FIRE民は会社から脱獄した脱獄囚

FIREしたい人は裏でコソコソ暗躍する

FIREしたいという人は、社会にはごまんといると思います。
ですが、その姿はぱっと見では分かりません。
職場の雑談や飲み会等で、「あ～、早く仕事辞めて～」という人はいますが、実際辞めるために行動に移している人はそうそういません。

というより、早く辞めたいという人ほど「お前じゃ無理だ。」という行動をしていることが多いですし、本当に辞めたいと考えているとも思えません。

本当に会社を辞めたい人は、裏でコツコツ積み立てたり、副業したりしているので、外から見ていても分からないと思います。
過度な節約していたら分かるかもしれませんが、マイボトル+自作弁当の人も多いので、節約ぶりでは分からない気がします。

それに今月は幾ら儲かった、FIREまであと何年なんて報告してくる人が職場に居たら一種のホラーですからね。

だからSNSやブログやYotubeで公開している人が居るのだと思います。
職場では言えないけど、ちょっと誰かに言いたいという心理が働くのかもしれません。

FIREは脱獄囚？

FIREしたい人は、要は早く社畜を辞めたいってことだと思います。
何しろ社畜にはゴールが設定されています。
60歳、もしくは65歳になれば定年という形で強制的に辞めさせられますが、そのゴールまで待っちゃいられないからFIREする訳です。

実際、定年まで待てない人はいっぱい居ます。
退職代行で手段を選ばず辞める人も居ますし、もう我慢できんと退職する人も居ます。今よりちょっとはマシな所があるんじゃないかと転職する人もいます。

FIREする人はどちらのパターンとも違います。
青い鳥なんて居ないと思っているので、どこで働いても社畜は社畜だと考えていますし、何の準備もせずに脇目も振らずに辞めることもできません。

辞めても何とか生活できる準備をして、会社から逃走する人とも言えます。
会社という監獄から脱獄する脱獄囚に近いかもしれません。

逃げるなら準備してから逃げた方が良いと思うオッサン

何かFIREするのが良いように言う人も多いですが、何のことはありません。
FIREは刑期が終わる前に脱獄した逃亡者です。
違法ではないので、脱獄しても警察から追われたりはしませんが、合法的な脱獄囚です。

会社で刑務作業（仕事）をしている時は生活の保障をしてくれましたが、脱獄後は誰も生活の保障をしてくれません。
そのため逃走資金を貯めてから、脱獄を試みることになります。

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作家デビューまで貫き通した、15年間の引きこもり。PC、スマホは持たず、ネットとも無縁。鉛筆を手にひたすら原稿用紙に向かう日々。つるまず、群れず、自分を失わず。孤高の芥川賞作家による、反時代的幸福論。

gendai.media

FIREした人は脱獄囚ですが、悪いことをしたから収監されたって訳じゃありません。

一定年齢を超えたらぶち込まれる監獄から逃げたってだけです。
逃げること自体が悪い訳ではありません。
会社がいくら生活を保障してくれたとしても、それでも逃げたいと思う訳ですから、悪い訳がありません。

しかもFIREなんて、1日、2日で出来る物じゃありません。
何年、何十年も準備した上で、それでもまだ逃げたいと思っているのですから、それだけ嫌ってことです。

そんなに嫌だと思っているのに、そこから逃げないなんてあり得ません。
だからFIREした人は、不安定でも辞めたこと自体を後悔することは無いんでしょうね。

この記事では、逃げた後に主体性や能動性を取り戻せと書いて締めています。
その通りではあると思うんですけど・・・
オッサンは1カ月以上もダラダラしているのに、未だに能動的にこれからどうしようか考えていないので、逃亡者失格なのかもしれません。

能動的にダラダラしているのか、もともとの性格でダラダラしているのか良く分からなくなってきました。