お金は無駄遣いしないけど、時間は無駄遣いするオッサン
有給消化に入って12日経ちました。
年末年始休暇や夏季休暇、ゴールデンウイーク等、社畜でも10連休以上取ることは可能ですが、社畜の身だと病欠以外では土日祝日を含めても12連休辺りが限界です。
私も20年以上の長い社畜生活で12連休以上休んだことは稀です。
まる2週間休んだ記憶はなので、今週から未知のエリアに入ります。

こんなに長い間休むのは、学生時代の夏休みや冬休み以来です。
今のところ、これと言って何にもしていませんが、特に時間が勿体ないという感覚はありません。
時間が勿体ないというのは、学生や社畜の感覚ですからね。
8月31日までとか期限が決まっているから「勿体ない」と思うのです。
期限が無ければ特に勿体ないと思うこともありません。
何もしないことが贅沢だと感じているうちに、いっぱい時間を無駄遣いしようと思います。
メインの投資先は仕事です(笑)
私はFIRE前の準備期間中ですが、社畜時代より満足な生活をしています。
超絶ブラック企業で働いてきたわけでもないので、退職後の感覚は「こんなに素晴らしいとは思わなかった」というほど素晴らしい生活でもありません。
社畜を辞めるまで何年も延々とブログでFIREについて考察してきたので、想像を超えるほど良い生活じゃないですね。
「まぁ、こんなもんだろう」って感じで想像を上回ることも下回ることもありません。

そんな中でFIREは本当に豊かなのか?という記事を見ました。
記事ではなぜか1億円ないとFIREできないことにしていて、最終的にFIREするより働いた方が良いんじゃないのというアホみたいな結論で締められています。
40年社畜をすると3~4億円稼げるとかどこの世界線の話をしているか謎の話をしていますが、社畜を定年まで続けたくないからFIREするのであって、FIREしたい人からしたら、仕事がメインの投資先ですなんて結論にはならないのではないでしょうか。
働くよりFIREした方が豊かに決まってるでしょう
記事の内容はともかく、労働が低リスクであることは間違いありません。
ローリスクでローリターンな投資です。
吹けば飛ぶような会社で働いていない限り、働けば給料日に基本給+残業代+その他手当が確実に銀行口座に入金されます。
これは確かに社畜のメリットではあります。
ですが、メリットといえばこれだけです。
働けば貰えるので、ローリスクと言えばローリスクです。
ですが、その代わり投資に比べて圧倒的に長時間拘束されます。
1日8時間、昼食や通勤、準備まで含めれば最低半日は会社に拘束されています。
睡眠時間を8時間とれば、平日は4時間程度しか自分の時間はありません。
そんな生活が40年以上も続きます。
これは果たして豊かと言えるのでしょうか。
人生が豊かか?という点で考えれば豊かとは言えないのではないでしょうか。
一般的な定義で言えば、人生の豊かさは、お金と健康、そして時間的な余裕でもたらされるものだと思います。
社畜ってお金だけじゃない?
朝早く起きるから、健康的な生活っていえば健康的な生活かもしれないけど、残業続きで深夜まで帰れなかったら、睡眠不足になって健康的な生活とは言い難いし、上司や取引先の相手をして多大なストレスを受けて、体に不調がでることもあります。
社畜は健康と時間を捧げて、お金を貰っているに過ぎません。
これって豊かですかね?
FIREすれば好きなだけ健康に気を付けられるし、ちょっと体調が悪ければすぐに病院に行くことができます。
時間は有り余るほどありますし、毎月定期的にお金が得られないだけでそれ以外の部分では社畜より遥かに豊かな生活をしていると言えるのではないでしょうか。
そしてお金もインデックス投資や配当金を貰えば、世界の成長の恩恵を受けられますし、世界でもトップ企業の優秀な社畜たちが、私のために馬車馬のように働いて利益を稼ぎ出してくれます。
ある程度の資産額に達すればお金、健康、時間すべてが揃うのがFIREです。
低資産FIREは働いた方が良いかもしれませんが、基本的にFIREの方が豊かなのは議論する余地もありません。
コメント
nekonabeさん おはようございます。はしQです。そうなんです、資本主義のひずみとして、労働者からの搾取を資本家が手にしているのです。働き方改革なんて労働者寄りの施策のようですが、社畜が本質に気が付くとまずいので、新たなごまかしです。とはいえ、にわか投資家の上前を撥ねるあくどい大金持ち資本家の前では、われわれ小市民投資家も社畜と五十歩百歩ですが・・・。ではまた
はしQさん、コメントありがとうございます。
アメリカよりは日本の方が格差は少ないって言われていますけど、資本主義ですからね。
圧倒的に資本家側の方が有利であることに変わりがありません。
この差は如何ともし難いので、騙したい経営者と騙されたくない社畜の闘いは資本主義が続く限りは無くならないんでしょうね。
こんばんは仙堂です。
引用されているGOETHEの我妻 佳祐氏の文章を読まさせていただきました。
突っ込みたいところが多々ありますが、労働が低リスクハイリターンな投資活動であるというのは賛成です。
FIREって、あくまでも「手段」であって「目的」ではないと考えます。
FI(経済的な自立)することで、投資のために費やす時間以外の時間を自分のしたいことにあてられるということです。
nekonabe さんがこれまで何度も書いておられるように、これからの生活費をねん出できる資産運用計画ができてからFIREするべきで、やみくもに甘い計算でRE(早期退職)しても破綻が待っているというのは自明の理ですね。
仙堂智隆さん、コメントありがとうございます。
私はあんまりハイリターンとは思いませんでした。
時間軸的に長い間働くとリターンが大きいのは分かるんですけど、長期間働くというのがリターンに見合ってないと思います。
圧倒的に長い時間を捧げた割に、貰える額がショボいと思います。
労働がシンドイから早く辞めたいから、低資金FIREになるのも分かります。
リスクが無くてもサッサと辞めたい。
投資を続ける中で得られる不労所得の価値が、労働で得られれるお金の価値を上回るんでしょうね。
この辺りは生き方とか時間の感覚でもあるので個人差が大きそうですが、投資を続けていくとお金の価値が下がって時間の価値が上がるので段々かかる時間に対してリターンが少ないと思うのかもしれません。
生活水準より自由時間を取るのがFIREなんですけどね。経営者がアンチFIREなのは理解できる。
ななしさん、コメントありがとうございます。
経営者からすれば、奴隷に知恵つけられたら困りますからね。
そりゃーしゃーないです。
「誰だ!FIREなんて流行らせた奴は」とか言ってそう。