アノマリーを跳ね返して最高値更新してるのにFIREブームは下火?
9月のアノマリーに有名なものに「9月効果」というものがあります。
9月はアメリカ株価のパフォーマンスが低くなりやすいことから言われているものですが、この記事を書いている9月14日時点では、日経平均株価もNYダウもS&P500も最高値を更新しており好調をキープしています。
2025年も開始当初は関税問題で大荒れでしたが、既に年初の下落分はリカバリーして再度上昇相場に乗っているように見えます。
ただ、相場が好調な割に最近はFIREブームがきていない気がします。
私がFIREしてしまったので、あまり熱心にFIREについて調べていないからかもしれませんが、以前アメリカ株が最高値を更新していた時は、よくFIRE関連の記事を見かけたような気がします。
FIREできそうな人は、ここ数年の好調な相場で粗方FIREしてしまったからなのか、物価高で投資に回すお金が無くてFIREどころじゃないのか分かりません。
今日は下火になった感があるFIREブームの中で、また変な用語を見つけたのでそのお話をしようと思います。
何がリトルなのかリトルFIRE
その言葉は「リトルFIRE」といいます。
リトルの意味だけ取ると、小さいとか幼いとか少ないって意味になりますが、何ですかね?

この言葉はトウシルの記事から見つけました。
定年前にいくら貯めればFIREできるというテーマで記事が書かれており、55歳~60歳でリタイアすることを「リトルFIRE」と定義しているようです。
また何か中途半端な言葉が生まれましたね。
64歳までじゃなくて60歳までなのもポイントですね。
何がリトルなのかと思いましたが、資産額についての定義はありませんでしたので、単純に50代後半から定年前までにFIREすれば、リトルFIRE達成ってことのようです。
定年目前でリタイアするので、それに従って必要資産もそれほど多く準備する必要はないでしょうから、資産額もリトルかもしれませんがそこまで言及されていません。
定年までに退職できるから、少しアーリーってことでリトルFIREということなんでしょうね。
リトルFIREは定年間近になった人が衝動的にする?
リトルFIREの定義は分かりましたが、果たして55歳~60歳までの間にFIREする人はどれくらい居るのでしょうね?
55歳くらいなら分からなくもありません。
役職定年で役職を外れて、仕事がつまらなくなったからFIREしようっていう元部長とかは居そうではあります。
55歳なら年金支給まで残り10年、10年も社畜を続けるのはキツイと思う人は居るでしょう。
ただ、普通の社畜はどうなんでしょうね。
仕事も楽になったし、もうすぐ定年だからとりあえず定年まで給料もらっておこうかなっていう人が多いような気がします。
私は43歳でFIREしましたが、これも定年まで20年以上あるからという理由も大きいです。
先を見るとバカみたいに長いからFIREしたのであって、ゴールが見えていれば「あと少しだし、もうちょっと頑張ってみるか」と思うかもしれません。
50代まで社畜をしていると勤続年数も長くなりますし、年金や退職金もそれなりの金額になっているでしょう。
そう考えると、リトルFIREは前々からFIREしようと思っていた人がやるものっていうよりは、もうすぐ定年だから、年金や退職金を計算してみたら「あれ?もう辞めても何とかなるんじゃね?」という人がやるのかもしれませんね。
FIREを前々から考えていてずっと資産形成してきた人なら、遅くとも50代前半くらいまでにはFIREしているはずです。
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