のレンジ相場を想定して動いてきましたが、16日に156円を割れて、翌日には155円台も割れる場面がありました。
結局週末にかけて156円を回復していますが、この156円がどこまで下値抵抗として機能してくれるかを見る必要があります。
来週も156円をあっさり下抜け、再度156円回復といった動きをしているようだと、156円は早々に割れそうです。
逆に156円を割れずに動いてくれるようだと、買いに動きやすくなります。
この辺りの見極めをしたいので、156円後半か155円台前半では売りとして、買いは控えようかなと思います。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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