FIREで逃げ切らなくても、失速していくのが普通
私は43歳でFIREしましたが、FIREというのは所謂「逃げ切り型」の生き方だと思います。とりあえず金をかき集めてサッサとおさらばするって感じの生き方です。
若い時は全力で働いて金を稼ぐ。
稼いだ金は投資に回す。
ある程度オッサンになったら働く時間を減らしつつ、副業でもして資産が育つのを待つ。
資産が目標額に到達したら仕事を辞めて、社会から逃亡するといった感じです。
私は逃げ切り型だと思うので、FIREするなら若い時は馬車馬のように働いておいた方が良いと思っているタイプです。
若い時がピークで時間の経過と共に労働にかける労力を減らしていき、あるタイミングで労働から卒業してFIREする。
これはFIREしていなくてもフルタイムで働いていれば、結果的にそうなると思います。
20代から60歳過ぎまで常に全力で働くヤツなんぞ居ません。
20代~30代は長時間働いて、40代以降は徐々に力を抜いていく人が多いはずです。
だからFIREしても、しなくても仕事にかける労力や時間は年を経るごとに減っていく
これが当たり前だと思います。
最近は最初から仕事へ割く労力は程々にして副業に力を入れる人も居ますが、これは将来的に副業を本業にしてサイドFIREする予定なのか、もしくは本業の収入はあくまで保険と割り切っているからでしょう。
定年後に働くのは百歩譲ってOKにしても、フルタイムはねぇわ
FIREするってことは定年の60歳、もしくは年金支給の65歳より手前で会社を辞めるってことになると思いますが、世間的には定年後も働く人と言うのが一定数存在します。

日本では65歳で働いている人の4割がフルタイムで働いているというNewsweekの記事を見ました。
先ほど”当たり前”と言っていた、年を経るごとに労働にかける時間が減っていくという話と逆行します。
FIREまで行かなくても、通常定年後の労働時間はフルタイムより少なくなるのが普通です。
定年後の再雇用で嘱託職員になったり、契約社員になったりする場合でもフルタイムでは働かないというケースが多いはずです。
実際、前の職場でも就業時間を16時までとか、週3日とか4日の契約にしている人が多かったです。
記事内では65歳以上の4人に1人が働いていて、そのうち4割がフルタイムで働いているといった状況のようです。
ということは1割がフルタイムで働いているってことですね。
定年後も働きたいとか言う寝言を言う人は居ますが、それはフルタイムで働きたいってことじゃないと思います。
65歳以上でフルタイムで働くのはキツイでしょう。
だからこの1割の人は働きたくはないけど、フルタイムで働いているって状況なんでしょうね。
記事内でも海外の65歳以上の労働参加率は、アメリカで19.5%、イギリスは12.2%、ドイツは9.6%、フランスは4.8%、スペインは更に低くて3.8%です。
これは労働参加率なので、働いているかどうかって話です。
フルタイムで働いているって話じゃありません。
海外から見たら、65歳過ぎてフルタイムで働くなんてクレイジー以外の何物でもありません。
さぞかし日本人はジジババになっても働いている国に見えることでしょう。
FIREしなくても労働沼から脱出せよ!
Newsweekの記事ではその後、人口当たりの労働量について言及していて日本は効率が悪いって話をしてますが、効率なんかよりも働くことへの肯定感が強すぎることの方が問題だと思います。

以前、高齢者の定義を5年延ばすというのはアホ過ぎんだろという話をしましたが、生涯現役とか、70歳になるまでは高齢者じゃないとか、言葉遊びは意味のない話です。
「元気だったら何歳でも働くのが当然だよね」的な空気を作ろうとするのは良くないですよ。
人生は1度きりと考えた場合、いつまでも働いてる場合じゃないと考えるのが当然です。
1日は24時間しかないのにフルタイムで働くのも意味不明ですし、それが65歳以降も続くなんて悪夢以外の何物でもありません。
FIREしないにしても、労働時間は短いにこしたことはない。
日本社会はできるだけ税金取りたいので、何歳になっても働いて税金払えという方向に誘導してくると思います。
それが生涯現役だの、ウェルビーイングだのといった話になってくるんだと思いますが・・・
そんなことには誤魔化されずに、必要な分だけ稼いでサッサと仕事は辞めるって方向の方が正しいと思います。
そのそも欧州の労働参加率が低いのは高い税金払っている分、高齢になったら働かなくても生活できるだけの福祉があるからです。
高い税金取っておいて、高齢者になっても働く必要があるなんて状況は正に悪夢そのものです。
ホントFIREするにしても、しないにしてもやることは変わらないってことですね。
金貯めて、サッサと逃げろって話です。


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