FXの高金利通貨はおつまみ代わり
私はたまに高金利通貨を摘まむことがあるんですが、損失が出てもあまり悔しくないレベルの数量だけ取引することを基本にしています。
高金利通貨は1通貨あたり数円~十数円程度で取引できるので、レバレッジを利かせることができるFXでは自分の資金許容を遥かに超える数量を取引できてしまいます。
所詮は1通貨あたり数円程度なので通常は大きく動くことはありませんが、取引数量が多くなれば当然動く金額も多くなるため、一気にロスカットなんてことになってもおかしくありません。
リスクはあるとはいえ、あまり欲張り過ぎなければスワップ金利も高いので買って持っているだけで毎日チャリンチャリンお金が入ってくるので美味しい通貨ペアでもあります。
トルコ以外は、年単位の超長期で持っていなければリスクはあまり大きくありませんし、取引するのに美味しいタイミングもあります。
今回も美味しくいただけるか試してみましょう。
2023年のメキシコ政策金利の流れ
今回も摘まむ通貨はメキシコペソ円です。
明日8月11日の日本時間4時にメキシコ中銀が政策金利を発表します。
これまでのメキシコの政策金利は以下のようになっています。
この記事を書いている2023年8月9日時点のメキシコの政策金利は11.25%です。
11%を超えた辺りでこれ以上金利を上げるのは厳しいと考えているのか、高止まりです。
これまではアメリカの政策金利の上昇に合わせるように、お隣メキシコの政策金利も上昇してきましたが、11%を超えたあたりから様子が変わってきました。
アメリカドル | メキシコペソ | |
2023年1月 | 4.50% | 10.50% |
2023年2月 | 4.75% ※ | 11.00% ※ |
2023年3月 | 5.00% ※ | 11.25% ※ |
2023年4月 | 5.00% | 11.25% |
2023年5月 | 5.25% ※ | 11.25% ※ |
2023年6月 | 5.25% ※ | 11.25% ※ |
2023年7月 | 5.50% ※ | 11.25% |
アメリカが利上げを行ってもメキシコは利上げを行わないというパターンが2度ほど続いています。
去年はアメリカの利上げに乗っかって、ペソの政策金利の発表前に買っておくと儲かるお手軽相場でした。
アメリカは5月に0.25%の利上げを行っていますが、メキシコは11.25%から利上げを行っていません。
6月はアメリカも利上げを見送ったので、メキシコも政策金利を11.25%で据え置いています。
7月は再度アメリカが0.25%の利上げを行いました。
さて、8月11日メキシコは利上げを行うでしょうか。
メキシコとアメリカのCPIも確認しておく。
市場予想では11.25%で利上げはしない予想になっています。
実際メキシコのインフレ率は落ち着いてきているので、必ずしも利上げをする必要性は薄そうです。
ただまだ5%程度はあるので、まだまだインフレはキツイ状況ではあります。
最後にメキシコペソ円のチャートを確認する。
次は利上げを見送った2023年5月、6月のメキシコペソ円のチャートを確認してみます。
メキシコ政策金利が発表された5月18日(+0.03%)も、5月22日(+0.47%)も共に大きな下落はありませんでした。
うーん・・
悩ましいところですが、買っておいても大ダメージはならないでしょうし、もし利上げがあればサプライズになりそうなので値上がり益が期待できます。
流石にアメリカが利上げしているのに、メキシコが利下げするというネガティブサプライズは無いはずです。
買っても問題なさそうなので、100万ペソほど買っておくことにします。
結果は明日すぐ出るので、明日結果をお伝えします。
私の意見を記載したものですので、実際の投資は自己責任で行ってください。
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