あまり共感はできないFIRE後も働くサイドFIRE民
私はあと189日ほどでFIREする予定ですが、FIRE後は雇われで働かないフルFIREする想定で考えています。
フルFIREにする理由も単純です。
1にも2にも、働きたくないと言うことです。
まずこれが第一です。
とにかく働きたくない。
朝起きて職場に行って、8時間拘束されたくないというのが最初に来ます。
それに最初から労働ありきのサイドFIREする前提で仕事を辞めてしまうと、FIRE前に想定していたより追加でお金が必要になってしまった場合、労働時間を長くすることでしか調整できない状況になってしまうからです。
特に週3日以上のフルタイムで働く前提で、サイドFIREする場合は危険です。
これ以上長時間働く必要に迫られてしまった場合、殆どフルタイムと変わらない時間拘束されてしまうので、サイドFIREの意味を限りなくゼロに近づけてしまうでしょう。
私もサイドFIREで働く余地を残したくないからこそ、今まで嫌々社畜をしてきたという面もあります。
もし仮に渋々働くとしても、何か欲しい物を買うのにお金が欲しいと思った時に、買える分の金額だけ働いて稼ぐというのであればアリだと思いますが、最初っから働きつつサイドFIREするというのは後々のことを考えるとあまり良い選択ではないと思います。
この辺りは「労働」に対する考え方によって人それぞれな面もあると思います。
それほど労働に対して忌避感が無い人であれば、サイドFIREでも良いのかもしれません。
働くのが嫌じゃないなら、そもそもFIREする必要すらありませんが・・・
労働は嫌いじゃないけど、自由時間は増やしたいとかそんな感じなんでしょうね。
気持ちは分かりませんが、何となく言わんとすることは分かります。
サイドFIREで働くにしても様々な選択肢がありますが、今日はサイドFIREの選択肢の1つでもあるフリーランスに関するお話です。
フリーランスという地獄のサイドFIRE
以前サイドFIREする場合、大きく分けて3パターンあると言うお話をしました。
FIRE後にフリーランスで生計を立てると考えるのは、サイドFIREの中でも最悪の選択肢であることをお話したと思います。
収入が安定しない、立場も安定しない、社会的信用は無い、労働時間も安定しない上に長時間働いても買い叩かれて収入が安くなる可能性まであると、社畜より酷いのがフリーランスです。
社畜時代の顧客を引き抜いて、フリーランスになってからも継続的に仕事を回して貰えるとか、特殊な職種でニッチな需要があり継続的に仕事が入ってくるという特殊な状況でない限り、脱サラしてフリーランスになるのは自殺行為に近いでしょう。
もうサイドFIREですらありません。
社畜を辞めてフリーランスになるのはただの脱サラです。
社畜を辞める前に気付けそうな気がする
この脱サラしてフリーランスになった連中が、5年で3倍も社畜に出戻っているというニュースを見ました。
これをFIRE卒業と言うのか疑問ですが、恐らくこの中にはサイドFIREしたと言っていた人も含まれているんでしょうね。
社畜への出戻りが増えた原因も、仕事の需要よりフリーランスの供給が多くて競争が激しいからのようです。
仕事をくれるクライアントが居る訳でもなく、需要があるニッチな仕事でもない。
どこぞのインフルエンサーに唆されて、サイドFIREしてフリーランスで働くことにした人が増えて、結局食えないので社畜に出戻ったってことなんでしょうね。
正直、社畜に戻ったところでフリーランスに必要なスキルは身につかないでしょう。
フリーランスで飯を食うなら、仕事を売り込む営業力と、経理、実際受ける仕事のスキルと多方面の力を付けなければなりません。
通常、ある程度の規模の会社で社畜をする場合は、決まった部門で決まった仕事を分業で行うため、営業なら営業、経理なら経理、IT系の仕事ならIT系の作業だけ担当することになります。
何年働いたところで、すべての力が満遍なく付くことはないと思います。
そもそもそんなにやる気があるなら、FIREなんてしないだろうなとも思います。
だって、そんなに満遍なく色々なことを頑張るなら、普通に惰性で社畜しているより働いてますよね?
そこまでできるなら、FIREしないでそのまま社畜で出世を目指した方が余程良いと思います。
出世してお金が貯まったら、フリーランスなんかしないでFIREすれば良いじゃない?
何でそんなに地獄みたいなフリーランスで働きたいのか、理解に苦しみます。
働く必要がなくて自由なのと、働かなきゃいけないのに自由なのは全く別物ですよ。
自由だったら何でも良いってわけじゃないでしょう。
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